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39Xコミュの第3回

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はてさて、今週からあるテーマを掲げて、話を進めていくわけですけども。
「あ、そうでしたね」
 そのテーマとは、黒夢デビューの'94年から1年ずつ、その年の出来事などを現在の清春さんがどのように解説し、今と繋げていくか。その作業をすることにより、ありきたりなヒストリー物ではない、斬新な切り口から改めて清春というアーティストの歩いてきた道を検証する企画なのです。
「なるほど」
 よろしいですか?
「はい」
 それでは早速、'94年の出来事からスタートするわけですが、この年、最大の注目だったのは、2月に行われたリレハンメル・オリンピックだったんですよね。
「2月といえば、デビューの月ですね。だけど、まったくリレハンメルのことは記憶にないな」
 ノルディック競技で荻原健司さんが金メダルを獲得したんですけど。
「そうなんだ。でも、やっぱり荻原さんや関係者一同様には申し訳ないっスけど、ぜんぜん記憶にない。しょうがないすよね、それは。自分のことで精一杯でした。これから何とか自分が世に中に出ていくんだということで、何もかもいっぱいいっぱいでしたもん。 とにかく売れたい、どうにか売れたい、なんとしてでも売れたい、みたいなことしか考えてなかったし」
 そりゃ、そうでしょうねえ。
「うん。まあ、音楽どうこうというか、作品のクオリティとか別なところで人として希望と野望がめちゃめちゃ渦巻いていた時期だしね。極端な話になってしまいますが、僕、カッコよければ、楽曲がよかろうが悪かろうが売れると思ってたんですよ。自分がカッコよければ絶対に売れるはずだ、とヘンな自信だけはありましたよね。その証拠に、あの頃、僕はとんでもないことばっかり口にしてましたから」
 どういうこと?
「当時、確かドリカムが200万のセールスを記録したんです。だから、デビューする前、名古屋のライブハウスを常にフルハウスにして、インディーズでは無敵状態だったときに“俺たちは201万枚売る”と言ってましたもんね(笑)」
 それにしても、その根拠はどこから湧き出てきたの?
「う〜ん、根拠のない根拠だなあれは。若さを頼りにした根拠なのかもしれませんねぇ。いやでも、あの頃は何かしらの根拠らしきものはあったんでしょう。とりあえず、名古屋で自分らは1番になれたんだから、きっと東京でもトップを張れると信じてたんです」
 全国制覇も夢じゃない、と?
「ええ。自分の中では、けっこう簡単に成し遂げられると信じてましたね」
(続く)

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