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マハラジコミュの#146 It’s All Perception(マハラジ講演の抜粋)

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 ◆ 人々はよく、「西洋思想」だとか「東洋思想」について話します。どうし
てそのように世界を分けてしまうのでしょうか?地球は丸いし、しかもぐるぐる
周っているというのに。



 私は世界共通のことについて話しています。リアルなことは私たちみんな人間
だということです。私たちはいろんな隔たりをつくってしまいます。でもそんな
隔たりはリアルなものではありません。東洋だの西洋だのと言ったものはありま
せん。顔や肌の色を見ないでください。いろんな顔の違いというのは、ちょうど
庭に咲く花のようなものです。もし、花の色がみんな同じ色だったとしたら、そ
れはもう退屈なものになってしまうでしょう。ピンクや緑、赤や黄色、茶色など
いろんな色の花があって、だから庭は本当に美しいものになるのです。



 でも私たちは人の顔を見て、「あの人は違う」と思ってしまいます。東洋は好
きだけど西洋は嫌いという人もいれば、西洋は好きだけど東洋は嫌いというよう
な人もいます。そして、その隔たりは小さくなっていかなくてはいけないのに、
逆にますます大きくなっています。私たちは皆、お互いに助け合うことができま
す。宗教や信条や思想などで分け隔てる必要はありません。伝統に従いたいと思
うのであれば、そうできるようにすればいいのです。人間が必要でまた望んでい
るのは、両腕を曲げて動けるほどの、自由に動くことができる程度のちょっとし
た空間です。



 個人的には、私は、何か分けてしまうことは好きではありません。人は人です
。一人一人です。私たちは人間です。中国製でもアメリカ製の人間でもなく、全
てを創ったあの力によって造られた人間です。生きているという事実そのことだ
けで誇りに思うべきです。つまり人間であるということに。お互いにもっと寛容
になれるような教育がされるべきです。結局のところ、私たちはみんな一つの惑
星に生きているのですから。もし仮に、私たち皆が同じ屋根の下で生活をしてい
るとします。そしたら皆と友達になる必要があるでしょう。そうでしょう。私た
ちは同じ屋根の下に住んでいます。この地球という惑星に。今ここにある惑星、
たった一つの惑星に。



 もし自分が住んでいる家が好きではなかったら、出ていくこともできるかもし
れません。でも一体この地球という惑星以外のどこに出ていくというのでしょう
。火星にですか?でもそこへ行けば、料理されて冷凍されてしまうでしょう。テ
レビの料理番組のように。この惑星こそが私たちが住んでいる家です。出て行く
変わりに、私たちはもっと寛容になることができます。雨は、それがインドの砂
漠に降ろうとアフリカの砂漠に降ろうと雨は雨です。降れば、同じように花が咲
きます。私たちは、それほど違いはありません。一日の終わりには、もう何の違
いもありません。実際違いはないのです。そして本来の私たちというのは悪いも
のではありません。良いものです。本当に良いものなのです。



 ある時、私がある人の家を訪れたときのことですが、冷蔵庫に「スマイル(微
笑を)」というワッペンが貼ってありました。それで、私はその家の人に「どう
してそれを貼っているの?」って聞くと、「だって、それを思い出すのはいいこ
とでしょう」と言うのです。微笑みを思い出すのがいいことですって。だって私
たちは人間でしょう。微笑むのは自然にやっていることでしょう。物事がうまく
いっているときには、もう自動的にそうなっているでしょう。ですからわざわざ
思い出す必要なんかないでしょう。微笑みは自然に出てきます。自分の内側がう
まくいっている時には、自然に微笑んでいます。



 一年中美しい庭が欲しくて、作り物の草や花や木などを買ってきて庭を造る人
がいます。そして、「見て見て。私の庭を。素的でしょう」って。確かに一年中
いつも同じで、草もむしる必要もないし、いいですよね。確かに。でも蝶や蜂は
飛んで来るのでしょうか?花には香りがあるのでしょうか?確かに美しく見える
かも知れませんが、でも本当は自分の庭ではないでしょう。本物の庭でなくても
見た目さえ良ければそれでいいですか?



 リアル(本物)であってください。自分にとって。偽物のファンタジーの中で
生きないでください。何か見せかけで生きていくにはあまりにも短い時間です。
もし本当に飛びたければ、飛んでください。できるのですから。見せかけは必要
ではありません。見せかけの人生はあまり遠くにはいけません。見せかけで生き
ていくのにはあまりに短い時間です。



 若い人の多くは、人生は本当に長く続いていくものだと思っています。でも長
く生きている人に聞いてみてください。どれだけ早く人生が過ぎていくのかを。
それは全く感覚、受け止め方の問題です。小さかった頃のことを覚えていますか
?お父さんやお母さんが車を運転していて、15分もたつともうたまらなかったで
しょう。でも今では、同じ15分でも、「もう着いた」という風になります。全く
感覚の問題です。



 そして残された時間が少なくなってくると、やっと時間の価値というものが少
しは分かってくるようになります。そうなってからでは、決して賢いとは言えな
いのですが。時間の持つ価値に今気がついてください。時間の価値を理解するの
に一番良い方法は、自分ができる限り満たされることです。満たされれば、時間
を越えます。そうなると、自分に何がずうっと与えられてきていたのか、つまり
命という最も素晴らしい贈り物を理解することになるでしょう。◆

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