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手作リ石けんの安全豆知識。コミュのオプションを苛性ソーダに入れたらどうなるの?

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ら さんからリクエストを頂きまして、ちょっと調べてみました。
とりあえず思いついたものを書いておきますが、その他にも「これはどうなの?」という
ものがありましたら、聞いて下さいませm(_ _)m頑張って調べます。

主にオプションは、トレースが出てから後入れするものですが、稀に「先に入れても良い」とされて
いるものがあります。

例えば、「シルクセリシン」。これは「苛性ソーダ水溶液に入れる」と明記されている所
もあります。
「入れても大丈夫なのかな・・?」そう思いまして、調べてみました。

ご存知のように、シルクセリシンとは、絹から取れる成分です。
絹はセリシンとフィブロインという成分から出来ています。セリシンはフィブロインの
周りを覆うように取り囲み、繊維を構成しています。
ただ、絹の染色やツヤを良くするためにはセリシンは邪魔だったのですね。
それでセリシンだけ取り除いて捨てていたそうです。いわば昔は「ゴミ」であったものです。
しかしこの頃は「お肌に良い」ということがわかりまして、あちこちで重宝されるようになって来ました。

んで・・・このセリシン。
アミノ酸たんぱく質です(^^;)
アミノ酸は、それ自体窒素を持っています。(牛乳にも入っているセリンも33%あります。)
私はやったことが無いのですが、もしかして・・・もしかして・・・。
苛性ソーダにそのまま入れると、アンモニア臭がするかも・・・・。

これも苛性ソーダに入れるのは良くないと思います。分解されて、たんぱく質がバラバラ
になって行きそうです。
オプションとして後入れしたらどうなるのか?
ある程度の分解は避けられないでしょうが、充分トレースが出てからなら効果は期待できるかもしれません。
パウダー状のものでも、また繊維状のものでも、水によく溶ける性質があるので、水に
溶かして、後入れした方が良さそうです。

次に蜂蜜。
成分はブドウ糖、果糖が主なものです。
ブドウ糖はグルコース、果糖はフルクトースと言い、どちらも単糖類です。
単糖類については以前ちょっと触れましたが、「それ以上分解されない糖」ということです。
ただし、フルクトースなどは「塩基性水溶液では異性化によりアルドースに変化・・・・」という記述があります。
単糖として、それ以上は分解されなくても、塩基性(アルカリ性)を示す水溶液(苛性ソーダはその代表ですかね・・・)
では、糖の状態が変化しながら、糖の性質を失わないで残っている、ということになります。
ただし、その他の成分としてアミノ酸が少し、ミネラル分が少し入っています。アミノ酸は
分解され、ミネラル類はイオンとなって水溶液中にありそうです。

苛性ソーダに直接入れるのはどうかな?と思うのですが、以前えさだわさんが書いておられたように、
油に混ぜて苛性ソーダと鹸化させても大丈夫のようです。

さてそれからニガリ。
これはまずいことになりそうです(^^;)

主成分は塩化マグネシウムと塩化カルシウム。カリウムや鉄分も含まれています。
塩化マグネシウムはMgcl2、塩化カルシウムはCacl2、カリウムはK、鉄はFeです。
水溶液中ではイオンとなり、Mg2+、cl−、Ca2+、cl−、K+、Fe2+、
となっております。
このあたり、いわゆる「硬水」と言われる水に含まれる成分がほとんどです。
石鹸は硬水の中では効力を失います。(←泡も立たないし、洗浄力も著しく落ちる。)
ニガリを使うと泡立ちを抑える、という記述を読んだことがありますが、それはこういう
訳ですね。
入れる量によっては「泡の立たない石鹸」が出来そうです(^^;)

いつもいつも書いているので、もう「耳タコ」な状態かもしれませんが(^^;)、
「大丈夫」という確信が無い限り、苛性ソーダにあれこれ入れない方がいいでしょう。
大丈夫なものでも、何かを入れたら、苛性ソーダはそれと反応し、ある程度劣化していくことは覚悟しておいて下さい。

