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ザ・ヨーガ・ライフ・ソサエティコミュのわたしの初めてのインド・16

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わたしの初めてのインド・16

ハリオーム! 成瀬です。
スリランカからインドに戻り、しばらくはローナワラに滞在することに。やはりここには、「アナン・ニケータン」があり、前田先生がいらっしゃいます。そのうえ、カイヴァリャダマには井上和俊先生が一年間の留学をされていました。インドをあちこち回って疲れたわたしにとって、ローナワラに戻ってお目にかかった両先生は、なによりも安らぎを与えて下さいました。
わたしの最近のインド旅行は北インドのリシケーシが根拠地のようになっていますが、この最初のインド旅行ではローナワラがたしかに「実家」のようなものでした。


●ボンベイ
11月30日。
マドラスの「ユース・ホステル」の回りは静かで、何もありません。ちょっと不便です。午後の便でボンベイに帰らなくてはならないので、観光に行くこともできません。散歩がてら近所をぶらぶらと歩き、時間をつぶしました。
バスでマドラスの空港に。空港に乗り入れるバスはないので、近くのバス停で降りて歩かなくてはなりません。少し道に迷ってしまったために、時間ギリギリで搭乗手続きを済ませることになりました。ただ、マドラスからボンベイは国内線ですので、面倒な手続きやトラブルはありませんでした。
ボンベイの空港に着いたのは夕方の5時半でしたが、ボンベイにはもう何度も来ているので、戸惑うことはありません。マリンドライブというきれいな海岸線を通って市内へ。
最初「インターナショナル・ゲストハウス」というホテルに行ったのですが満員ということでした。料金の割にはきれいなホテルでしたので、泊まることができず、ちょっと残念です。
次に、「インターナショナル・ゲストハウス」で教えてくれたホテルに行ったのですが、ここも満員でした。仕方がないので、タクシーの運転手の知っているという安ホテルに連れて行ってもらったのですが、信じられないことにここも満員ということでした。
インドのいろいろな都市や町に行きましたが、そのホテルが気に入ったかどうかは別にして、泊まれないということはまずありませんでした。しかし、ボンベイは慢性的にホテルが少ないのか、いつもホテルを探すのに苦労します。
立て続けにホテルを3軒も断られ、ガッカリしていると、親切にもここのホテルの人があちこちに連絡をしてくれ、「スバ・ゲストハウス」というホテルに予約をしてくれました。
「スバ・ゲストハウス」は、あまりきれいとはいえないビルの三階にありました。小さなホテルで、庭もなければベランダもなく、部屋には窓さえもない、日本のビジネスホテルのような造りです。外にある看板を見なければ、表から見ただけではこの建物の中にホテルがあるなんてだれも気が付かないでしょう。
しかし、場所は「タージマハル・ホテル」の近くにあり、インド門にも近く、賑やかな商店街にも近く、ロケーションとしては最高でした。
どうも、お客がイスラーム教徒の人たちばかりなのをみると、きっとこのホテルのオーナーはイスラーム教徒なのでしょう。フロントの人がとても感じよく、シャワーやトイレは共同、食事なしの部屋代だけで一泊54ルピーでした。蒸し暑いボンベイですが、例によって天井には扇風機が付いているので、暑くて寝られないということはありませんでした。
ちなみに、このホテルは数年後、再びインドに来たときも泊まることになります。

ホテル探しに時間が掛かり、「スバ・ゲストハウス」に落ち着いたときにはすでにあたりは暗くなっていました。便利なところにあるので、レストランには事欠きません。中華料理店もあったのですが、夕食は「アリババ」というアラビア料理店に。シークカバブがとてもおいしかった。

12月1日。
狭い部屋なので、朝のヨーガがゆったりとできませんでした。それに、昨日は気が付かなかったのですが、部屋のドアの上の部分が少し開いていて、廊下の話し声が聞こえてくるのです。しかし、アラビア語なのか、ウルドゥー語なのか、何を言っているかまったく分からないのでそれほど気にはなりませんでした。
また改めてホテルを探すのがたいへんなので、今夜もこのホテルに連泊することに。フロントに訊くと、運良く部屋は空いているとのことでした。ついでに、フロントで朝飯を食べられるレストランを聞くと、隣のビルの1階が大きなレストランがあるということでした。観光客用ではなく、地元の人たちが利用するレストランのようです。大きなお店の中にテーブルがびっしりと並んでいます。椅子に腰かけると、隣の人とぶつかってしまうくらい窮屈な間隔で並べられています。しかし、小さなカップに入ったこの店のチャイは、今まで飲んだ中で一番おいしいものでした。個人的な感想ですが、デリーや他のインドの町と比べると、ボンベイで飲んだチャイはどれもおいしかったような気がします。
ちなみに、南インドではコーヒーもよく飲まれていました。そういえば、南インドではコーヒー豆が採れると聞いたことがあります。しかし、コーヒーもチャイのようにミルクと砂糖を入れますので、日本で飲むようなコーヒー味や香りの強いものではありません。面白いことに、なぜかインドではコーヒーのことを「ネスカフェ」と言います。たしか、「ネスカフェ」というのは商品名ではなかったかと思うのですが…? 電車の中でもホームでも、売り子たちはみな「ネスカフェ! ネスカフェ!」と声をかけていました。

クルタとパジャマを作ってもらうことにしました。布地屋や仕立屋は、インドの町ならばどこにでもあります。もっともオーソドックスな白の綿で作ってもらうことに。2時頃にできるとのことなので、それまで暇つぶしに映画を観ることにしました。ボンベイは大都会なので、映画館も地方のものとは違い、とても大きくて立派な建物です。映画は、アジャイたちとガヤの小さな映画館で観て以来です。
ある映画館で「007シリーズ」をやっていました。自分でも、なにもインドに来てまで「007」を観ることもないと思ったのですが、なにしろインドの映画はガヤで懲りていますので、ここはハリウッド映画にしたのです。
映画館の中はガヤの小さな映画館とは異なりとてもきれいで、東京にある映画館とほとんど変わりません。しかし、料金だけは4ルピーと、日本とは比較できないほどの低料金です。
映画の内容も内容なので、ガヤの時のようにお客さんが歓声を上げたり口笛を吹いたりすることもありません。その点は、ガヤのほうがずっと面白かったと思います。
007シリーズの何作目かは分かりませんが、たしか主役のジェームズ・ボンドがワニの背中の上を渡って歩くシーンがあったのを覚えています。

昼飯は、以前前田先生に連れて行ってもらった「アポロ」というレストランに。安くて美味しい店です。前と同じように、チキン・ブリアニを食べました。
午後は市内観光を予定していたのですが、何となく体調が悪くなり、気持ちが乗らず、急遽取り止めに。ときには、こういうこともあります。
頼んであったクルタとパジャマを受け取り、ホテルに帰って寝ることに。

12月2日。


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