カウンターテナーズ＆・・・コミュのオペラシティー　ソプラニスタ岡本さん

2年ぶりで、ソプラニスタ　岡本知高さんのコンサートに。
まず1部はオペラ『リナルド』より「私を泣かせてください」。

舞台には伴奏の榎本潤氏がまず登場、曲が始まる、
あら？岡本さんは？と首をかしげて待つと、威風堂々、
伯爵のような純白のコスチュームで登場。
場内は一瞬ハッと息をのんで見守る中、歌が始まった。

第一声で、2年前とは違う！と感じたが、聴くに従って
いやすごい！
強烈なオーラが会場の隅々まで行き渡り、岡本さんの
このオペラシティーコンサートに賭ける熱い思いが一瞬にして
会場の観客の心を虜に。

天に向かってそそり立つ、ムースで固めたトサカヘッドの
てっぺんから、ちょっと強調されたまなじりから、豪華な
お衣装に包まれた豊かな身体から、そして表情豊かな
指先の動きに至るまで、見事な「表現者」のそれ。

以前は長時間聴いているとちょっと疲れるというのが気になっていたが、
もう全然そんな感じは消えて、いくらでも聴いていたい、このオーラに
浸っていたいという思いのみ。

たった2年、でもすごい表現者になった！

感動！
感動！
感動！

かくいうワタクシ、実は11月3日の晩からひどい風邪をひいてしまい、
先週のこのオペラシティーのフィリップ　ジャルスキー氏のリサイタルも
最悪コンディション、必死で咳止めをがばがば飲んで、咳止めドロップを
シコタマ口に含んで拝聴し、その後、仕事で九州まで飛んで10日の
月曜日帰宅したときにはもう息も絶え絶え、その風邪がずっと治らないままに
この岡本さんのコンサートだったのだが、あまりにも素晴らしいソプラニスタの
演奏に度肝を抜かれ、心臓がドッキンドッキン、カッカッカッカと熱も出て、
コンサート終了後のソプラニスタとの握手でもう卒倒寸前！
そうしたら風邪なんてどこかに飛んでいってしまったらしい。

今日日曜日の仕事もとっても好調で、感謝感激。
で、今もまだその熱さめやらぬ状態・・・・・
あぁ～～～、本当によかった！

お写真は、オペラシティーHUB、ここでまずギネス１パイント。
残念ながら広場のX'mas Treeは設置中で未完成、でも妙なオブジェが・・・