私が今まで入れたことがあるのは、「緑茶」、「野菜ジュース」、「緑の野菜ジュース」
くらいですかね・・・(^^ゞ
緑茶と緑の野菜ジュースに関しては、緑の元、クロロフィルが分解されてしまいますので、
緑茶は「茶色」に、「緑の野菜ジュース」はキャラメル色になりました。
赤い野菜ジュースは「オレンジ色」の石鹸になりました。(赤の色素は分解されないようです。)
効果を期待するのではなく、「色」をつけたい時に使っております。
(ハーブティなども、苛性ソーダに入れてしまえばその効果はほとんど無くなるようです。)
オレンジジュースとか、その他「酸っぱいな・・」と感じるものは、「酸」がちょっと
強いかな?と思いまして使ってはおりませんが、そのくらいの酸なら大丈夫かとも思われます。

コメント(53)

ティセラさんへ。

ありがとうございます(^^)

なぜかこちらではなかなか見つけることができず・・・・(^^;)

あちこち問い合わせしましたが、「ムラサキイモのペーストなら・・。」
というお店が一軒あっただけでしたあせあせ(飛び散る汗)

手に入らないようなら、紫キャベツでやってみます。
あれもpHで色が変わりますもんね♪
【尿素について再び】
以前、苛性ソーダ水溶液に尿素も溶かし込んでいた私ですが(油100gに対し尿素3〜5g)
ここで苛性ソーダ水溶液へ色々投入する事の危険性を知って以来レシピから除外していました。
で、今日気付きました。
ココ最近「肌が疲れているな〜」と思った時に選んでいる石けんって…実は尿素入りの石けん!
レシピ帳を確認しましたがやはり入れている石けんを無意識に選んでいました。
洗い上がりは勿論突っ張らないし肌が柔らかくホッコリするんです。
OPに入れたハーブ類の効果かな?とも思いましたがやはり尿素かな?と。
って、事で一時止めていた尿素配合石けんを復活させてみようと思います手(パー)
勿論、苛性ソーダ水溶液にはいれず、精製水を取り分けておいてトレースが出てから入れます。
レポートしますので出来上がりまで今しばらくおまちください乙女座
えさだわさんへ。

はい(^^)ご報告お待ちしておりますね♪

私は肌が疲れているな〜・・・てな時はどうもシアバター配合に手が伸びる
ようですが・・・。

やっぱり洗い流すものでも、尿素はそれなりの反応があるのかも知れませんね。
もしかしたら、そんな風に短時間に使うのが良い効果を生んでたりして・・??

ご報告、楽しみに待っておりますハート達(複数ハート)
ムラサキイモ石鹸作成状況。


頂いたムラサキイモ粉末を使いまして、石鹸を仕込みました。
え〜・・・扱いがうまくいかず、ダマになってしまいましたが、ま、それはそれで・・・・(^^;)

写真1:今回は粉末を水に溶かしましてOPとして後入れしてみました。これは
その溶かしたものを石鹸タネに落とした瞬間です。周りが緑色に変っているのが
おわかりでしょうか?
「おもしろ〜〜〜い!!」と写真を撮ってみました。

写真2:入れたムラサキイモの粉末を石鹸タネに混ぜ込んだ所です。(ダマになってます^^;)
アルカリが強いので、まっ黄色に・・・・。これから色が変わるのかなあ・・??

写真3:今日カットしました。外側は、褐色のままですが、中がほんのりと
緑色に・・・・。再び「おもしろ〜〜い!!」わーい(嬉しい顔)

これから色が変わって行くのかも??どうなるのかちょっと楽しみです(^^)
さらに続いて・・・・。

せっかくなので、容器に残ったムラサキイモの溶液を、石鹸水に入れてみました。

写真1:ムラサキイモ粉末の溶液。紫です(笑)

写真2:石鹸水に溶かしましたら、薄いブルーに・・・・。
石鹸が出来上がった時には、使うとこんな色の石鹸液になるのかな??
パコさんへ
早速の実験ですねわーい(嬉しい顔)
面白い色の変化ですね〜、見ていて楽しいでするんるん

