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ピンクマ家物語コミュのPart18 「テレビ」

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連続してアップします♪ ホントは毎日一話アップしたいんですが、こうやってたまにブランクあいたりした時は連続してアップするのでどうぞおゆるしを〜><
でも疑問に思ったことが一つ。
こうやって連続でアップされると読むほうは大変なのでは・・?
そんなそこまで短くもないし・・・

これをはじめて見て今日からPart1から読む人はどうぞごゆっくりお読みくださいww やっぱ長いので><
それでも一気に読んでくれる人がチラホラいてくれるのはホント、本当にうれしいです!!

そんなこんなで皆さんこれからもどうぞよろしくです♪





Part18 〜「テレビ」〜


「夏」

それは覚えている。


その日、兄弟四人は夜遅くリビングにてワイワイ騒いでいる
母はベッドで姫や姐御とゴロゴロしている
楽しそうだ。

ふと耳を澄ますと外から祭りの音が聞こえてくる



ピ「お、外でお祭りやってんじゃん」

四「お、行く?♪」

ピ「行こうぜ!皆行く?」

兄・三『いや、だりぃーからいいや』


ウチの四兄弟は性格もモチロン結構バラバラではあるが
どちらかと言えば自分だけ皆とかなり違う感じ。
皆おっとりしててモノ静かなのに自分だけはっちゃけているから。

兄とオレは正反対の性格、価値観、考え方をする
だがたまに一つ二つくらい全く同じ考えのものもあり、正反対だからなのか逆に仲が良い。
オレと三男はあまり性格も似ていないが毒舌な三男に対し、それに対して毎回必ず反応して笑い合うので何かと仲が良い
オレと四男はある意味性格が似ている。

三男と四男はまるで双子の如く仲が良い。性格も似ているっちゃ似ているがやはり違うんだろうな

四男と兄は仲が良い、兄と三男も仲が良い

基本的に皆が皆仲が良いのだが、時折二つに考えが分かれる

その時の別れ方として

「兄と三男」

「次男と四男」

こうなる。

喧嘩はしないが意見がわかれる




ピ「えー祭りいこうぜー」


この時もまさにそれだった


兄「行くなら行ってもいいが、とりあえず着替えるのもだるいし、僕はいかない」

三「右に同じ。行くならコンビニに行ってアイスでも買ってきたほうがいいや」


四「いや、祭りでアイス食おうよ!」
ピ「楽しそうじゃーん」

兄・三「だりぃーよぉー」
ピ・四「いこうよぉ〜」



母「行くならチコリンの散歩もついでに行ってきてくれる?」

別に散歩に行くのはダルくない。ただ祭りに行きたいのに散歩に行くのがだるい



兄・ピ・三・四「さて、何して遊ぼうか?」



急に意見が重なる


ピ「少しでも祭り気分味わうためにさ、ベランダで花火でもしねぇ?」

四「ロケット?」

ピ「当たり前w」

四「いーじゃーん♪」


兄・三『よくねぇよwwww』








その時






姉御「・・・ぅ〜・・わんッ」

チコちゃんが小さく吠える



母「ロケットはやめなさいだってぇ〜」



そう言いながら姐御を抱っこしてゴロゴロする
ちょっと困った様子の姐御


兄「いや、花火自体ダメだろ・・・」


姫「くぅ〜・・」

今度はリンだ。



どした?何怖がってるんだよ?


小さな声を出しながら母の足元まで逃げ込み、足の裏に身を隠す

全身は隠れないがある程度隠れる



それを心配して姐御が姫に近づきじっと見つめる







嫌な予感がする








その瞬間、目の前にあるテレビに何かが映ったような気がしてテレビのほうを向く
四男もほぼオレと同時にテレビを見る


テレビに集中しているオレ達を見てすぐにテレビを見る三男

気になってゆっくりとテレビを見る兄貴


そしてまだ普通にゴロゴロしている母。




テレビの画面は真っ暗だ

つけてないから


気のせいか・・?何かが映ったような気が・・・











だが急にテレビがつく


一瞬ビックリする
だがちょっとビックリしただけ
すぐに呆れた感じに声を出す




兄・ピ・三・四『リモコンもってるの誰?』




皆が同時に尋ねる
誰かがつけたのだろうと勘違いしてそう尋ねた



同時に尋ねてすぐ気付く



ピ・三「ヤヴァクね・・・??」



二人はすぐ霊的なものと判断


兄貴が立ちあがり、リモコンを探す。机の上にて発見
リモコンを持ち、赤いボタンを押す
ON/OFFのボタンだ

だが消えない

いくら押しても消えない

それを下から見ているオレ達は不安になってくる



ピ・三「どうする・・??」

二人は同時にお互いの顔を見て尋ね合う

テレビがこんな風になるのは初めてだ


四男は黙ったままテレビの電源を切る
何度押そうがやはりテレビは消えない


物凄いスピードでチャンネルが変わり続ける





兄「故障、か。」



冷静に一言そう言う


母「故障なの〜? 困ったわねぇー・・・」



母は未だゴロゴロしながらそういった。

この二人を見ていると「幽霊とかそういう系ではないのか・・??」そう思ってしまう。





                  だが異変が起こり


                      場の空気が一変する









テレビのチャンネルが猛烈なスピードで変わる中、何かが微かに移っているのが見える
徐々に鮮明になりだす「それ」にいち早く気づいたのはやはりオレと三男


     ピ・三「なんだよこれ・・???」


四男はそれをじっと見つめているが、やはりなんなのかわからないため特に反応もしていない



母「まぁ大丈夫よぉ〜♪ すぐ直るわ〜☆」


さっきまで困っていた母は安心しきった顔をして立ちあがり、台所へと向かう





大丈夫?? これが??





画面がパッと変わり、固定される


人だ



人が映っている


人が映っているだけなら大したことはない。テレビなんだから


一番オカシイのはその背景だ。


オレと三男と四男が凍りつき、言葉を失う



見覚えのある背景

あの鏡・・
あのドア
あの靴
あの絵
あの薄暗い感じ





確実にウチの廊下だ





四「えっと〜・・これって明らかにウチじゃない?」

苦笑いしながら困った様子で四男は言った。



三「ちょ!!マジこれはないって!!   ・・・ち、 ちこ〜ッちこ〜♪」

三男はすぐ立ち上がり、辺りを見渡したら姉御が目に入り、すぐに姐御の元へ行きじゃれ合う




・・・コイツ現実逃避しやがった・・・


するとすぐ四男も立ち上がる


四「・・・リンもあそぶかぁ〜?(苦笑)」


先にとられてしまった・・・出遅れた


その人は徐々に徐々に近づいてくる
画面が徐々にその人で埋まってゆく


兄「やっぱ夏だとこういう番組多いよなぁ」

番組!? 確実に違うだろ!!


オレは立ちあがることもせず、テレビの前に座ったまま


「何が起こるのか」を見ていた


もしかしたら笑い話になるかもしれないと思いながら






三「うわぁーまだいんのかよぉ〜 ちこぉ〜遊ぶぞー」

こっちをチラッと確認してからすぐに姐御の元へと戻る三男

・・・すると四男が隣に座る


ピ「・・リンはどした?」
四「なんか遊びたくないみたい・・・」

怯えているのか、固まっている姫様


四男は残念そうな顔をしている
することがなくなり、とりあえず何が起こるのか一緒に見ることにしたらしい。






そしてやっと画面がその人でほぼ埋まる



その時、口が見えて動いていることに気付く
何か喋っているのか・・??

髪は長くボロボロで、顔がほとんど隠れているから目などは見えない
女性なのは確かだ



兄「ってか番組で見せる霊って毎回なんでボロボロなんだろうねぇー」

やはりまだ番組というのか・・
・・?

てかその発言、ボロボロじゃない霊を見たことがあるように聞こえたのはオレだけか・・・?















『ぃあああ・・・うぅあああああああああッッ!!!!!』


  なんだ!!??


一瞬悲鳴のような声がしたかと思ったら


画面から「ソレ」は

ふっと消える





そして画面は真っ暗に戻る




三「・・・今のなに?」

三男が姉御を抱っこしたままこっちに尋ねる
姉御の胸のあたりをもっているため
足がぶらーんぶらんしている

全く抵抗しない姐御。
チラっと三男の顔を見上げ、早くおりたそうな感じの姐御
それに気づき、そっと床に下ろすとピョンっとベッドに上り、姫様のとこへいく。

兄貴に「マジヌイグルミだよな」と言われるのがよくわかる
抵抗しなさすぎ




ピ「わからん・・」
四「いきなりだったから・・・」

言葉を探すが何も見つからない
なんて言えばいいのかがわからない二人


兄「マジ今のうるせぇww」

兄貴はいたって冷静だ。


ピ「今の叫び声さ、」

言おうと思ったが言っていいのかちょっと悩む

だが沈黙もせず

三男が口を開く



三「テレビじゃないほうから・・聴こえたような・・・」


そう。明らかに廊下のほうから聞こえた

オレ達は廊下のほうを向く


すると廊下の前に







母さんが立っている

母さんは笑顔で振り向き一言こう言った







母「ホラ♪ 大丈夫だったでしょ?」












以上でPart18終わりです☆

結局なんだったのかまたわからず・・というかわかるやつのほうが少ないんですがねww
母さんは途中かそれとも実ははじめから気付いていたのか・・とりあえずそんなに心配している様子は確かになかった
ただ「壊れたかも」という兄の発言に対して不満そうだったが、実際もし壊れたりしていたら母さんはもっと困ってゴロゴロなんかもしたりしない。
最初から大丈夫だとわかっていたのだろう。

結局母さんが追い払ったらしいが・・追い払わなきゃいけないようなものだったというのは確かだ。

兄は結局
「お、普通テレビ使えるじゃん。テレビ直ってよかったよかった。」
なんて言っていた
兄貴曰く、チャンネルがバンバン変わったり、いきなりついたりしたのもそれはテレビ局かどっかが怖がらせるために全ての家で一斉にやったんだとさ。
チャンネルが変わっているように見えたのは「そういう映像を見せていた」と。

んなアホな・・・

このあと結局四男とオレは祭りに行きたいと言い続けていたがやはり出かけようとしない兄と三男。
結局家でみんなしてまったりしてましたわ。


今回はセリフが多く、ホント長い文章になってしまった・・・
ま、一人で体験するときと、兄弟と一緒の時では全然違うってことですね。

あれはあのままにしていたらいったいどうなったのやら・・・
今もちょっとは気になるな・・・



はい、いじょッッ!!

コメント(2)

>ぷーさん

んまぁ兄貴最強で最高ですからうれしい顔(笑)

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