シドニー空港からホストファミリーの家までは3時間ぐらいかかった。 EFインターナショナルスクールの職員が僕を含む生徒4人を各ホストファミリーへ送迎し、僕はシドニーの北部で一番遠くで最後だった。 他の3人はアジア人顔だが、日本人なのか中国人なのか全くわからない。 話しかけようにも、まず英語がわからなかったので話しかけることができなかった。僕は助手席に座っていた。沈黙は苦手なので運転手とは少し話した。 「ナイス to ミート you. My ネイム イズ NORIO.This カー is very グット. TOYOTA イズ ベスト カンパニー. My father ヲークス in TOYOTA.・・・」 相手に通じたかどうかはわからない。一応うなずいていてはくれていたけれど、向こうからの問いかけには全く反応ができなかった。