くぅなさんのコメントを拝見しているとそのままではそのままでは茶色になるのでしょうか?
高温で乾燥させて少しでも早く強アルカリを脱しても駄目ですかねぇ〜??
固まりにくいレシピで一日置いてから混ぜ込んでも駄目なのかしら?
ズブの素人意見ですが・・・

私も早く仕込みたいです!
まだまとまった時間とれなくて・・・
くぅなんさへ。

おお!!私が恐れていたことズバリ!のご指摘です(^^;)
ありがとうございますm(__)m
アントシアニンは、pH3.5以下の領域では安定、それ以上では不安定、
という記述がありましたので、「んん???」と思っておりましたあせあせ

で、イモの成分でんぷんですが、これは糖類に分解されますですね。糖類は、
石鹸に入れますと褐色になります。んな訳で、「褐色の石鹸が出来るかも・・・」
とちびっと思っていたのです。

ただ、アヤムラサキイモから摂取したアントシアニンは、改良を重ねて他の物よ
りも耐光性、耐熱性に優れている、という記述もありましたので、
淡い期待を抱いておりました(^^

ご指摘ありがとうございます。このまま様子を見てみますね。
褐色になってしまったら・・・それはそれで(笑)
糖分は単糖となって残っているはずですから、保湿や泡立ちに良いかも知れません。

青色石鹸に失敗しても、出来上がった石鹸の使い心地を試してみて、
「褐色石鹸、泡立ち良し!」とか「褐色石鹸、保湿良し!」
なんて石鹸にムラサキイモを使ってみたいと思います(爆)

それから、紫キャベツのしぼり汁をpH測定の試薬に・・・とお薦めしたことが
ありますが、ムラサキイモの粉末も同じように試薬として使えますから、
(さらに安定性を高めてあるそうですし)試薬としても使ってみたいと思います(^^)
フェノールフタレインとかでは色が変わらないので面白くないですも
んね。←そんな理由・・・・あせあせ

あ、この石鹸が褐色になった理由は、光ではなく、熱だと思います(^^;)
実は用心して、カットまでは一切光にさらしていないのです・・・・。
ただ、うちは寒いので、保温のために68℃の保温瓶を入れております。
そのために、保温瓶に近い外側のアントシアニンが熱分解されたものと思われます・・・。

やはりこう書くと、石鹸作りって、化学反応ですね(笑)。面白いです。
Cheshireさんへ。

恐らくぅなさんのおっしゃる通りだと思います(^^;)

でも、こんなに面白い素材があるのに、何だかもったいないですよね。
何とか安定を目指すか、別の肌に負担のない試薬でまた試してみたいと思います。

まず、もう少し暖かくなったら、光を遮断して、保温瓶も入れずにもう一度
試してみたいと思います。
「落ちつけよ。」と声をかけながら作ってみます(爆)


くぅなさんへ。

またいろいろ教えて下さいね♪
専門的なお話をして下さる方がいると、とっても心強いです(^^)
化学反応もまた奥が深いですね〜w

くぅなさんへ
さらに細やかなご報告ありがとうございます。
ph9まで落とすのは2日では難しいですね(^^;)
私はオプションにヒアルロン酸を投入しますが2日でph9はないです。
それにしても化学って本当に面白いですね。

パコさんへ
('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*) ウンウン
泡立ちと保湿が良ければ良い石鹸ですよね〜♪

あと、アントシアニンって抗酸化物質なんですよね?
出来上がった石鹸の酸化防止に良さそうでは?
酸化されやすい油を使った時のレシピにいれるとか。
それだけでも価値ありかと思っています。
Cheshireさんへ。

はい、そうなんでありますが・・・・。
「残れば」の話なんですね・・・泣き顔

分解されてしまえば、アントシニアンはなくなってしまいますので、
抗酸化の期待も薄いかと・・・・(^^;)

ただ、うまくいってアントシニアンを残すことができ、青い石鹸を作れれば、
酸化防止にもなりそうかと。つまり一石二鳥かと・・・(^^)

ああ・・・つくづくもったいない素材なんであります・・・・。
くぅなさんが言っておられるように、リバッチしてみるのもテかなあ・・・。
残れば・・・なんですね涙
昨日なんとか時間を作って仕込んでみましたが丸一日現在、上の方のタネを試験紙で計測しましたがph10位です。
もう一日保温(45度設定)してphが落ちるか確認してみますね。

