座・一座（旧山﨑千惠子一座）コミュの代表のつぶやき

早いもので、７月になりました。

さて、最近、韓流ドラマにはまっています。

「成均館スキャンダル」。

あくまでも個人の感想ですが、非常に面白い、です。

時代劇です。イ・サン王朝のお話しです。

歴史的な事はともかく、脚本も演出も俳優陣も見事に一つの目的に向かって、作品に取り組んでいる姿勢が伺えます。

それは、面白い物を作る。実はこの「面白い」が曲者でして、我が国ではゲラゲラ笑える、または主役のイケメンやヒロインが物凄く格好良い、または可哀そう、または頑張って役者の仕事をしている・・・などが「面白い」に当たるようです。

「成均館スキャンダル」では、話しの展開のワクワク感だけではなく、論語や時代体制についての教養、問題の解決能力、若者を信じる大人たちの期待と苦悩・・・などがそれに当たるようです。

唐突なようですが、私は国における文化認識の違いを実感しました。

例えば韓国には、ドラマやお芝居に関して一定の文化レベルがあって、国民こぞってそのレベルを維持、もしくは高めることに情熱を燃やすのではないか？　

もちろん私の数少ない韓国ドラマの本数を持ってすべてを言いつくせないですし、見ていて不愉快な作品（ふざけるな！）もある事を承知していますが、現在の日本のドラマはその「ふざけるな！」があまりにも多く、
見るに堪えない、というより、この作品のスタッフたちはドラマというもの、ドラマツルギーというもの、テレビという媒体、視聴者のニーズ・・・が分かっているのか！　と言いたいものばかり。

我が国には文化に対する意識があまりにも低く、％さえ取れればＯＫ、という作品ばかり。

もちろん％は大切ですが、それを主役に頼り過ぎ、脚本家は仕事をこなし、演出家は分数をつぶし、俳優はいかに自分を見せるかに終始しているようにしか見えないのです。

役者をそろえるばかりではなく、見てワクワクする作品を期待しているのです。

１０年、あと１０年経った時、日本と韓国のドラマや映画のレベルの違いが大きすぎ、日本がもう世界の誰からも相手にされないという状況にならないよう祈るばかりです。

先年、アメリカアカデミー賞外国語映画賞に輝いた「おくりびと」さえ、韓国映画「僕の、世界の中心は、君だ。」のおじいさんがかつての恋人に死に衣装を捧げるシーンにかなわない気がします。
（あくまでも個人の感想です）

日本映画の衰退は、画面が作る心理的影響をあまりにも過小評価しているように感じるからです。
文化は「愛国心」が作ります。

よく使うトークですが、海外の大プロデューサーが来日し、日本で最も人気のあるタレントを探した時、ＡＫＢ４８のみなさんで宜しいでしょうか？

彼女たちがかわいらしく、素敵な女性たちであることを私も疑いませんが、世界に通用するエンタティナーだとはとても思えません。

歌しかり、踊りしかり、教養しかり・・・国を愛する国民なら常に世界からの目を意識し、世界的な素養、技術、教養を備えたタレントを応援すべきではないでしょうか？　

是非、ご意見をお聞かせください。

最後に、私は決して自虐的な日本人ではありません。

客観的にグローバルな観点で作品を見つめ、批評したいと願っている者です。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 07月13日 00:39

読ませて頂きました。感動しました！AKBは子供の遊戯会か？と私も思います

『日本人はこんな事に金を使うのか？』と思われると恥ずかしいと思います。秋元は、もはや金しか頭にありませんね

ぼっちのこごとのDVDが欲しいです。
商品化超

希望m(__)m

[2] mixiユーザー 07月15日 14:10

＞中村主水さんへ
コメント有難うございます。

本当に嘆かわしい現状です。

しかし、今の日本を憂いているのが、わたしだけではない事に少しほっといたしました。

「ぼっちのこごとの」ＤＶＤですが、記録用に撮影したもので画像があまり良くないのですが、１１月の公演の際に販売させていただきます。

是非、１１月、ホールにてご購入ください。

[3] mixiユーザー 07月15日 14:26

座員の草壁です