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カウンターテナーズ&・・・コミュのソプラニスタ 山梨ディナーショウ

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2月27日

高速バス、東北道から首都高に入ると、それまでの霙が雪に変わって
新宿到着時間はかなり遅れそう。
新宿発特別急行「カイジ」への乗り換えには30分しかない。
“あぶないな?”と思ったので、ちょと面倒だったけれど王子で
バスを降りJRで新宿に向かう。着いたのは13:20分、カイジは
13:30発。危ないところで間に合った。
『雪の甲斐路』はさぞかし風流なことだろうと、一面に広がる
銀世界を心に思い描きながらウトウト。はっと目が覚めてみると
笹子トンネルをちょうど通過したところ、と、あらら、ざんねん、
美しい銀世界どころか黒々とした土の色。峠を越えるとそこは
雪無し景色が広がっていました。

15:00山梨着、駅の周りをちょっと歩いてみたが何もない。
小さなお店でワインを購入し、タクシーでフルーツパーク富士屋
ホテルにむかう。

「今日はこんな天候なんで、景色よう見えんで残念だねぇ」

町中を過ぎ、山にかかって車は斜面を走行、道の左右には
果樹園が広がっている。
運転手さんの朴訥な山梨弁が旅の気分を盛り上げてくれる。


「桃がねぇ、ピンクに色づくんですよ」
「え?」
「桃って、花が咲く前に、こんな天気の時、木が全体にピンクに
染まるんだ。」

霧雨に煙る果樹園の、多分それが桃だろうと思われる辺りを
見ると、あ!確かにピンク!
枝先がほんのりはんなり“桃色”に色づいている。

『花が咲く前の枝を切り取りそれを焼いて灰にして、そこに
布をつける、すると美しいピンクの色が布に染まる、木の
命をいただくのだと思います。』

染織家の志村ふくみさんの随筆の中に、このような一文が
あったのを思い出した。

桃の命が今、この枝に、つぼみに、宿っているのか、だから
木全体が桃色に・・・桃色・・・・桃色・・・・・

ほんのりはんなりした薄紅色、それを「桃色」と名付けて、私たちの
祖先はずっと愛でてきた。
桃の木が初春にこのように薄紅色に色づくところから「春」の兆し
としての「桃」がきっと多くの人々に愛されてきたのだろうと、改めて
そんなことに思いを馳せる運転手さんの言葉でした。

ディナー受付は4時半、それまで少しお時間があるので
3階のゴージャスなツインのお部屋で一休み。
窓から見えるホテル玄関は、煉瓦色で統一されていて
以前猫の表彰式で訪れた事のあるアリゾナのフェニックスの
ホテルによく似ている。

ディナーは5時から始まった。8人テーブルが4卓、3列並んで
ほぼ100名。

季節感溢れる前菜の盛り合わせから始まるコース料理、
器への配慮が感じられて、盛られた食材がよりいっそう美味しさを
増していたように思う。

お食事の最後にコーヒーをいただいて、さて、いよいよコンサート。

会場は、お部屋を改めてお隣のホールに移動。


曲目

1部 (あまりにも素晴らしい声量に、思わずグラスが割れると確信!)

オン ブラ マイフ
アヴェ マリア

日本の叙情歌
  早春賦  (春は名のみの風のさむさや)
  朧月夜  (菜の花畑に入り日うすれ・・・)
  さくら   (森山直太朗作曲)
  荒城の月 (春高楼の花の宴・・)

2部

 グノー 「ロミオとジュリエット」 
 アメイジング グレイス
 ミュージカル「キャッツ」より『メモリー』
 歌に生き 恋に生き
 誰も寝てはならない

アンコール
 (岡本さんが勇気づけられた歌) 
 花


2部での登場は思いがけなくホールの後ろの入り口から。
客席の間を縫うように一人一人の方と握手をしながらの
登場。そして最後に、最前列に座っていらしたご婦人を
ダンスにいざない、Shall we dance?

なんとお洒落な!

ホールはすっかりソプラニスタの掌の内!

思いのままに操られてしまって、でも終わってみたら
なんて素敵な一夜の宴!

よかった!  




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