その前に次の石鹸作った方が良いのですが・・・あせあせ
もう少しまともなレシピが出来るまでお待ち下さいませ、パコさん。
くぅなさんへハート
28のコメントの分はもう紫芋入れてみたものです。
まぁきっと同じ結果でしょうが一応やってみたい(基礎を知りたい)のでやってみましたうれしい顔

石鹸タネ、もうヤワヤワの状態ですよ〜
多分タネにピッタリとラップを貼ってあるので水分が蒸発できないのかと思っています。
あと、同じ温度で(40度〜50度)でずっと保温してあるのも何かあるかも・・・
前に廃油で作った時に保温が高ければ固まらなかったので今回試してみています。
その時は部屋に出せばラップをしていても固まりだしました。
今回はラップをしていないものも作ってあるので比べてみたいと思います。
夜、また報告しますね〜わーい(嬉しい顔)
【青い石けん】
手持ちの著書に青い石けんが出ていたので紹介します。
やはりはっきり出す場合は食物以外での着色でした。

画像一枚目(油630gに対し銅クロロフィル0.05g)

画像二枚目(油300gに対し群青0.13gと酸化鉄0.07g)

画像三枚目(油340gに対しカモミールジャーマン精油2ml)   
      カマズレンと言う抗アレルギー成分がアズレンブルーと言われる
      爽やかな青色の石けんに仕上げるんだそうです。
      痒みや過敏になっている肌に効果がありリラックス効果もあるらしい。

※以上、『手作り石けんと化粧品/山本淑子著』より
えさだわさんへ。

ど・・・銅クロロフィル?そして酸化鉄??ちょっと待って下さいね、調べてみます(^^;)

青い石鹸は、私も憧れではあるのですが、色を優先して、石鹸に金属を
入れるのはどうも本末転倒な気がしますです・・・。

実はマイカという色素を使えば、青い石鹸は出来るには出来るのですが、その
マイカも金属が入っていた(確か・・)ので、使いたくなかったのです・・。

量次第では安全かも知れませんが・・・・・。調べてまたご報告します。
私もマイカってのが気になってます。
手作りスキンケアを始めてからコスメもいけるかな?と思ったのですが
そうなるとどうしても着色にはマイカが必要になってくるみたいで
そこまでしたらきっと頭一杯でどれも手薄なままってなると思って(私の性格上)
マイカ自体も気になるところがあったのでやめておいたのです。
なので手作りは化粧水&クリームに止めてコスメはプロ任せにしてますウッシッシ
あまりメイクもしないし。
まずは石けんを極めなきゃ〜〜〜わーい(嬉しい顔)
え〜と・・・銅クロロフィルについて調べてみました。

これは緑色にするための色素ですね。食品添加物にも使用されているので、
まあ、安全と言えば安全だと思いますが、ただ、何故、緑色にするための
銅クロロフィルを入れて青い石鹸が出来るのか・・・??

くぅなさんが書いておられますが、銅イオン(Cu2+)を入れると青くなります。
一方、苛性ソーダはクロロフィルを分解してしまいます。

クロロフィルが分解されて、残された銅イオンが青く着色している・・・??

銅は、ヒトの体には必須の栄養素ですが、それでも過剰摂取すると毒性を示します。許容上限は9mg/日。(ただし、毎日摂取しないこと。)
特に、水生生物には急性毒性、慢性毒性が非常に強く、また、体内に蓄積されて
行きます。(許容摂取量もヒトなどに比べてかなり低いです。)
この銅が蓄積された魚などを食べて、イタイイイタイ病という公害病が発生したことがありますね。

石鹸水として排水するのはどうかなあ・・・??この量なら大丈夫なんでしょうか?
どなたか補足をお願いできたら、と思いますm(__)m

そして酸化鉄は・・・・。ガラスの着色などには青く出る、ということは
わかったのですが、化粧品に使う場合は、暖色系(黄色、赤、黒・・)になる、
という記述しか見つかりません。どうして酸化鉄が青くなるのか・・・?
酸化鉄についても、補足などございましたら、お願いいたしますm(__)m
自然の物で青を出すのは本当に難しい事なのですね。

