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ドイツ留学コミュのドイツの大学院進学について、お話を聞かせて下さい。

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ドイツの大学院について質問させて下さい。

以前、他の方が同様のトピックを立てられていて重複するかも知れませんが、もう少し詳しく知りたい事が在りますので、ご協力頂けたらと思います。

少し自分の事を説明させて下さい。38歳の独身男性、東京で普通にサラリーマンをしています。仕事はITコンサルティング的な事をやっています。もうかれこれ15年前にもなりますが、日本の3流大学の電気工学部を、GPA2.5で卒業しました。本当は物理学を学びたかったのですが、それに見合った大学受験に失敗してしまい、現在に至っています。ですが、なかなか日本のサラリーマン社会に馴染めず、どうしても昔の夢を追い求めてしまい、海外の大学院で物理の博士号を取りたい、もう一度トライしたいと悩み続けています。

初めは、大学院一括教育で博士号まで取れて、かつ理系の学部では実質的な給料が貰えると言う、アメリカの大学院を考えていました。しかし、学部の成績が悪いにも関わらず、大学院が求めるTOEFLの基準値に中々到達しません。アメリカの大学院へ通ってらっしゃる方に相談しましたが、「語学留学から始めて、修士課程、博士課程、場合によってはコミカレに寄り道してでも、一歩一歩駒を進めて、一か八か、清水の舞台から飛び降りるつもりで人生掛けてみれば。」といわれた事が在り、そうするしかないかな、と考えない事が無いでも在りません。

ただし、私の貯蓄600万円を切り崩して、それなりに名の通った大学院を卒業できるかと言うと、かなり危ない橋を渡る事も確かです。日本ほどではないにしろ、アメリカもかなりの「学歴(学校歴)」社会である事も知りました。一か八かの賭けに出ても、最終的に在る程度名の通った大学院を出ていないと、将来が開けないと言う事を知りました。また、旅行してみてアメリカでの生活が馴染めなさそうな感じもしました。ただし、やはり科学の最先端を研究しているのはアメリカで在る事は間違いなく、特に物理学の分野でも幅広い選択肢が在るので、最終的にはアメリカで博士号を取れるだけの位置に居れたらとも考えています。

ちなみに、日本の大学院は考えていません。日本では常識的に、この年齢からの再就職は無理だと言う事、アカポジが飽和状態、かつ昔から博士号を活かし辛い社会で在る事、更に海外での就職を考えれば不利に成る事、学費・生活費が高い割りに奨学金など(この歳になって)望めないなど、メリットが殆ど在りません。ずっとサラリーマンをしていた私ですので、日本の社会的風潮や考え方は、身にしみて判っています。

英会話教室のアメリカ人夫婦の先生は、TOEFLのテストの難しさ(と言うか、在る意味"嫌らしさ")に辟易して、「君はそんなに変な英語を話しては居ないのにね。」と慰められ、「アメリカではなくって、ヨーロッパの大学院が良いよ。オランダやドイツは、英語での講義も在るし。」と勧められて、先ずは自腹を切って修士課程でキチンとした成績を収めて学位を取り、土台と言いますか、先に進む道を作るのが良いと思い、色々調べてみました。最初は、以前旅行した事もあり、雰囲気や国民性の点で好ましく思えるオランダが良いと考えていましたが、外国人の大学院の授業料がかなり高い(最近は200万円/年ぐらいにまで高騰しています)ので、少し諦めかけています。修士号を取るとしても、学費だけで400万円で、更に例え貧乏生活をしたとしても、私の貯蓄+退職金の600万円を考えると殆ど余裕が在りません。

そこで、かなり消極的な話ですが(こんな書き方をして大変申し訳ないのですが…)、ドイツの大学院を調べ始めています。学費の点では本当に安くって、生活費+諸経費を入れたとしてもお釣りが来る位だと言う点が何よりも魅力的です。実を言いますと、もう何年も前にドイツの大学院進学を検討したことが在りましたが、その頃はまだディプロマ制が残っていて、学部だけしか卒業していない私は難しいとの話を聞き、断念しました。しかし、物理学の分野は、かのアインシュタインを排出したお国柄、未だに世界的なレベルが高く、後ろ髪が引かれて居たのも事実です。

しかしここに来て、ドイツの大学構造改革が進み、学部・大学院の形がイギリス・アメリカ式に変わって来た事や、このところのユーロ安もあって、俄然興味が沸いています。

前置きが長くなり大変申し訳在りません。質問の要点ですが、
(1). TOEFLやGPAの成績が芳しくなくても、エッセーや自己アピールの点で憂慮してくれる、などと言った事は在りえますか? なんだかズルの仕方を聞いている様で恐縮なのですが、アメリカやオランダの大学院へ言っている人に相談すると、必ず最後に「最後は交渉でしょ?」と、交渉次第で道が開けると言う可能性を示してくます。以前、こちらで他の方がされていたトピックで、GPAなどの成績が悪いが大丈夫だろうか?との質問に、悪い成績を取っているものに対しては全く相手にされない、と言う答えと、大学や希望する学部、入学年度によって、基準がかなり違ってくる、と言う答えの両方が在りました。実際どの様な傾向が在るのでしょうか?

(2). これも、他の方がされていた質問の繰り返しになるのですが、「社会人が出戻りで、大学・大学院に戻るのを良しとしない社会」だと言う答えが在りました。方や別のサイトで、70歳を過ぎてからドイツの大学院で哲学の博士号を取得した人も居る(日本人で、今は青山大学の名誉教授をされていらっしゃるとか・・・)と言う話や、自分の進学したい学部から入学許可が下りるまで、ずっと待ち続ける人も居るなどといった話も聞きます。実際はどうなのでしょうか?

(3). これは人それぞれ、地域差も在るのでしょうが、ドイツ人はアジア人に対する蔑視・差別が激しいと言う話を聞きます。どの様に思いますか?

グダグダ長文になってしまい、申し訳在りません。

今更この歳で人生を変えるなんて、全く常識外れだと言う事も良く判っています。相談した先では、必ずそう言う事を心配される方も大勢居ましたので良く判ります。また、博士号を取ったからと言って、未来が開ける訳ではないのも、一度社会を経験した者としてよく判っています。それが、アメリカであろうとドイツであろうと日本であろうと、程度の差はあれ難しい事もよく理解出来ます。

それを承知で、上記の質問をさせて下さい。都合の良い話に聞こえる事も重々承知しています。お怒りの話を頂く事になるのも重々承知しています。

忌憚無い御意見頂ければ幸いです。宜しくお願いします。

コメント(27)

物理のことはわかりませんが、
私も29歳で仕事をやめて最後のチャンスに賭けて日本を出ましたので気持ちはわかります。

ベルリン工科大学の大学院では授業が英語らしいです。
中国の学生の経済学部卒論の面倒を旦那が見たのですが、最初はまったくドイツ語ができない人で、企業でPraktikumをしながら論文の準備をしていた時にドイツ語の必要性を感じて独学していました。
かなり頑張って話せるようになりましたが、卒業して仕事を探す段になって、英語力ドイツ語力の不足が不利だったようです。

幸い大学院に入れて勉強が終わった後どうするか。
日本に帰りたくない職を探したいと思うなら、その時に再び語学力が問題になるでしょう。
結局今やっているのと同じ仕事を違う場所ですることになるかもしれません。
それでもいい、賭けてみたいと思うなら、英語で勉強するとはいえ生活や職探しの為にドイツ語の必要もあると考えてください。

住む地域によっても違いますが、ドイツ人と日本人はメンタリティに似た面もあるので一般的には暮らしやすいと思います。
キレイずき、几帳面、という日本人の美徳を持っている人は大家さんに歓迎されます。
もちろん大学によって基準は違いますが、教授の一筆が効果を発揮することは大学院レベルでは十分に考えられると思います。が、卒業した学部の院に行くことが基本です。学部をまたげるかどうかは、大学側の裁量によるところが大きいと思います。

社会人の出戻りはさほど問題ではないかと。。。働きながら大学に通っている人も少なからず居ますし、少なくとも日本の大学に出戻るよりは大学生活を送りやすいとおもいます。

わたしの大学でも博士課程でなら英語しかできない人はそこそこ居ますね。ただ彼らは自国の大学から派遣されていることがほとんどなので、その後の就職は自国でする人が多いと思います。三代目さんがおっしゃっているように、就職の際などいずれドイツ語も必要となってくるでしょう。

アジア人が蔑視されるかどうか・・・これは人によりけりですね。しかしドイツは留学生が多いので、それほど気にならないと思いますよ。それなりに大きな町ならじろじろ見られるようなことも少ないです。わたしの通っている大学(オーストリアですが)には日本人の学部生がほとんど居ません。目立つので視線を感じることは多いですが、大学で差別を受けていると感じたことはないです。


何より重要なことは、個別に情報収集することです。行きたい大学のめぼしをつけて、入学条件などに目を通す。そしてわからないことはメールで問い合わせる、という作業をするのが一番効率よいとおもいます。大学によって、担当者によって、言うことはまちまちです。
私はドイツの大学のマギスター教育学を半年前に終了しました。ドイツは、経済的にも、差別の少なさという点でも学生をするには文句のない国だと私は思います。(日本人にはパラディースといってもいいかもしれませんよ。ウインク

まず、そおぷさんの電気工学の学士がドイツの学士(たぶん、Bachelor Mechatronik?)に認めてもらえるか確認する必要があるでしょう。今、ドイツで行われているBoronia Prozess という高等教育改革(Diplom・Magister制から学士・修士制度への変更)はあくまでEU圏内の国々の卒業基準の統一であって、EU以外の国々のBachelor・Masterを今まで以上にスムーズに認めるというのではかならずしもありません。アメリカのように、日本のBachelorをすぐに認めてくれて、語学等の基準さえ満たせば、Masterに即入らせてくれるというのとは「違う」ということの理解は必要かと思います。ただ、理系の学部の場合、文系と比べると日本のBachelorは認められやすいとは思います。

Master/Doktorを物理でしたいということであれば、Bachelor電気工学から物理への学部替えが可能かも調べる必要があるのではないでしょうか?

私の提案としては、最低一人ずつ、電気工学の教授と物理の教授を自分の興味に沿って選んでみてください。そして、その方々にそおぷさんのBacherlorの取得単位表をメールで送ってみて、Masterから勉強することができるかたずねてみてはいかがでしょうか?

ドイツで勉強している間にドイツ語の勉強をし続ければ、物理関係で何らかの仕事にはつけるのではないでしょうか?論文も授業も英語で用が足すかもしれませんが、日常生活のためにも、友達を作るためにもドイツ語はそこそこできるようになったほうが、絶対にいいと思います。そうすれば、ドクターをとらなくても、マスターでも生活に困らないくらいの仕事にはつけるように思います。なにせ、理系の人間で日本語・ドイツ語・英語を扱えるひとはきわめて少ないので、中小企業からは引っ張りだこかもしれません。(すこし、無責任すぎる発言かもしれないかな? お金持ちになりたいなら、慎重になったほうがいいですね。)

年齢のことはあまり気にしなくてもいいのでは?と、これまた無責任に私は思います。30歳前後からドクターに入る人は五万といます。(私もその一人です。)私のドイツ人の友達は、Diplomのあとすぐにドクターに入って、今、確か、37歳ぐらいだと思います。仕事と音楽バンドの片手間でドクターをやっているので、まだドクター取得には時間がかかるようです。

人生は一度きり。就職して月日がたつにもかかわらず、夢が捨てられない。これはそおぷさんのもっている特別な「力」なのかもしれませんよ!ウインク
>三代目さま
お返事遅くなってしまい、申し訳在りません。
コメントありがとう御座います。

>ベルリン工科大学の大学院では授業が英語らしいです

そうですか、情報ありがとう御座います。

ミュンヘン大学、ハイデルベルク大学などを考えていましたが、ベルリンもイイですね。ただ、もう大都会からは離れたいなぁ…、とか。w

>卒業して仕事を探す段になって、英語力ドイツ語力の不足が不利だったようです。
>幸い大学院に入れて勉強が終わった後どうするか。

これは、何所の国でも重要視されますよね、言葉の問題。中国人が溢れかえっていると言うアメリカの大学院でも、語学力の問題でポスドク先が無い、と言う話を聞いた事が在ります。幸いな事に、アメリカではずっと"大学院博士課程"で一生を終える事が出来るので、そのまま居残ってしまう中国人が多くて、問題になっているようです。(年収300万円ぐらいもらえて、アメリカではそれなりに生活できる為)

語学は大切ですよね。でも、日本に居ても中々語学力を伸ばせない様な気がします。と言いますか、実感として悩んでいます。現場で、それこそ血の滲む思いで語学学習をやったほうが、短期間で完成するよ、とは、とあるアイビーリーグ卒の日系人博士のアドバイスです。

>日本に帰りたくない

日本には帰らないつもりです。いや、もう帰る場所が無いので、それ程悔いは残らないと思います。その覚悟はあらかた付いています。

逆に、自分にあった土地を探さなければ成らないので、苦労しそうです。

>ドイツ人と日本人はメンタリティに似た面もあるので一般的には暮らしやすいと思います。

逆に、日本人の無責任さと他人に対する神経質さに辟易しているので、ドイツの几帳面さが嫌に成らないか心配です。

そう言う私も、結構神経質なのですが。w

ありがとう御座いました。
>Bbさま

コメント、ありがとう御座います。

>学部をまたげるかどうかは、大学側の裁量によるところが大きいと思います。

うーん、ここがネックですよね。もう、工学系は飽き飽きしているので(特に、自分の職種に関係するコンピュータの事は、再び学ぶなんて絶対に嫌です。w)、どうせ勉強するなら純粋な理学を探求したいです。

>社会人の出戻りはさほど問題ではないかと

良かったです。なんだか、少し希望が持てます。

>就職の際などいずれドイツ語も必要となってくるでしょう。

三代目さまのところで書くのを忘れてしまったのですが、ドイツで就職したい、と言うか、就職と言う形をとるかどうかは全然考えていません。

長々としたトピックつけた割に、要点を得ない話になって申し訳ないと反省していますが、先ずは物理学の修士号を取りたいのですね。勿論、最終的には物理学博士になりたいのですが、今の私の"学校成績"的な観点から見て、ストレートに博士課程には進めない、と言う事は重々承知しています。では、やはり一歩一歩ステップアップしていくしかない。だったら、博士課程終えるまで学費+生活費はとても払えないが、修士を取る2年間ぐらいだったら、自腹を切る覚悟も甲斐性もあるぞ、と言うスタンスでいます。その間に、もちろん自分の能力を示さなければ成らない、厳しい話になるのですが、でも日本を出て行く覚悟は出来ているのです、サラリーマンも辞めるぐらいの勢いです、そのぐらいの事はやって見せようと思います。

だから、ドイツの大学院に残るか、イギリスに行くか、再びアメリカに目を向けるかは、そのときが来たら考えます。その位に自分の価値を上げるつもりでいます。

とは言え、折角ドイツで暮らせるのです。ドイツ語もマスターする位の気概も持ち合わせているのも事実です。

>何より重要なことは、個別に情報収集することです。

そうですよね。インターネットでは、杓子定規の話はあらかた判るのですが、微妙な雰囲気と言うか、ニュアンス的な事は、やはり現地にいる方の話が一番なので、つい…。ただ、アメリカの大学院の事を調べていても感じたのですが、西欧各国と日本の違いは、やはり「交渉する」と言う事が重要ですよね。ただ、日本人には、言葉の問題も含めて、中々苦手な分野なのも確かで、しり込みしがちです…。w

オーストリアですか。音楽関係かな?とか思ったのですが、建築なのですね。ドイツ・オーストリアは、建築のほうでも世界的に第一線の国々ですよね。凄いな。頑張って下さい。

ありがとう御座いました。
>マイン桜さま

コメント、ありがとう御座います。

>そおぷさんの電気工学の学士がドイツの学士(たぶん、Bachelor Mechatronik?)に認めてもらえるか確認する必要があるでしょう。

上のお二方もアドバイス頂きましたが、確かに確認してみる事が必要ですよね。

>ドイツで行われているBoronia Prozess という高等教育改革(Diplom・Magister制から学士・修士制度への変更)はあくまでEU圏内の国々の卒業基準の統一であって、EU以外の国々のBachelor・Masterを今まで以上にスムーズに認めるというのではかならずしもありません

そうなのですか、いや、そうですよね。外様の国への敷居を低くするなんて、このご時勢、どこの国もしたくないのは事実だと思います。うーん、でも厳しいなぁ…。

>その方々にそおぷさんのBacherlorの取得単位表をメールで送ってみて、Masterから勉強することができるかたずねてみてはいかがでしょうか?

うぅ〜、自信ないなぁ〜。GPA2.5だから、相当悪いんですよね。
でも、それが確実な方法でも在りますよね。ちょっとやってみたいと思います。

>ドイツで勉強している間にドイツ語の勉強をし続ければ〜

そうですよね、仰るとおりだと思います。言葉の重要性は、自分が不得手としている分、重々理解しているつもりです。頑張っていきます。

>年齢のことはあまり気にしなくてもいいのでは?

ありがとう御座います。色々厳しいハードルが在る様ですが、この言葉を頂けただけでも、すっごく前向きになれました。挑戦してみたいと思います。

最後に、ステキな励ましの言葉まで頂いて…。本当にありがとう御座いました!
日曜の昼下がりにゆっくりと書いていたら長くなったので二部構成にします。まずは、第一部。

私も29歳の時に、日本でのサラリーマンをやめて渡独し、ドイツでDr.-Ingを取得し、帰国して今、また日本でサラリーマン研究者をしています。ほぼ、同世代として、何らかのご参考になればと思いコメントさせていただきます。

まずは、自分のやりたいことを整理し、何か一番大事なことか、はっきりさせた方が良いと思います。純粋に物理を勉強することなのか。博士号を取ることか。留学することか。もちろん、ドイツで物理で博士号を取るのがベストアンサーだと思いますが、どれが譲れない点ですか?相談内容からすると、ドイツでと言うのはアメリカでも、オランダでも、日本でも良いとのことで、譲歩できるのかなと読めます。優先順位を決めて、その中で、現実的な方法を探すのが良いでしょう。譲れるところは譲るのが大事です。時間も無限にあるわけではないですし。私も20代でけりをつけると決めていて、実際に動いたのが29歳でした。

とりあえず、私も自分の経験からしかアドバイスはできませんので、ドイツで博士号という点でコメントします。

まず、マスターからだと年齢的にも大変だと思います。物理学と言うとかなり分野が広いですが、かなりアカデミックの理論系ですか、実験系ですか?研究したい特定分野がありますか?ドイツでの英語での修士課程の話がありますが、英語でも日本人が講義を聴いて、レポートし、試験に受かり単位を取るのは大変です。在独中に英語での修士課程の日本人学生数人と会って話を聞いたことがありますが、試験期間は特に大変で、冗談抜きで試験前は必ず日本人の同僚の誰かが胃潰瘍で入院してたそうです。救急車で運ばれたりとか。20代前半の人でも結構つらいので、体力的にも大変だと思います。

ドイツで理系で博士号を取るだけなら、方法は、いくつかあります。日本の修士を出ているのがベストですが、マストではありません。同等の能力があるとみなされれば、学部卒でも博士課程を始められます。実際に同僚でもドイツ人ですがFH出身(Fachhochschule)出身のDoktorandもいました。教授会で承認されれば大丈夫です。ただし、いくつか講義を取るなど付帯条件はつく可能性はありますが、修士課程を取るよりは遥かにハードルは低くなります。また、別の方のコメントにあるように、そもそも日本の修士号が自動的にドイツで認められるわけではなく、私自身も教授会の審査にはかけられました。幸い、無条件で認められ、試験は、最後の学位論文審査だけでしたが。まあ受け入れ先としても、研究のスタッフとして採用したのに授業ばかり出られたのでは、仕事が進まないので、受け入れ先の教授は、教授会での審査に無条件で受かるように全力でサポートしてくれるはずです。

続きです。

といことで、博士課程=研究からスタートならハードルはずっと低くなると思います。この場合、受け入れ先を何大学にするとかの観点ではなく、どのテーマ、どの先生、どの指導者につくかということがすべてです。大学に入学するとの感覚ではなく、研究者見習いのポジションに応募する転職活動だと思ってください。そのため、見習いとしての給料はでますので、生活費は、生活するだけなら問題ありません。私も日本時代の貯金は使わずに済みました。ただし、物価の違いで日本のように外食を沢山したりできませんので、そこらへんの意識改革は必要です。その辺の生活水準が下がるのはしょうがないですが、その分、時間的な余裕や何よりも自分のやりたいことをやっている満足感が得られます。

また、ドイツは、書類などはうるさくてお役所仕事は大変ですが、基準などは、アメリカのようにやれ、成績がいくらだのような杓子定規なことは意外とと少なく、融通が効く社会です。年齢制限もゆるいです。教授などそれなりの人が一筆書けば、OKです。

あと、学位取得後ですが、もし、理論系でアカポスを狙うしかないなら、一生ポスドクで世界を渡り歩く覚悟が必要です。ドイツに限らずアカポスは世界的に厳しいです。ただ、別の方のコメントにもあるように、ポスドクで渡り歩いて生きている人も実際に多くいます。その生き方は、精神的、体力的に耐えれるなら、ありでしょう。

民間への就職の場合、日本での経験を武器にすれば(ドクター取るための数年よりも、こっちのほうがあなたの人生のメインですから。それを全否定することはないです)、どこかで道はあると思います。単に肩書きとしての学位は、日本では、全く何の役にも立ちません。せいぜい、初対面の文系の営業担当者が、名刺をみて、「凄いですね」とリップサービスで言ってくれるだけです。海外でも持っていればどうかなるものではありません。ただし、その取得のために、まず情報収集から初めて、実際にやり遂げるプロセス自体は、凄く勉強になり、人生の大きな経験になります。

長々と書かせていただきましたが、まずは、自分自身で本当にやりたいことを決めてください。目標が絞れれば、それを達成するためのテクニカルなことは、本人の意思がしっかりしていれば何とかなります。ご健闘を祈ります。

いっちーさま

コメントありがとう御座います。

>まずは、自分のやりたいことを整理し、何か一番大事なことか、はっきりさせた方が良いと思います。

やりたい事はハッキリしています。それをここで詳しく書くのは、話が煩雑になるので止めさせて頂きました。取りあえずトピックの趣旨は、「38歳の日本のサラリーマンが、物理学の修士課程に進みたいのだが、難しいのは覚悟の上で、この難題を乗り越える妙案は在りませんか?」と言う事でした。

私はお気付きの通り、本当に酷い悪文家で、この歳になってもまだ、まともに会議の資料を作る事が出来ません。お恥かしい限りです。色々な事を一片に伝えようとすると、要領を得ない文章や会話になってしまいます。だから、余計な部分はそぎ落としてしまったのですが、いっちーさまには判り辛かったようですね。申し訳在りませんでした。

将来の事についてまで色々厳しい意見を頂きました。ありがとう御座います。

将来は厳しいでしょうね。それは、どこの国でも世界でも、同じ事だと覚悟はしています。ただ、「38歳になってから」始めるという、クレージーな事をやろうとしているのですから、普通の人とは多少レールから外れてしまっても、それはそれで面白いのではないか、とも考えています。Que sera sera、ですね。ただ、私もたかが15年では在りますが、社会人生活をしてきましたので、取りあえず胆の据わり方の初歩ぐらいは身に付いていますので、まあ何とか成るでしょう。

博士号は、どこの国に進むのかはまだ考えていません。と言うか、修士課程での活動や成績がモノを言うのでしょうね。だから、自分で選べるぐらいに成れる様頑張ろうと思っています。あまり遠くを見ても仕方が無いですし。

いっちーさんにして見れば、本当に歯痒い話でお怒りかも知れません。申し訳ありません。でも、本当に真面目に考えて下さった事が伝わり、感謝しております。

ありがとう御座いました。
こんにちは別の題でドイツの院についてトピックを立てていたyuichiroです。
少しでもそおぷさんのアドバイスになればと思いまして筆を執りました。

学校の成績ですが、私は学部の物理の成績は4段階中2.55でした。
ですが、天文学でボン大、ミュンヘン大の修士課程プログラムに合格しました。またハイデルベルグの書類審査も通過しました(2次のインタビューは9月下旬予定)。

成績が悪い分、自分はアプリケーションエッセー(英語)にかなり時間をかけました。同じアメリカに留学していた日本人1人とベトナム人とアメリカ人2人に見てもらいました。さらに書く前に彼らの院のエッセーも参考にしました。自分の志望動機や研究プラン、学部時代の研究経験を述べ、成績に関しては、なぜ悪い成績をとったのか、それをこれからどう挽回していくのかということを書き添えました。 

他、各学部の物理学科の入学審査員にメールし今の自分の成績で入学できるのか、もし基準にみたないのであればどうすればいいかも問い合わせました。これらのプロセスにだいたい1ヶ月弱かけたと思います。エッセーの添削に関しては、研究論文とかのチェックをしている英語のプロに見てもらうといいと思います。多少お金はかかりますが、願書における文法ミスなどは致命的なので慎重すぎてもしすぎることはないです。

合格したからいえることかもしれませんが、天文学科に関していえば、成績よりも自分が本気でその大学を目指しているのだということをエッセーやメールのやり取りで教授陣に伝えることができたのが良かったのではないかと思います。そおぷさんは、会社でIT関連の仕事をしていたのであれば、その実社会で培ったコンピュータースキルを研究にも活かせるということをうまくアピールできれば、かなり有望なのではないかと思います。

あとドイツ語に関してですが、確かに学校では英語で通じますが、外はドイツ語です。ついてから必要性を感じるのでは遅いです(実体験)。 一日10分とかでもいいので、毎日やっておくとぜんぜん違います。

入学条件の問い合わせは、なれない言語でいろいろ戸惑うこともあるかもしれないですが、辛抱強く、着実に準備をしていけば道は開けると思います。

長くなりましたが、応援しています。
 
Yuichiroさま

コメントありがとうございます。

>別の題でドイツの院についてトピックを立てていた

読ませて頂きました。Yuichiroさんに刺激されて、こちらに再度トピを立てさせて頂いた、といっても過言ではないです。そのご本人からコメント頂けるなんて、感激です。

>エッセー

やはりエッセーは大切ですよね。日本式の教育しか受けていないので、自分をアピールすると言う感覚にどうしても馴染めません。更にやった事も無いので、実感が沸かないのですよね。具体的に教えて頂き、すごく助かります。

エッセーの採点業者ですが、どこかお勧めなど在りますでしょうか?日本ではこう言った事は一般的ではないので、変な業者に当っても区別が付きませんし…。何かアドバイス頂けると助かります。

>各学部の物理学科の入学審査員

この「入学審査員」と言うので、いつも迷ってしまいます。これって、いわゆる「Admission Office」の共通連絡先の事ですか?そうじゃなくって、入学担当の教授と言う事でしょうか?もしそうであれば、どの教授がその年の入学担当者になっているのか、学校のホームページの何所を確認すれば判るのでしょうか?言葉に不自由な上、探しモノ下手も相俟って、教授への直接の連絡先が探せなかったりします。

>エッセーやメールのやり取りで教授陣に伝えることができたのが良かった

ちょっと話は前後してしまうのですが、「エッセー」とは願書提出時に添える文章であって、いわば公式な意味での「最終兵器」の事ですよね?入学審査員とのやり取りで自分をアピールする際に、完成したエッセーを送ったりしたのでしょうか? この辺りの微妙なニュアンスが、私みたいな日本人には判らないので、いつも混乱してしまいます。

つまり、上述の「入学審査員」なる人にメールで、又は電話ででも質問をする際に、同時に学部の成績表やエッセーも添付して送りつけて、判断を仰ぐと言う事なのでしょうか?その後、願書を提出する際に、同じエッセーを添付して送るのですか?何だか、意味の無い様な行為に思えて、その辺りの感覚が今ひとつ判りません。もし宜しければご教授下さい。

>天文学でボン大、ミュンヘン大の修士課程プログラムに合格しました。またハイデルベルグの書類審査も通過しました

おめでとうございます。ミュンヘン大学ってLMUMの事ですよね。ハイデルベルグとLMUMなんて、理論物理学の最右翼じゃないですか。本当に羨ましいです。一応進路先としては、理論物理学をやりたくって、私もLMUMとハイデルベルグに行きたいと思っていますが、成績が悪くて名前負けしてしまいますね。w

研究分野として考えているのは、時間と空間に関する事です。コスモロジーの範疇かもしれませんし、最新の量子・素粒子物理学の分野でも、最新の研究ではこの辺りの領域が大きく絡んでいる気がしています。ですが、私の考えている、時間と空間もまた別次元で表現できるのでは無いか、時間と言うのは決して一方行に進むのでは無い、と言う事を専門的に研究している先生は、余り居ないのですよね。だから、まずは量子重力子論かQCD辺りを研究している人の元で、勉強させて貰えるのが良いかな、と考えています。

>実社会で培ったコンピュータースキル

これなのですが、私が積んできた知識を、これからの世界で生かす事を証明するのは、非常に難しいと思います。私はプログラマーではなく、システム設計に携わって居るだけなので、説明する段階で、ニュアンスとして相手に判りにくい立場なのですね。結び付けるには非常に難しいと思います。でも、何らかこじつける必要が在りますよね。w

>ドイツ語

大学の第二外国語で、ようやく"可"の成績を取っただけなので、もうすっかり忘れてしまいました…。でも必要ですよね。ぼちぼちやって行きます。

色々詳しいアドバイスと励ましの言葉を頂き、本当に嬉しいです。感謝しています。

Yuichiroさんも、頑張って下さいね。
ありがとうございました。
そおぷさん

丁寧な返信ありがとうございます。
Yuichroさんがお書きのように、私も成績は気にしなくていいのではないか?と思います。成績なんて、たかがだひとつの評価でしかありませんよ。ウインク

ミュンヘンとハイデルベルク大学の名前が挙がっていますが、ビュルツブルク大学(Wuerzburg)はいかがでしょうか? 小さな街に魅力を感じるなら、お勧めです。物理学の友達曰く、かなりいい大学のようですよ。
そおぷさんメッセージありがとうございます。

エッセーの採点業者ですが、実は自分は使ったことがないので具体的にどこがいいとかは進められないですが、ネイティブの人の知り合いがいない場合はかなり助けになると思います。実際、ネイティブに人でもアプリケーションエッセーにおいていい印象をもたれるよう利用する人もいるみたいです。業者はyahooとかで検索してみて比較してみるのが第一歩でしょうか。後、英文履歴書も必ずチェックしてもらったほうがいいです。

入学審査員=教授陣ですが、私の応募した大学院では物理学科のホームページに
質問用もしくはオンラインの書類受け付けのメールアドレスがあり、そこから教授陣に連絡を取りました。わからない場合は、適当に物理学科のchairの人にメールを出してました。

入学エッセーは、どんなことを書いたらいいかを審査員の方に具体的に聞いただけで、自分のエッセーを願書を送る前に直接見てもらうようなことはしてもらってないです。私の場合は成績でネックではないかと問い合わせたところ、とにかく願書をだしてみて志願者の状況しだいで受けいれるか決めるとのことでした。エッセーは成績証明と共に願書の封筒に入れて送りました。



マイン桜さま

お返事遅くなってすみません。
そして、何度もアドバイス頂き、ありがとうございます。

>成績は気にしなくていいのではないか?と思います。

はい、判りました。過去の事より、前向きに未来を、ですね。(笑)

>ビュルツブルク大学(Wuerzburg)はいかがでしょうか?

アドバイス頂いて、ちょっとだけWikiってみました。あのレントゲンが卒業した大学なのですね。あと、シーボルトさんも卒業生で、他にも多数のノーベル賞学者を輩出しているなんて、すごい大学です。マイン桜さんに言われるまで全然知りませんでした。この街はまた、歴史的な建築物も多いみたいで、成る程、住むにも魅力的な感じがします。教えて頂き、ありがとうございます。

日本人の感覚からすると、名前で大学の(入試)ランクが出来ているものだと洗脳されているので、良く知られている大都市の大学が、自ずと"良い"大学だと思い込みがちです。全く、価値観を変えて見て行かなければならないのに気付かされます。

何れにせよ、大変為になるアドバイスと一緒に、なんども励ましのお言葉を頂き、感謝しています。

ありがとうございます。
Yuichiroさま

お返事遅くなりすみません。
質問へのお返事、ありがとうございます。

>ネイティブに人でもアプリケーションエッセーにおいていい印象をもたれるよう利用する人もいるみたいです。

そうなのですか。いや、そんなに重要な事だとは思いませんでした。教えて貰えて、本当に良かったです。では、しっかりと業者を選んで、しっかりとしたエッセイを作らなければ成りませんね。

>英文履歴書も必ずチェックしてもらったほうがいいです。

了解しました。一緒に見てもらいます。

>入学審査員=教授陣

こちらも良く判りました。了解です。とにかく、色々な疑問点は判らないままにして置かず、直接大学に問い合わせてみる積極性が必要ですよね。そこでツレナイ返事が返ってきたら"ご縁が無かった"と思って諦められもしますし。

>入学エッセーは、どんなことを書いたらいいかを審査員の方に具体的に聞いただけ

このお話、物凄くありがたい情報です。なるほど、私も実際どんな事を書けば良いか悩んでいるのですが、"具体的に問い合わせて"しまえば良いなんて考え方、思いつきませんでした。いや、本当に助かります。

とても為になる情報、アドバイス、ありがとうございました。
重ねて御礼申し上げます。
Bbさんがすでに書かれていることで重複してしまうのですが、多分一番重要な問題だと思うので横から失礼します。

ドイツの大学院は、基本的に卒業した学部と同じ専攻の大学院にしか進めないはずなので(少なくともバイエルン州はそう決まってました)、準備を始める前の第一条件として、まず電気工学部の学部卒で物理学の大学院に進めるかどうかを先方の大学に確認するのが第一歩だと思います。

大学院は基本的に学部でやったことを踏まえてさらに専門教育を施す場ですので、基本的に進む先と学部の専門が一致している必要があります。
悪い例として例えば、建築科の学部を出て、機械工学の大学院には進めないと言った例があげられるでしょう。

こういったように希望する学科が卒業した学部と違う場合、よく人から聞く話では、進みたい学科の入試(大学院でも?)を日本で受けなおせ(その大学院に入学できるだけの専門知識を証明しろというわけですね)と言われるケースが多いようです。

上記の点に関しては各大学に必ずある外国人課(Ausländeramt)に問い合わせれば簡単にわかると思いますので、まず問い合わせから始めるのが大事かと思います。
こんにちは。
春さんがコメントされていることと基本的に同じことですが、失礼します。

修士課程に入りますと、専門分野の科目を履修することになり、基礎的な授業はありません。
当然宿題もばんばん出ますし、学生実験やセミナーでの発表もあるので、日本の学部でも必修の、数学、物理(力学、電磁気学、光学、基礎量子力学など)は押さえてないとついていけないです。

ですので、他の学部から来る場合に受け入れてもらえないことは、ままあります。
わたしの知り合いは、学部時代の英語に翻訳した成績表を入学担当の人に送って、
必要な科目を履修しているか調べてもらっていました。
足りない場合、学部の授業を余分に受けることでオッケーになる場合もありますが、学部の授業はほとんどドイツ語です。
なにはともあれ、みなさんがおっしゃっているように、その学科のアドバイザーや外国人課に直接問い合わせるのが一番と思います。
<ヨーロッパのPhDプログラムへの出願>

こんにちは。MBA・大学院留学のコンサルティング会社をしておりますスティーブ・フィッシャーと申します。

一般的に、競争率の観点からアメリカよりもヨーロッパの博士プログラムの方が入りやすくなっています。ドイツの他にもUKの大学院を見てみることをお勧めします。そおぷさんの条件で入れる所もあると思います。また、大学院出願の際にGPAやTOEFLはもちろん大切です。しかし、GPAはもはや変えられない要素です。従って、出願までにTOEFLのスコアを上げ、洗練された出願書類(エッセイや推薦状など)の作成が合格への鍵と言えるでしょう。

もし何かありましたら、お気軽に下記のアドレスまでご連絡ください。

==========================================
大学院・MBA留学出願サポート Ivy League Consulting
http://www.daigakuinryugaku.com/
ivy@daigakuinryugaku.com
Phone: 03-3441-8686
こんばんは、何となくmixiを開いて見かけたので、私の意見が参考になればと思い書き込みました。
私は「ベルリンに2年間留学」「社会人3年目」「来年ドイツまたはイギリスの経営工学系大学院を目指している」ものです。それを踏まえていただいた上で読んでいただければと思います。


>(1). TOEFLやGPAの成績が芳しくなくても、エッセーや自己アピールの点で憂慮してくれる、などと言った事は在りえますか?
Ans.申し訳ありませんがドイツは「大学や学部による」と感じています。大学ごとの選考基準を見て判断するしかありません。私が願書を出そうと思っている大学は、TOEFL90以上がmustで、私はまだ取れていません。基本的には「決めたルールはルール」として、募集要件に満たない出願者は入学する望みが薄いと思います。
『薄い』とは言いましたが、これは何もアプローチせずに願書を提出した場合と思ってください。事前にメールなどで自分の事情を伝えれば、多少考慮に入れてくれると思います。
まずは気になる大学があったら恐れずコンタクトを取るべきです。

(2). 「社会人が出戻りで、大学・大学院に戻るのを良しとしない社会」だと言う答えが在りました。実際はどうなのでしょうか?
Ans.これについてはあまり気にしなくていいと思います。私の進みたい院も、どちらかと言うと学生向けに門戸を開いているイメージでしたが、連絡を取ってみると社会人だからといって悪し様に扱われはしませんでした。大事なのは「大学院に入って/卒業して何をする/したいか」です。私は会社を辞めることと天秤にかけて、いつもそれを思い出すようにしています。ドイツ人の中にも保守的な人は多いですから、そう言うことを言う人もいると思います。ですが、それはどこの国でも同じです。また極端な言い方をすると「大学院に入ってしまえばこっちのもの」だと思って下さい。

(3). これは人それぞれ、地域差も在るのでしょうが、ドイツ人はアジア人に対する蔑視・差別が激しいと言う話を聞きます。どの様に思いますか?
Ans.私はベルリンに居たので他の地域はわかりませんが、日本人に対する蔑視・差別は1回しかありませんでしたね。それも10年近く前、高校での事です。大学ではありませんでした。その1回も、通りすがりにからかうように話しかけられただけですので、気にはなりませんでした。



で、ドイツの大学院を選ぶ際にネックになるポイントがいくつかありますが、

学費について:
ドイツの大学は基本「学費は州/国から出る」でしたが、私のいた2007年より後の年からは財政難から南ドイツでは学費を徴収するところも出てきたようですので、大学のHPなどで確認しておくと良いのではないでしょうか。

ドイツ語について:
ドイツ語は「必須」です。生活する上で嫌でも触れなければなりませんし、大学内の掲示を読むことも難しいのではないでしょうか?留学生を多く受け入れている大学なら英語でもいけるかも知れませんが、生活上は必ず必要になります。また、都会を敬遠されているのであれば、ローカルかつ東ドイツになるに従いドイツ語の使用頻度は増えると考えておいてください。
参考になるかは分かりませんが、私の出願予定の大学院は、「メインのコースは英語で」「でもドイツ語のコースも提供している」と言う状態です。

推薦状について:
これは結構大きいです。やはり教授からの推薦状であれば信頼は増します。良い方を見つけて書いてもらって下さい。

エッセイについて:
これも大きいです。あなたの人柄がわかるのは、このエッセイだけと言っても過言ではありません。印象付けやすい書き方もあります。大学の専攻と院の研究が違う分野の場合はまたコツがあると思います。英語のサイトですが、ここに見本があるので、(http://studential.com/personalstatements/default.asp) Physicsを開いて参考にしてみてはいかがでしょうか。問い合わせると前の方で書いていますので、蛇足だったら申し訳ありません。


と、まぁ色々書きましたが、基本は「情報収集→受付窓口にコンタクト」かと思います。
不安な点については先にリストアップして大学の担当者に聞いてしまうと、ドイツでの大学生活が理解できると思います。

最後に、大学探しでしたら、こんなサイトがあるので載せておきます。
ドイツ語の練習がてら、探してみてはどうでしょうか。
http://www.hochschulkompass.de/

↑のStudienplatzboseに情報を入れると大学が探せます。
春さま

コメントありがとうございます。

>基本的に進む先と学部の専門が一致している必要があります。

やはり、常識的に考えると、そう言う事になりますよね…。

>進みたい学科の入試を日本で受けなおせと言われるケースが多いようです。

えっ、そうなんですか?知らなかった…。理屈としては判りますが、いやはや、ドイツに留学するのに、日本の「お受験」をまたやらないとイケないとは。でも、理屈で考えると、これも常識ですよね。判ります。

>まず問い合わせから始めるのが大事かと思います。

いずれ皆様から頂くアドバイスに共通している事は、「まずは直接聞け」と言う事、そして「交渉してみなさい」と言う事だと判りました。

すごく貴重な情報頂けました。ありがとうございます。
まるさま

コメントありがとうございます。

>日本の学部でも必修の、数学、物理(力学、電磁気学、光学、基礎量子力学など)は押さえてないとついていけないです。

はい、了解しました。私も一応理系なので、数学と力学、電磁気学に関しては、日本の大学の学部で習っています。光学、基礎量子力学は全くですが…。

皆さんに教えて頂けると助かりますが、こう言う言い方は思い上がりに聞こえるかも知れませんが、例えば、アメリカの大学院に進む際に、日本の一般的な大学生と比べて、あちらの学生の数学や自然科学科目全般に置ける基礎レベルの低さを指摘する話を良く聞きます。その為、大学院に入ると一気に、基礎から専門的知識までレベルアップするカリキュラムを組まれている、と言う話は結構有名な話です。

そこで、ドイツの「学部卒」(この学部・大学院と言った教育課程の概念も、2008年から施行されているモノらしいですので、一概に言えないかもしれませんが)の、数学、自然科学科目一般ののレベルは、日本のそれと比べてどの程度なのでしょうか?あるいは、その辺りに、付け入る隙は無いでしょうか?(虫の良い話ですが…w)

>学部の授業を余分に受けることでオッケーになる場合もありますが、学部の授業はほとんどドイツ語です。

ひえ〜、いや、当たり前ですよね…。でも、それでオッケーならば、チャレンジしてみる価値は、十二分に在ると思います。

>その学科のアドバイザーや外国人課に直接問い合わせるのが一番と思います。

はい、頑張って色々問い合わせて、チャンスを引き寄せます。

実を言うと、まるさんがYuichiroさんに書いていたアドバイスを読んで、随分と勇気付けられました。こんな事を言うのも変ですが、感謝しております。

大変貴重なアドバイスを、また頂けました。ありがとうございました。
スティーブ・フィッシャーさん

以前から、色々な書き込みサイトでお名前を拝見しています。商売熱心でらっしゃいますね。

申し訳在りませんが、ご覧になって頂けると判りますが、多くの皆さんから素晴らしいアドバイスを沢山頂けているので、今は間に合っています。

また次回ご縁が在りましたら、その時検討しましょう。
戦九郎さま

すごく詳細なアドバイス頂けました。ありがとうございます。

>TOEFL90以上がmustで、私はまだ取れていません。

私も全然届きません…。w すごく難しくなりましたよね>TOEFL-iBT

>まずは気になる大学があったら恐れずコンタクトを取るべきです。

はい、肝を据えて、乾坤一擲の気概で頑張ってみます。

>大事なのは「大学院に入って/卒業して何をする/したいか」です。

そうですよね。その熱意をキチンと相手に伝えるか伝えないかで、変わってきますよね。

>学費について

徴収されるようになっても、ドイツはやはり安いと思います。大体1000ユーロ/年ぐらいで高等教育を受けられるのですから。日本は、なんだかんだ言っても、額面の80万円程度ではとても収まりません。さらに無収入では、なかなか生活するのに難しいですし。

>ドイツ語

何れにせよ、この点も皆さんが重要視されていますよね。良く判りました。

>やはり教授からの推薦状であれば信頼は増します。

これなんですが、私も海外留学を検討し始めた頃はそう思っていました。ですが、アメリカの大学院を検討していた頃、とある方から、「推薦状とは、他の人があなたをどう評価しているか、率直に評価するものなので、何も教授に頼まなければならないものではない。むしろ、美句・お世辞で埋め尽くされた日本の教授が書いた推薦状は、宛てにならない事が知れ渡っているので、直ぐにゴミ箱行きにする教授も居る。」といわれた事が在ります。言い換えれば、身近に居る人、もう社会人なので、友人とか上司とかに、率直に書いてもらう方が良いとのアドバイスを貰った事も在ります。その辺り、ドイツではどうなのでしょうか?

>エッセイについて

見本のサイト、紹介して頂きありがとうございます。時間を作って、じっくり見てみたいと思います。

>不安な点については先にリストアップして大学の担当者に聞いてしまうと、ドイツでの大学生活が理解できると思います。

やはり基本は、"まずは聞け"ですよね。

色々詳しく教えて頂き、ありがとうございます。
戦九郎さんの大学院受験も、上手く行きますよう願っています。
気になったので取り急ぎ、回答します。

>>やはり教授からの推薦状であれば信頼は増します。
>これなんですが、私も海外留学を検討し始めた頃はそう思っていました。ですが、アメリカの大学院を検討していた頃、とある方から、「推薦状とは、他の人があなたをどう評価しているか、率直に評価するものなので、何も教授に頼まなければならないものではない。むしろ、美句・お世辞で埋め尽くされた日本の教授が書いた推薦状は、宛てにならない事が知れ渡っているので、直ぐにゴミ箱行きにする教授も居る。」といわれた事が在ります。言い換えれば、身近に居る人、もう社会人なので、友人とか上司とかに、率直に書いてもらう方が良いとのアドバイスを貰った事も在ります。その辺り、ドイツではどうなのでしょうか?


直接聞いてみてください。

参考になるかはわかりませんが、
私の場合は「上司の方が詳しく書けるが、それではだめか?」と窓口に確認して「アカデミックなものにして下さい」といわれました。

当時の教授と連絡が付かないなどの事情があれば変わるかも知れませんし、気になったところにはまずは確認です。
こんにちは。

入学試験がAbiturという全国統一の試験のみで、一定点数に達していれば、
入学が認められるため(物理学科は人気がないので、医学部などにくらべて閾が低いです。)、相当数の学生が入ってきます。
日本の学部というと、こちらではGrundstudiumという期間に相当しますが、この期間は相当ハードなスケジュールで、ぎっちり勉強させられ、それについていけない、もしくは嫌になった学生はどんどんやめていきます。
わたしの印象では、Hauptstudium(専門課程)まで生き残った学生さんは、本当にしっかり勉強しています。
試験も日本に比べると、とても厳しく、2回までしか同じ試験を繰り返すことはできません。
それで落ちたら退学です。
退学になった場合、ドイツ国内ではもう物理学科には入学できません。
ですので、学部卒の平均的な学力は、振り落とされる学生が多い分、日本よりも高いでしょう。
といっても、ドイツでは日本のように私学の大学がほとんどないので、比べることも難しいと思いますが。
わたしのいる大学の物理学科では、途中からくる留学生のための準備コースなどはありません。
まあ、ドイツ人の高い税金で補填されているために授業料が格安ですから、
そういったサービスが無いのは当然と思います。
戦九郎さま

お返事遅くなって申し訳在りません。
早速の回答、ありがとう御座います。

そうですね、何れにせよ聞いてみなければ何も判りませんよね。

色々ありがとうございました。
まるさま

こちらも、お返事遅くなり、申し訳在りません。

>ついていけない、もしくは嫌になった学生はどんどんやめていきます。

見方によっては、「嫌になってやめても、別の方法で生きていける」と言う事が言えるのでしょうかね。何れにせよ、自分に合わないと判ったら、すっかり諦めて次の道に進めるなんて、ある意味羨ましいと思います。

>ドイツ人の高い税金で補填されているために授業料が格安ですから

日本も、国公・私立違わず、相当な教育補助金を税金から投入されているにも拘らず、全然授業料は安くないですから、まあ、当たり前と言ったらその通りですよね。

何れにせよ、詳しく教えて頂き、ありがとうございました。

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