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ザ・ヨーガ・ライフ・ソサエティコミュのわたしの初めてのインド・3

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ハリオーム! 成瀬です。
今回は、インドに着いた翌日、11月3日の話です。ローナワラの「アナン・ニケータン」と前田行貴先生とお会いするまでのことを書きたいと思います。

●ローナワラ
ボンベイから約三時間。ローナワラの町は高原にあり、夏の暑いシーズンにはボンベイから避暑に来る人もいます。
ローナワラの駅は素朴で何もない田舎の駅でした。インドの田舎の駅ならばどこもそうですが、改札があってもみんな勝手にホームから線路に降りて駅構内を出入りしています。
めったに電車が来ないので、山羊や牛が駅の中や線路を歩きながら、お客が捨てたバナナの皮やピーナッツの皮などを拾って食べています。
こんな田舎まで来ると、日本人が珍しいのか遠慮のない視線でジロジロ見られます。屋台でチャイなどを飲んでいると物珍しさからか、いつの間にか周りをグルッと囲まれていたということもありました。
中には人の目のまん前に立って、大きな眼で瞬きもせずジーッと見つめる人もいます。初めのうちは、腹が立ったのでこちらもジーッとにらみ返していました。インド人とにらめっこです。
好奇心と珍しさとからで、決して悪気があるわけではないのでしょうが、しばらくして慣れるまではこの視線がとても嫌でした。
集まってきた人たちの中から、「ブータン」「ネパーリー」というささやく声が聞こえてきます。わたしのことを言っているのでしょう。すると、勇気のあるオジサンが周りのインド人を代表するかのように聞いてきました。「ジャパニー? ネパーリー?」と。「ジャパニーズ」と答えると、わたしの腕時計を指して「セイコー?」。リュックを指して「ハウマッチ?」。オジサンはわたしが答えたことを、いちいち周りの人に説明しているようでした。

前田先生の住んでいる「アナン・ニケータン」までは、ここからバスに乗り換えなくてはなりません。鉄道のローナワラ駅からバス・ターミナルまでは、日本でインド人のアショックさんに描いてもらった地図をたよりに歩きました。10分ほど歩いたでしょうか、蒸し暑いのと背負っているリュックが重いのとで、全身から汗が流れ落ちるようでした。
バス・ターミナルといっても、ただの空き地におんぼろバスが2、3台停まっているだけです。空き地の隅に屋根があるだけの待合所があり、中に小さな食堂と売店がありました。売店にはあまり美味しそうには見えないお菓子と一緒に、きれいな女優さんらしい女性が表紙になっている雑誌がほこりを被って売られていました。
「アナン・ニケータン」へ行くにはアンボーナ・ヴィレッジ行きのバスに乗り、1、2、時間かかると聞いていました。事務所のようなところで聞くと、アンボーナ・ヴィレッジ行きは一日に二本しか出ず、次のバスは12時に出るとのこと。時計を見ると、まだ二時間もあります。
何もないところで二時間も時間をつぶすのは退屈ですが、荷物があるのでどこか散歩に行くことも出来ません。

汗をかいたので「リムカ」という炭酸飲料を飲みました。インドではこの「リムカ」や「サムアップ」という炭酸飲料をよく飲みました。今のようにペットボトル入りの飲み水はありませんでしたので、暑いときはチャイよりもこの炭酸飲料のお世話になりました。
小さな屋台で梨のようなリンゴのような果物を売っていたので、試しに買ってみましたが大味でおいしくありません。子どもがそれをじっと見ていたので、残りをあげてしまいました。
インドではよくこういう経験をしました。わたしが何かを食べていると、裸足の子どもがじっとこちらを見ていたりします。お腹がすいているに違いありません。あの大きな目でじっと見られたら、普通の神経を持った日本人だったら、その子の前でそれ以上食べることなどできません。

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