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創作恐怖話〜新感覚恐怖へ〜コミュの【名曲】神田川(かぐや姫)

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※歌詞の意味を歪めているのでそういうのを不快に感じる方は読まないほうが良いです。悪しからず。




 あなたは覚えているかしら。
 それとも、もう忘れてしまったかしら。

 寒い冬の日、私たちはよくお風呂屋さんに行ったわね。あなたは一緒に出ようねって言ったけど、結局私はいつも待たされていたわ。

 そこに二人で行った最後の日、私は貴方の側に行ったの。男女の隔てを越えて貴方の隣りにね。でも貴方は気付かなかったから、石鹸を鳴らしたのよ。カタカタと……ね。

 すると貴方は言った。


『そこに居るのかい……』

 その言葉に対する私の返事は貴方には届かなかったけど、貴方は私の存在を確かに感じ取って、私の体を抱いてくれた。


『………冷たいね。』


 あの頃私は何も怖くはなかった。世の中、何にも怖いことなんか無かったわ。私は強かったもの。

 でも、貴方だけは私を弱くする。頼りたくなってしまう。貴方は優しいから。いつも私に優しくして、
 あの日もまた私に優しくするから……連れていってしまいそうになった。決してそんなことをしてはいけないのに……

 私は怖かった。
 私を弱くする、貴方の優しさだけが唯一……ね。

コメント(5)

歌詞と情景が思い浮かびますね。このチョイスは発想なかったです。
石鹸がなったのはラップ現象…冷や汗
連れていっちゃいませんように!!
こういう捉え方もできますね〜指でOK
優しく切なく良いお話でした涙
ぞわっときました!

神田川大好きだったので、こんな捉え方もできるのかと目から鱗でしたΩÅΩ;!!

この視点は、想像も出来なかったなぁ。

驚き、楽しませてもらい、そして

怖く、切なかったです。

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