昨日仕込んだタネですが、ph12に落ちているものの固まってしまいました(^^;)
同一元のタネにはヒアルロン酸を入れたのですがこちらはまだ固まっていません。
温度ではなく中和した事による反応として固まりにくくなっているのかも?
もしくは水分量過多・・・

すみません、あやふやで・・・(^^;)


くぅなさんへ。

補足ありがとうございますm(__)m

やはり、見た目も色も綺麗にしたい、という願望はありますが、それで安全性を
犠牲にしてしまっては何ともならないですね(^^;)

特に、私たちは「製品管理システム」なんてものは持っていない個人のソーパー
ですから、まさに「自己責任」で石鹸を作らねばなりません。
「ま、いっか。」では済まされないことでも、気付かずにやってしまう、という
危険性がありますので、充分に注意したい所です(^^ゞ

金属類を入れる・・・これは「自己責任」では済まされない範疇に入ってくるかも知れませんね。
特に石鹸水として毎日排水するものでありますから・・・。

ところで、化学の先生のさらっと「死ぬよ。」のエピソード、つい笑っちゃいましたわーい(嬉しい顔)
ど〜して科学の先生ってそ〜ゆ〜方が多いのでしょうね。
私もニトロを使って火薬を作る実験の時、「あ、ショックで爆発するからな。」
とさらっと言われてビビりまくりました(^^;)
Cheshire さんへ。

ヒアルロン酸は、「酸」と言われておりますが、実はすごくでっかい糖の鎖です(^^)

ですから、アルカリと中和、ということは無いと思いますが、どうして固まらないのでしょうね・・。
固まらない一番の原因は温度だとは思うのですが・・。そちらの温度だけちょっと
低かった、ということはありませんでしょうか?

水分量も関係あるかも知れませんね・・・。ちょっと多めの量でしたか?
出来れば、いつも同じ石鹸を作るために(これがけっこう難しいのですが)、
レシピにはグラム単位で水やオイル、香料、保温瓶の温度、など、記入して
おくと、失敗した時に原因がつかみやすいですよ♪
パコさんへ
温度は保温庫を使用しているので45度設定にすれば大体その温度前後で保たれます。
なので温度ではないようです。
水分が少なかったものだけが今の所固まっています。
紫芋の件で試したい事があるのでやってみたら上手くいけば報告しますねあせあせ

あと青が出そうなもの色々調べてはみたのですがなかなか安定してと云う物はないのですね。
安定させる為の金属類を直接入れるのではなく食品で含まれるものでは駄目でしょうか?
あとクレイにも金属類入ってますよね?
そのあたりでうまく調整できれば・・・なんて考えているのですが・・・
また違うのかしら・・・(^^;)
Cheshireさんへ。

あれこれ調べられたのですね(^^)
食品に入っているもの・・・私も調べてみたのですが、とにかくアントシアニン
は安定性が悪く、勝手に崩壊してしまいます(笑)
で、食品添加物でも、青いものは結構金属が入っていたりしますので、
強アルカリ下においての使用は製造会社の想定外であるかと思います(^^;)

そのあたりが怖いところであるのですが・・・。

クレイにつきましては、くぅなさんが大変詳しく説明して下さったので、
大丈夫ですね(^^)くぅなさん、ありがとうございました。

ムラサキイモ、いっそのこと酸性下での使用はどうか?と私もちょっと考えて
いることがありますので、またご報告しますね♪


くぅなさんへ。

クレイの説明、ありがとうございました。大変わかりやすく、勉強になりましたm(__)m

で・・・ブルーモンモリロナイトですが・・・あれはブルーになりませんね(爆)
つくづく、自然には「青」という色素は少ないもんだ、と実感しております。

そして、金属、鉱物については私もくぅなさんと同じ意見です。
クレイなどは、昔から使われ、人体に影響の無いことが確認されておりますし、
洗浄力などのメリットがありますから、石鹸に入れますが、ただ「色」のため
だけに安全性として「?」な金属を入れるのはどうかと思っております。
これもあくまで私の意見ですが・・・・。

ただ、安全性の中で許される色であるならば、色も楽しみたいな、と・・(^^;)
青かあ・・・。青、好きなんだけどな(TT)
私が「アントシアニンはアルカリでも結構安定」などと間違った記憶を元に煽ってしまったせいで,皆さん<s>楽しんで</s>苦労されてるようですいません(^^;;;

銅クロロフィル,懐かしいですね。学生時代良く作ってました(^^;

銅クロロフィルは,溶液にするとマグネシウムの入ってる本物のクロロフィルよりも青緑っぽいです。なので,十分濃ければ緑色に見えるのですが,濃度によっては青みがかって見える可能性はあるかと思います。本物を見てないのでわかりませんが,鮮やかな青であれば銅イオン由来,ちょっと緑がかっていれば銅クロロフィル由来と思っても良いかと思いますが,アルカリ条件下で銅クロロフィルがそのまま残っている可能性は低いと思います。

とは言っても,やはり銅が単独で出てきているわけでもないように思います。

クロロフィルというのは輪っかのような構造を持っていて,青や緑の色を持つには,この輪っかの中心に金属を持っている必要があるんです。で,ここに入る金属の種類によって,結びつきの強さが非常に違います。たとえば天然のクロロフィルに入ってるマグネシウムなんてのは光に当たっただけで取れてしまいますが,ニッケルやバナジウムなんかは,植物が化石になって原油となる過程でも外れないくらい強くついています。そして,銅もわりと強く結びつくので,そう簡単には外れません。

また,クロロフィルの環構造事態も非常に頑強で,ちょっとやそっとの酸やアルカリでは壊れません。ではどうなっているのか。

クロロフィルはご存じかもしれませんが水に溶けないので,より水に溶けやすくした銅フェオホーバイドという化合物があるんですが,これを作る時は最後強アルカリ(と言っても,石けん作りで使うアルカリの1/10以下ですが(^^;)中で反応をさせます。こうするとクロロフィルの環構造は残ったまま周りに付いてる側鎖が切れて,目的の銅フェオホーバイドという化合物になります。ですので,今回の場合もこうなっている可能性が高いのではないかと思っています。

でも,正直石けん作りで使うほどの強アルカリ条件下で安定かどうかはよくわかりません(^^; 実験室じゃこんな強い条件で実験しませんから(^^;;;;

ただ,このフェオホーバイドというもの自身がいわゆる「ポルフィリン症」の原因物質だったりとちょっと評判の悪い化合物(食品添加物として認められているくらいなので,そこまで危険というわけじゃないんですが)でもありますので,抵抗のある人はいるかもしれません。

個人的には銅とクロロフィルの環構造の相性は非常に高いので,脱離してる可能性はそんなに高くないんじゃないかなーとか思いつつ,確認する実験を考えてみました。

****ちょっと危ないところもあるので,全員にはお勧めしません。自信のある人だけにしてください。

「溶媒抽出」って言う方法なんですが,銅クロロフィル入りの石けんをなるべくたくさん水に溶かし,フタのできるガラス瓶か何かに入れます。そこにお酢と塩をたっぷり,それに灯油を加えて,良く振ります。振った後,しばらく置いておくと灯油の層と水の層に分かれますが,この時に上の灯油の層が青くなれば銅クロロフィル由来のものが生きてます。紫外線の出るブラックライトとかがあると,暗いところで見れば灯油の層が赤く光るかもしれません。この両方で見えない and/or 水の層が青ければ,青い色の元は水酸化銅の可能性が高いですね。

って,これ家庭でできるかなぁ(^^;;;;;;
>くぅな さん

銅クロロフィル中の銅ってことは,だいたいクロロフィルの分子量が794.5のマグネシウムの原子量が24.3ですから,差し引きだいたい770。銅の原子量が63.5なので銅クロロフィルだと830.5ですか。そうするとせいぜい一桁くらいしか上がらないから,食品として使えるのは5 ppmくらいですか。石けんの着色に使う量とはどうあがいても数桁違いそうですね(^^;

