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ふくたん日記集コミュの【政】柳沢大臣の「女性は産む機械」発言(原典名:男性は種まきマシーン)

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■ 原典 ■ (※ マイミクさん以外はアクセスできません)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=332136578&owner_id=1065767


■ 以下 2007年01月30日14:41 作成の日記本文を転載 ■


それ、ふくたんだけでしょう?と思った人に天罰が下りますように!


やなぎさわ君の話である。
ゴールの正面で、右斜め75度にシュートを放った奴ではないよ。
政治家の方である。



柳沢伯夫厚生労働相は、1月27日に島根県松江市で開かれた、
自民党県議の決起集会での講演において、問題発言を行なった。

「これからの年金・福祉・医療の展望について」というタイトルで、
約30分間続いた講演の中では、特に、出生率の低下に言及し、
  「機械って言っちゃ申し訳ないけど」
  「機械って言ってごめんなさいね」
などと、前置きを挟んだ上で、
「15〜50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は
決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」
と述べた。

俗に言う失言の一種であると思うが、
彼の出自や思想から生まれたであろう、この稚拙な表現と、
その後の顛末について考える。

彼は、国土庁長官、金融担当大臣を歴任している。
特に、金融担当大臣時の印象は強く、「銀行は健全で、公的資金の
投入は必要ない」と発言し、経済財政政策担当大臣の竹中と対立した。
これにより、内閣改造時に柳沢が更迭され、竹中が金融担当大臣を
兼務することになった。柳沢は税調会長を務めたこともあり、
増税による財政再建を目指す政治家である。

失言で初めて有名になったかのように言われているが、
「ホワイトカラー・エグゼンプション」推進の首謀者でもある。
残業代不払い・週40時間基準撤廃・非正規雇用の正社員化を除外
などの、強者の論理を労使関係の中に盛り込もうとしている。

東大法学部→大蔵省→衆議院議員当選8回 という
絵に描いたようなエリート街道を走ってきた、71歳のおじいちゃんだ。

*******************************************************

さて、マクロ経済的な視点から言えば、
成人した多くの男性と一部の女性は「労働と納税の機械」であり、
成人した多くの女性と一部の男性は「出産と育児の機械」であり、
老人は「動かなくなったが捨てることのできない骨董品」であり、
子どもは「機械として完成する前の部品や試作品」である。

これは事実である。
レアケース(例:私の祖母が子育てをしていることなど)を
一つ一つ挙げてはキリが無いので、それへの言及は避けておくが、
事実は事実。今回、問題になったのは表現方法である。


表現方法が稚拙であったことは言うまでも無い。
「申し訳ないけど」「ごめんなさいね」と、
自分から謝っているあたりが、さらに寒々しい。
そう思うなら、言わなければ良いものを。
相手が怒ることを想定して、その表現を使うところが幼稚である。

この表現は、出産という行為を尊重する気持ちが全く感じられず、
一つの現象的なものとしての認識しか伝わってこないのが冷たい。

「出産が可能な年齢層の女性の数は決まっている。
この国家にとっては貴重な、産む機能を持っている人の数が
決まっているので、一人の女性がたくさん産み育てられるよう
頑張ってもらうために、社会制度を整えていかねばならない」
と述べれば良かっただけの話なのだ。

また同時に「皆様が将来受け取る年金を確保するためには、
どうしても、子どもの数は一定水準必要なのだ」と、
正直に、国家の窮状を訴えて、同情でも買っておけば良かったのだ。

頭の中で考えていることなど、正直、どうでも良い。
政治家は言葉で評価されてしまうという現実に対して、
全く無防備というところが、与党を支持する私として情けなく思う。


次に、この表現の失敗の背景には、彼の驕りが見え隠れする。
自分は大変知的なので、知的水準の低い人でも理解できるよう、
何とかして比喩表現を駆使していこうという気持ちの空回りが
今回の問題発言に繋がった部分があるだろう。

普段は使い慣れない下世話な表現を、無理に使ったものだから、
なんだか必要以上に曲解されてしまって、ずっと優等生で人生を
歩んできた、このおじいちゃんは、ただただビックリして謝って、
あとは誠意を示す以外に手段が思い浮かばないのである。


また、謝罪の方法も平謝りときている。一番下手な方法だ。
「いやぁー 男も種まきマシーンだっていうのを言い忘れちゃって、
その点、ボクなんか、もうジジィだから、すっかりポンコツで・・・」
と頭でも掻いて笑い飛ばせば、ちょっとは火の手の上がり方も、
穏やかだったのかもしれない。

こうやって、さらに低い位置に自分を置いた人間を、
日本人はなかなか批判できないという民族性がある。
発言をしたところで、日本中のジジィから批判が来るはずも無い。

要するに、自分を卑下する訳でもなく、ただ謝罪を続けるのは、
未だ、自分を高みに置いたまま、上から目線でモノを言っている
という証拠にしかならない。ならば、一回謝罪会見を開き、
それ以降、本件には一切触れない方が、まだマシである。

お笑い感覚と言うのは不謹慎かもしれないが、
とにかく、この手の官僚出身のガチガチエリート代議士は、
このようなピンチに弱い。ウィットさが欠けているのだ。

ツッコミ受けたら上手にボケる。東大では習わなかったのだろうが、
お勉強ばかりしていないで、バラエティ番組でも見たほうが良い。


最後に、他の政治家の反応を見てみる。お粗末な限りであるが。

社民党の左翼おばさん、福島瑞穂は大騒ぎだ。
ご自慢の鼻の穴をこれでもかと広げて、攻撃するのに躍起である。
攻撃目標が定まれば、これでもかと追撃の手を止めないのは、
彼女達が無くそうと声高に叫ぶ、いじめの構図と同じである。

問題は自民党の高市早苗である。彼女も柳沢に抗議したそうだ。
仮にも、内閣を構成する大臣の一人である以上、
表立った動きを取らずに静観するくらいの落ち着きが欲しい。
社民や民主が攻撃してくるのは誰にでも予想できるが、
自民の内部から攻撃の手が伸びるというのは、
安倍への信頼を再び落とすことになるだけである。

国会というのは、政治家同士の思想の問題点を議論する場ではない。
そんなものは、寝る時間を削って、勝手にしてくれれば良い。
今回の発言は、全くの失言であり、その後の対応も下手であるが、
だからといって、国民のための大切な議案を論じる時間を割いて、
出産機械論などを長々と問題にし続けるのは止めて欲しい。


そして、こういう部分が、やはり、小泉は上手だったと、
今さらながらに思うのである。彼なら、どうしただろうか。

「男も種まきマシーンに過ぎないよね」とフォローするのか、
すぐに大臣を更迭して収拾を図るのか、どちらにしても、
国会が不毛な論議で、空転し続けることだけは避けていたはずだ。

彼が何に長けていたかと言うと、
与野党の対立軸を国民誰もが判断できるものに単純化し、
郵政民営化は是か非かというような、わかりやすいもので、
政治を一つのドラマのように演出する、
国民との距離を近づけるイメージ戦略に長けていたのだ。

それが良いか悪いかは、数年、数十年経過した時に、
社会を見て判断するしかないのだが、
そんなに長い時間をかけなくても判ることがある。

安倍は、もうちょっとしっかりしてくれないと困るということと、
そうして国内でバタバタしているうちに、
また、諸外国から日本の国益を狙う魔の手が伸びて、
本来の目的である年金財源の確保が遠くなっていくという
本末転倒な結果に一歩ずつ近づいていくことである。

出産機械論を続けるほど、税金はドブに捨てられていくのだ。

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