ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

カウンターテナーズ&・・・コミュの軽井沢8月祭 1

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

開演を知らせるベル、歌い手さん登場。

暗い下手から、輝く明るいライトの中、舞台中央に。

ふりそそぐ光を全身に浴びて、歌が始まる。

軽井沢8月祭、大賀ホール、CD発売記念リサイタル、
林美智子さん。

メゾソプラノの林さん、本日の演目は
「武満徹SONGS」

「武満徹SONGS」はちょうど昨年の夏、八ヶ岳音楽堂で
米良さんが「米良美一、武満徹を歌う」というタイトルで
演じたばかり。

林さんには申し訳ないが、私たちにはまだその時の感動が
ちょっと手を伸ばせば届く所に残っているため、どうしても
比べながら聴かせていただくことになってしまった。


(2007 八ヶ岳音楽堂にて)
「ぽつねん」
  公園の陽だまりに (この“陽だまりに”を米良さんは“片隅に”と)
  おばあさんひとり
  ぽつねん

『僕まちがえちゃった!』と、あとで米良さんはごめんなさいと、
でも“陽だまり”が“片隅”でも、そんなことだれも気がつかないほど
歌の詞のニュアンスをリアルに表現、今では厄介者になったおばあさん、
目もかすみ間もなく来るであろうお迎えをぽつねんと待ちつつ退屈だから
救急車でも呼ぼうかなと毒づいてみせる、そんなおばあさんを、
米良さんが腰をかがめてよぼよぼした動作をつけながら好演。
個人的には好きな歌ではないが思わず拍手喝采!
最後の「まぁだだよ」が地声なのがまた歌の感興を盛り上げていた。


(2008 大賀ホールにて)
今日、林さんの歌う「ぽつねん」は野平多美氏編曲による。
米良さんの演じたおばあさんが「憎まれっ子世にはばかる」おばあさんなら
林さんの演じるおばあさんはもちょっと上品なおばあちゃまか?

【曲目】
武満徹:恋のかくれんぼ(谷川俊太郎 詞 野平一郎 編曲)
昨日のしみ(谷川俊太郎 詞 野平多美 編曲)
うたうだけ(谷川俊太郎 詞 武満徹 編曲)
見えないこども(谷川俊太郎 詞 野平一郎 編曲)
ぽつねん(谷川俊太郎 詞 野平多美 編曲)
ワルツ(野平一郎 編曲)
○(マル)と△(三角)の歌(武満徹 詞 野平多美 編曲)、
明日ハ晴レカナ、曇リカナ(野平多美 編曲)
雪(瀬木慎一 詞 野平一郎 編曲)
島へ(井沢満 詞 野平多美 編曲)
燃える秋(五木寛之 詞 武満徹 編曲)
さようなら(秋山邦晴 詞 野平多美 編曲)
めぐり逢い(荒木一郎 詞 野平一郎 編曲)


大賀ホール
ソニー株式会社名誉会長である大賀典雄氏寄贈による音楽ホール
五角形の外観が斬新。
ただ、残念なことに音響は歌い手さんにとってあまり優しいとは言えないように
感じられた。






コメント(3)

武満の「SONGS」は、オペラ歌手には向いてないと実感。
特に「ぽつねん」はオペラの発声で朗々と歌うような曲じゃないと思う。
アンコールは、ギター伴奏の「MI・YO・TA」と「小さな空」。
この編曲自体はすばらしいものであった。
遺作「MI・YO・TA」は聴く機会が少ないので、聞けたのは収穫。
「小さな空」は、同じギター伴奏の波多野睦美の名演(「アルフォンシーナと海」に収録)とどうしても比較してしまう。
林は波多野の名演を知らないわけはないと思うが、この曲も美声を「聴かせる」曲では決してない(美声で「歌っては」いけないわけではない)。それほど高い音域ではないこの曲を波多野はなぜ短3度も下げて歌っているのか、その意味を考えてほしいと思う。
このホールは、林も米良も声が割れて聴こえ、歌詞がはっきりとは聞き取れない。
声楽向きのホールではないようだ。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

カウンターテナーズ&・・・ 更新情報

カウンターテナーズ&・・・のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング