金曜ナイト『未来講師めぐる』コミュの第２話(おさらい)

突然､人の未来が見えるようになってしまった塾の英語講師･めぐる(深田恭子)｡見たくもない塾の生徒たちの未来は見えちゃうわ､彼氏のﾕｰｷ(勝地涼)の20年後は､ﾃﾞﾌﾞで薄毛(ﾕｰｷ43=田口浩正)だわ､でﾃﾞｰﾄも素直に楽しめない日々｡なるべく満腹にならないように気をつけるめぐるだったが､勤務先の『大本気ｱｶﾃﾞﾐｰ』で思わず焼き芋を食べてしまうと…ついつい江口(星野源)たちの20年後が見えてしまう! 資格ﾏﾆｱの江口は税理士か会計士に､高尾山(正名僕蔵)はなぜか60歳にして子だくさんになっていた…｡だが､塾長の門伝(武田真治)だけは見た目も髪型もほとんど変わっておらず､疑問に思うめぐる｡家に帰り､中吉(地井武男)にその理由を聞くと､中吉は｢見える時間はだいたい10分くらい｡だから効力が落ちたんじゃないか?｣と答える｡それを聞いためぐるは､ﾕｰｷを連れて､どんな食べ物だと効果が持続するのか､実験の食べ歩きに出ることに! ｹｰｷ､お寿司､ﾊﾟｽﾀ…と食べ歩くが､それが災いして､めぐるは太ってしまう…｡
　そんなある日､小学3年生の授業中､突然生徒が倒れる!
　倒れたのは､肥満児の大作(高井理央)｡救急車で病院に運ばれた大作に付き添っためぐるは､原因が栄養失調だと知り､驚く!
本当に栄養失調になるような食生活だったのかと､疑問に思っためぐるは､病院に駆けつけた大作の父(ﾊﾟﾊﾟｲﾔ鈴木)から､最近の食生活を聞くことに｡大作の家は『ﾃﾞﾘ金田』というﾃﾞﾘ､いや揚げ物専門の惣菜店で､一家は毎日､その揚げ物と一緒にｳｰﾛﾝ茶を飲むという食生活を送っているようだった…! 朝食から揚げ物(とｳｰﾛﾝ茶)､昼食はｶｯﾌﾟ焼きそばに揚げ物(とｳｰﾛﾝ茶)､夕食はｽﾃｰｷと揚げ物(とｳｰﾛﾝ茶)､という生活にめぐるはあ然…｡だが父によると､ここ数日､大作はそんな食生活をやめ､水と果物だけですませていたという｡ほとんど断食状態だった､という大作を心配しためぐるは､本人に直接理由を聞くことに…｡
　｢何があったのか､先生にだけ教えてくれないかな?｣と問うめぐるに､大作は恥ずかしそうにこう打ち明ける｡…｢好きなｺがいるんだ｣｡
　その想い人とは､塾も学校も一緒の"雪子ちゃん"｡ｸﾗｽで一番優秀な雪子のことが好きだと知り､大作の家族は爆笑する｡
　栄養失調の原因が､雪子に太っていることを非難されて始めたﾀﾞｲｴｯﾄ､だと知っためぐるは､大作の恋を応援すると決意!
大作も､無理なﾀﾞｲｴｯﾄは止め､倒れない程度にきちんと食べることを約束する｡雪子を思うまっすぐな大作の思いに触れためぐるは､ﾕｰｷの20年後を憂いたり､実験材料にしていたことを反省｡｢太るっていっても､すぐに太るわけじゃないし､今のﾕｰｷくんが好きならそれでいいの｣と気持ちを新たにする｡そんな話をしながら満腹になっためぐるの前に､死人になった中吉が現れる｡20年後には中吉が死んでしまうことを知っためぐるは､悲しい気持ちになり…｡

　ある日､めぐるが出勤すると､高尾山と江口が講師室で大騒ぎをしていた｡どうやら､門伝が前の日に"ﾂﾞﾗ"を部屋に置き忘れていったようで…｡｢見なかったことにしなくては｣｢これはｶﾐﾝｸﾞｱｳﾄの一環なのではないか｣などと憶測が飛び交う中､気付くと部屋からｶﾂﾗがこつ然と消えていた｡その後､何食わぬ顔で門伝が出勤してくる…｡
　そんな騒動の後の授業で､再び大作が教室で倒れてしまう…! しかもちょうど満腹だっためぐるが見た大作は､見違えるように痩せて､かっこよく(大作29=阿部力)なっていた!
想定外な大作の20年後に､ﾄﾞｷﾄﾞｷするめぐる｡病院に付き添いながら､相手が子供だということを忘れ､胸を高鳴らせる…｡｢また断食したの?｣と聞くめぐるに｢雪子ちゃんに『70kg切ったら一緒に動物園行ってあげる』って言われて…｣と大作｡｢意思の弱い僕のためにわざと意地悪な言い方をしたんだと思う｣と雪子をかばう姿に心を打たれためぐるは､力になろうと､ﾕｰｷの元へ相談に行く｡子供の頃太っていたﾕｰｷのｱﾄﾞﾊﾞｲｽで､食べても運動をすればいいのか､ということに気付いためぐるは､大作とｼﾞｮｷﾞﾝｸﾞをすることに!｢雪子ちゃんと動物園に行くんでしょう!｣と励ましながら､つらいﾄﾚｰﾆﾝｸﾞを続けていく…!

　｢ﾕｰｷくんも太らないように走りなよ!｣とめぐるに言われ､いつのまにかﾕｰｷも参加してのｼﾞｮｷﾞﾝｸﾞとなったある日､またまた大作が倒れてしまう! しかし､今度は栄養失調ではなく､食べ過ぎで…!?｢もう少しで70kg切るところだったのに…｣と不思議がるめぐるに､大作はもう70kg切ったこと､でも雪子に振られてしまったことを打ち明ける｡大作は雪子に､一歳年上の山内くんと動物園に行く約束をしてしまった､と言われ､ﾔｹ食いをしてしまったのだった!
｢山内くんは､いくら僕が頑張っても勝てる相手じゃないんだ｣という大作に､めぐるは山内くんと徒競走で対決することを提案｡勝った方が雪子と動物園に行くことになる｡
　いよいよﾚｰｽがｽﾀｰﾄ｡めぐる､ﾕｰｷ､大作の家族､そして雪子が固唾を飲んで見守る中､大作と山内は予想外の大接戦を繰り広げる! 大作が山内に追いつき､そして抜いた瞬間､山内が転倒してしまう｡｢大丈夫?立てる?｣と手を差し伸べる大作｡山内はそんな大作の手を払いのけ､ひとりでｺﾞｰﾙしてしまう｡だが､そんな様子を見て､雪子が大作に言う｡…｢一緒に行こう､大作くん｡雪子ね､優しい男の子が好きなんだ｣｡
　ところが､大作は｢ごめん､一緒に行けない｡僕も好きな子ができたんだ｣と言い､なんとめぐるを動物園に誘うのだった!
　大作とのﾃﾞｰﾄ(?)中､終始何かを食べ続け､20年後の姿の大作との動物園を楽しんだめぐる｡そして帰宅後､20年後の大作にﾒｰﾙを送ると､さっそく返事が返ってくる｡
　そこには､赤ん坊を抱いて笑う大作と雪子の姿が!
　｢これじゃ､私が焚きつけちゃったみたいじゃなｰい!｣と悔しがるめぐるなのだった…｡

そして『大本気ｱｶﾃﾞﾐｰ』にも異変が起ころうとしていた…｡今日も新しい看板書きにいそしむ門伝(武田真治)の背後に､あやしげな女の子(黒川智花)の影が…｡