>化学出の者としては、1N以下のNaOHを『強アリカリ』と言われると、激しく違和感が…(笑)
常備する標準試薬は6Nなので…(;^_^A

うわ,すごいなー(^^;>6NのNaOHを常備。

同じ化学とはいえ,分野が違うとやっぱり相当違いますね。
うちの部屋何かだと,0.1M超えると強アルカリ扱いですね。1M超える実験なんて,避けて通りまくってます(^^;;;;;

あと,銅クロロフィリンってのが,銅フェオホーバイドに当たると思うんですが,違ったかしら?クロロフィリンって言うくらいだから,側鎖全部切れちゃってるんでしょうか?(フェオホーバイドは,フィチル基だけ切れてます)

やはり,重金属が入ってくるといろいろ問題がありそうですね。お肌への影響はないかもしれませんが,洗い流したら環境中に放出することになっちゃいますし。やっぱり生分解性のありそうな色素の方がいいんでしょうが……,みんなアルカリで壊れやすそうなのがアレですねえ。フタロシアニンとかなら壊れないんでしょうが(^^;;;;;<水に溶けません
今時間がないのでとりあえず実験報告だけ・・・

生地をある程度の時間温めてph値を下げてから紫芋をヒアルロンで溶いた物を上から流し込みましたが色がまっ茶色になってしまいました。
この方法もだめなようですね。

混ぜ込めばまた違う結果になる気がしません。
NOZAさんへ。

う〜〜〜ん・・・クエン酸は酢酸より酸としては強いので、けん化率は下がる
でしょうね・・・。
ただ、ハイビスカスに含まれている程度のものであるなら、もちろん苛性ソーダ
を中和させる、なんて量にはならないと思いますので、ディスカウント率が少し
上がった状態での石鹸が出来ると思います。

そのまま熟成させて、石鹸としての出来上がりを試してみて下さい。
多分大丈夫だと思いますよ。
オプションは後入れで・・・なんてよく書いてますが、「後入れする意味があるのか?」とどっかで突っ込まれてましたので(^^;)、ちょっと言い訳(?)など・・・。

苛性ソーダに直接入れるのと、トレースが出てから入れるのとではどう違うのか?
「同じことでしょ。」というご意見の方がいらっしゃったのですが・・。

けっこう違うんですよ、これ。

苛性ソーダに直接入れる、ってことはもろに苛性ソーダの影響を受ける、ということです。
トレースが出てから入れる、ということは、とりあえず油との反応も始まり、また、油の分子が苛性ソーダ分子を包みこむことによって、アルカリ度もどんどん下がり始め、苛性ソーダの影響はけっこう受けにくい状況下になる訳です。

実験されたい方は、クロロフィルの入った緑のものを使ってみて下さい。
苛性ソーダに直接入れますと、クロロフィルはあっという間に分解され、緑色は無くなってしまいます。
後入れしたものは、緑色がけっこう残ってくれます。
その後熟成に入りますと、それなりに影響を受け、薄くはなって参りますが、それでも緑が残るものは残ります。

これだけを見ても、「後入れする方が影響されにくい。」と言えると思うんですが・・。
私は苛性ソーダの影響を避けたいものは、後入れしております。

まあ、「絶対に影響を受けない」とは言えないんですが、せめてちょっとでも影響を受けない方がいい、というものは後入れがいいと思うんですね(^^ゞ

何がどのくらい壊れて行くか、という実験になると、ちょっと家庭では無理っぽいので、クロロフィルみたいな簡単なわかりやすいものでの実験しか思いつきませんでしたが・・・・。
パコさん
くぅなさん

>これだけを見ても、「後入れする方が影響されにくい。」と言えると思うんですが・・。

>後入れオプション、有効だと思いますよー

私もこれに一票。(笑)。
ハーブティーなどは結構最初から精製水に置換して使用することが多いのですが、
油脂と苛性ソーダ溶液がある程度混ざってからその効能を期待するオプションを
追加するのが比較的多いです。(笑) 少量であれば、トレース後。(笑)

しかし、初めて苛性ソーダにオプションを入れたときの臭いは、衝撃でしたね〜。
(遠い目(笑))

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