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めさのマイミク拡張エリアコミュのだいたい俺の拳は虫も殺せないっつーの。

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 今まで色んな言いがかりをつけられてきたけれど、今回のものが最も酷い。

「めさ君、めちゃめちゃDVなんだって?」

 DVとは、いわゆるドメスティックバイオレンス。
 つまり女性をグーでぶっちゃうとか、そういう反則技を使いこなす奴のことである。

 自慢じゃないが、俺は女の人に勝てないぞ。

 そりゃ子供の頃は兄弟喧嘩で妹と殴りあったりもした。
 でもそんなの、中学に上がる頃には自然になくなった。
 当たり前だけどそれ以降、女の人をぶったことなんてない。
 逆に俺が女子からボコボコにされる始末だ。

 そんな俺が、なんでDV?

 言いがかりをつけてきたのはHさん。
 彼は俺の職場、スナック「スマイル」の常連客だ。

「めさ君は、こう見えて本当に酷い男だよ」

 え、なんで?

「めちゃめちゃDVだからね」

 なにDVって。
 毒々しいヴォーカル?

「またまたそんな、しらばっくれちゃって。めさ君、女の子とか相当殴ってるんだって?」

 なんじゃそりゃ!?
 マジ知らないっすよ!

「めさ君、ここは素直に認めたほうが男らしいって」

 なんでやってもいないことを認めなきゃいけないの!

「あ〜、見苦しくあがいちゃって、みっともないなあ」

 そういうこと言う!?

 誤解を解くことが難しそうでもあったので、俺は開き直ることにした。

「だったら言ってやるよ! 俺ァDVだよ! 泣かせた女の数!? 100から先は覚えてねえよ!」

 Hさんは本当に楽しそうに、ゲラゲラと笑い転げている。

「確かに俺ァ、強え奴には弱えよ! でもな! 俺ァ弱え奴には強えンだよ!」

 Hさんは腹をかかえつつも、「めさ君、右手で殴るの? 左手で殴るの?」などと訊いてくる。

「そんなのワンツーだよ! 連続攻撃だよ! 必殺だよ!」

 ここまで来ると、俺まで楽しくなってくるから不思議だ。

 夜も更け、Hさんが帰宅のために立ち上がる。
 俺は会計を受け取り、おつりを渡す。
 Hさんが顔を近づけ、小声で言ってきた。

「めさ君、さっきは面白おかしく言ってたけど、女の人は殴っちゃ駄目だぞ」

 だからホントはそんなことしてないんだってば!
 だいたい、誰が俺をDVだなんて言ったんですか!

「めさ君の妹」

 あの阿呆か!

 妹よ。
 俺が何をした。

コメント(2)

さすが妹様うれしい顔
兄を陥れるのが上手い指でOK

大丈夫、誰もめささんがEDなんて思ってないっすよ手(パー)
じゃなかったDVでしたねあせあせ

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