金曜ナイト『未来講師めぐる』コミュの第５話おさらい

進学塾『太陽光ｱｶﾃﾞﾐｰ』あらため『太田光ｱｶﾃﾞﾐｰ』で今日も元気いっぱい英語講師を務めるめぐる(深田恭子)｡彼氏ﾕｰｷ(勝地涼)の間に生じた破局の危機も､無事回避し､(多少ﾕｰｷが自分の未来を不安視してはいるものの)ただいまふたりは幸せいっぱい!
　だがっ!
　そんな平穏な日々を打ち破るような出来事が『太田光ｱｶﾃﾞﾐｰ』を襲う!
　ある日､『太田光ｱｶﾃﾞﾐｰ』に通う生徒の担任教師･吉村と教頭がｱｶﾃﾞﾐｰにやってくる｡小6の生徒の親にとても教育熱心な母親がいて､その母親は学校に理不尽なｸﾚｰﾑをつけることで有名｡いわゆるﾓﾝｽﾀｰﾍﾟｱﾚﾝﾂだという｡ｸﾚｰﾑの被害を受けた吉村は､その生徒･ﾀﾓﾂが『太田光ｱｶﾃﾞﾐｰ』に通うことを知り､めぐるらに忠告に来たのだった!
　ﾓﾝｽﾀｰという言葉を聞き､ﾌﾟﾛﾚｽﾗｰのような母親(ｼﾞｬｶﾞｰ横田)を想像して怯えるめぐる｡そこに､ちょうどﾀﾓﾂの母･ゆり子が訪ねてくるという電話が! あわてて逃げようとするめぐるらだったが､時すでに遅し…｡ゆり子がｱｶﾃﾞﾐｰに入ってきてしまう｡だが､実物のゆり子(高橋由美子)は､ｲﾒｰｼﾞとはまったく違い､穏やかな雰囲気の女性だった!!

しかし､ゆり子は､めぐるに｢私たち戦友なんだから､受験まで一緒にがんばりましょう｣と熱く語りかけ､あろうことか､めぐるのﾏﾆｷｭｱ､香水､服装のことにまで注文を付け始める…! あまりの気迫に押され､めぐるの思考回路はｽﾄｯﾌﾟ｡翌日からの授業､ゆり子からのﾌﾟﾚｯｼｬｰのことを考え､現実逃避を始めてしまう!
　ゆり子が帰ったあと､講師陣は衝撃の事実を知る｡なんとゆり子と門伝(武田真治)は大学の同級生､しかも東大の同級生だったというのだ…!

　そんな中､『太田光ｱｶﾃﾞﾐｰ』に更なる危機が迫っていた…｡
　業界最大手の『前進ｾﾞﾐﾅｰﾙ』が近所に進出してきて､生徒を取られ始めているというのだ!"ゆり子問題"と重なり､まさに『太田光ｱｶﾃﾞﾐｰ』存続の危機!!
　さらに､授業で失敗してしまっためぐるはさっそくゆり子に怒鳴り込まれてしまう!｢ﾃｷｽﾄのﾚﾍﾞﾙを上げろ｣｢個別指導をしろ｣とやかましく口を出してくるゆり子に講師陣は辟易とする｡

翌日､例によって看板の業者が入った『太田光ｱｶﾃﾞﾐｰ』｡『前進ｾﾞﾐﾅｰﾙ』に似せて『ぉ前達ｧヵﾃﾞﾐﾅｰﾙ』という名称にした門伝に江口(星野源)も高尾山(正名僕蔵)もあきれ果てる…｡そして､ゆり子の干渉もさらにｴｽｶﾚｰﾄしていた｡めぐるには｢ﾕｰｷと別れろ｣､江口には｢ｱﾀﾞﾙﾄﾋﾞﾃﾞｵを見るのはやめろ｣､口うるさく迫ってくるのだった!
　一方､ﾕｰｷは不思議な占い師と遭遇していた｡『新宿に母』と名乗るその占い師(榊原郁恵)は､恐ろしいくらい猫舌で､そのおかしな様子にﾕｰｷは｢占ってくれる､って言われたけど､逃げてきたっす｣と中吉(地井武男)に説明する｡その話を聞き､なにかを考え込む中吉…｡

　講師たちの意に反して､生徒が減る一方の『ぉ前達ｧヵﾃﾞﾐﾅｰﾙ』｡そこでめぐるらは一計を案じ､校歌ならぬ塾歌を作り､生徒の士気を高めようと画策する!
　音楽祭を催そうと提案し､練習に励むめぐるたち｡だが､当日塾に集まったのはたったの5人｡奇しくもその日は『前進ｾﾞﾐﾅｰﾙ』の説明会だったのだ｡
　がっかりするめぐるたち｡が､そのとき｡塾の表にﾀﾓﾂがやってくる｡
　｢先生､僕も参加していい?｣

ﾀﾓﾂの後ろには､ﾀﾓﾂが連れてきた塾生たちがたくさんいた!
　｢ここの塾に入って初めて友達ができたんだ｣と語るﾀﾓﾂに胸を熱くするめぐる､そして門伝｡ﾀﾓﾂらを招き入れ､音楽祭がｽﾀｰﾄした!

　『ぉ前達ｧヵﾃﾞﾐﾅｰﾙ』の塾歌を楽しく演奏し､歌う一同｡だが､そこにゆり子がやってくる!｢帰るわよ､ﾀﾓﾂ｣と語気を強めるゆり子に､ついに門伝が口を開く!
　｢ﾀﾓﾂくんが勉強があんまり好きじゃないのは誰のせいなのか考えてみてほしい｣と｡
　｢あなたたちになにがわかるの!? 私は早くﾀﾓﾂを受験地獄から解放してあげたいだけなの! 何がいけないの!?｣と訴えるゆり子に､門伝はﾀﾓﾂを前進ｾﾞﾐと平行して『ぉ前達ｧヵﾃﾞﾐﾅｰﾙ』にも通わせること､そしてそれでもﾀﾓﾂが試験に落ちたら､『ぉ前達ｧヵﾃﾞﾐﾅｰﾙ』の塾長を辞めることを約束するのだった…!
　見かねためぐるは､出て行ったゆり子たちを追いかける! ﾕｰｷのﾅｲｽｱｼｽﾄで満腹になっためぐるは､ﾀﾓﾂの20年後を覗き見｡するとﾀﾓﾂは32歳にして未だ浪人生なようで…!? それを知っためぐるは必死にゆり子に訴える!

　｢このままではﾀﾓﾂ君は受験に失敗します! 同じ失敗するなら､怒ってるのと笑ってるのと､どっちがﾀﾓﾂ君のためか考えてあげてください!｣
　めぐるの必死の訴えにも無言のゆり子｡だが､ﾀﾓﾂはめぐると塾に戻ることを選ぶ…!

　数日後､めぐるの携帯に20年後のゆり子からﾒｰﾙが来る｡
　｢ようやく息子が博士号を取得しました｣という報告に､胸をなでおろすめぐるだった｡