ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

詩の鑑賞は品格がないとダメよコミュのSWEET FRUIT

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ある小さな村に


ハルとゆう少年と
アキとゆう少年がいました


ハルはすごく貧乏で学校にも行けず毎日働いていました


アキはすごく裕福で頭もよく毎晩パーティーに出掛けていました


でも、二人は親友でした

貧富の差など関係無しに遊んでいました


ある日、ハルは森に木の実などを探しに入りました


森に入るまではすごく晴れてたのに、急に濃い霧が出てきて、ほとんど視界がゼロになりました


不安になりながら歩いていると急に霧が晴れ、ひらけた場所に出ました


その広場の中央には一本の木が立っていて、見たことのない真っ赤なフルーツが成っていました


ハルはなんだか引き寄せられるように木のそばまで行き、気がつくとそのフルーツを一口かじっていました


その後はよく覚えていません


次の日の朝、ベッドで目覚めたハルは何か違和感を感じました、なんとなくいつもと違う感覚でした


何気なく、昔から家にある古い書物を手にとりました


すると、読み書きのできないはずのハルがスラスラと書物を読み上げることが出来ました


突然、隣の部屋が騒がしくなりました。行ってみると、どうやら父親が事業に成功し大金を手に入れたみたいです


ハルは思いました


あれは、幸せのフルーツなんだと…


ハルは家を飛び出しました、うれしくてうれしくて、早くアキに知らせたかったのです


アキの家に着くと
シンと静まり返っていました
窓から中を覗くと家具もなくガランとしていました



後日、アキの家が破産して莫大な借金を抱え夜逃げしたことを知りました

それと、何故かアキが読み書きすらも出来なくなってしまったと風の噂で聞きました


それは、幸せのフルーツなんかではありません

あのフルーツはココロの奥底で息を殺して潜んでいる邪悪な欲望を叶えてくれるフルーツなのです

ハルは自分でも気づかないうちにココロの奥深くに、アキへの嫉妬や憎悪を追いやっていたのです


ハルの願望は叶えられました、しかしハルはちっとも喜べませんでした



でも、ココロの何処かで笑い転げてるハルがいるはずです



HAPPY END!!!!!!!!!!!!!


コメント(4)

すっごく考えさせられるお話ですね〜。深い!
心の奥にある無自覚な感情ってとっても怖くもあり、何かの啓示のようでもあり。
すごいです(それしか言えてなくてすいませんw)
以前、他コミュで拝見させていただいたのとは言葉や言い回しがやさしい感じですが、ヤッパリ胸の奥に秘めたこと、深いものありますねほっとした顔ぴかぴか(新しい)
みなさんコメントありがとうございます。


ティアンファさん

それしか言えてなくて…>

いえいえ、十分ですわーい(嬉しい顔)

感謝です


ヤークン

オレ、いろんな表現するのが好きやけんね指でOK


ナルさん

そんなに読み返してくれたんですかexclamation & question

嬉しいっす

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

詩の鑑賞は品格がないとダメよ 更新情報

詩の鑑賞は品格がないとダメよのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング