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同人 創作 自伝小説倶楽部 コミュの自伝 1 誕生から心配停止まで 作 風野 うらら

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自伝 1 誕生から心配停止まで    作 風野 うらら

少女が16の時、酒を飲まされて、酔いつぶれた処を犯さた。
男は
「こうでもしないと一緒になってくれそうも無かった」

「責任をとりたい! 結婚して欲しい!」
と言って、少女も責任を取ってくれるならと、それに準じた。

周囲の反対を押し切り、二人は籍を入れ、やがて二人の間に私が生まれた。

男は私の父となり、少女は私の母となった… 

当時父はタンカーの一等航海士、母は親戚や友人から疎まれていた。
女の武器でモノにしたのではないかと…

男親は卑しい女と罵り、母を軽蔑した。 それでも父は責任を取ると言って籍を入れたそうだ。

世間や男親が冷たい目で二人を見ても、それでも二人は幸せだった。

それから二年後、父は友人のバイクに二人乗りで走行中、 悲劇は起きた・・

乗用車と接触事故、バイクの運転手は死亡、後ろに乗っていた。
父は頭蓋骨骨折で意識不明、元々結婚に反対だった父の両親はすぐに病院に駆けつけ、母の居ぬ間に父を別の病院に移してしまった。

母が事故を聞き駆けつけた時には、病院はもぬけの殻だった。

父は意識を取り戻したが、脳障害を起こしていた。
時々意識が正常にもどり、病院で母の名前を叫んでいたそうだ。

数日後、母の元に父の両親が離婚届を持ってきて、お前のせいで息子はこうなった、責任を取って離婚しろと迫り、半ば強引に、サインをさせられた。

小さな私を抱え、生きる為に子供の為に日々仕事をしてた時、一人の男性が近づいた、母は子供の為と思い、その男の求婚を承諾した。

その男は私の義理の父となった…

ある日、別れさせられた、私の父が、正常に戻った時、病院を抜け出し、母の前に再び現れた。
父は寝巻き姿で裸足だった・・・父は何故こうなったか理解出来てなかった・・

父は私を連れ、近くのおもちゃ屋で私にブリキの大きな機関車を買い与え帰って来た。
母は前の主人が出かけてる隙に、病院に電話を掛け、 父は待ち構えた病院の職員に取り押さえられた… しかも、私の目の前で・・

父は救急車に押し込まれながら、何度も何度も、母の名前を叫びながら、

「たすけて 僕 帰りたくないよ ずっとキミと子供そばに・・」

その後、帰って来た義理の父にブリキの玩具を見られ、ヤキモチを焼いた義理の父は、その玩具をすぐに私から取り上げ捨ててしまった

後日、捨ててある新品の玩具を、近所のおばさんがもったいないと言って、自宅に持って帰ったそうだ。

私が四歳の時、母のお腹の中に新しい生命が宿った。

地獄の始まりである・・

もう、この女は俺から逃げる事が出来ないと、判断した義理の父は、
本性を現し、母と私に暴力を振るうようになった。

世間体はとても人当たりがいい、義理の父・・・

家では性格が一変して凶暴になる、殴る蹴るは普通、ベルトで叩く、
コタツの足二本持って殴る、(昔のコタツは足がネジ式で外れるようになっていました)

義理の父の長男が生まれ、私が五歳の時、いつもの折檻ではすまなかった。
殴られて意識がもうろうとしてる私を火の着いたストーブの上に座らせたのだ。

殴られすぎた私は肉の焼ける匂いを嗅ぎつつ、意識を失った… 熱くは無かった不思議なものである。

気がついたら、布団の上で包帯グルグル巻き、 体のあちこちが痛い、生きてるのが不思議だった・・ しばらく歩くのも、トイレに行くのも辛かった事を覚えている。

義理の父は飽きっぽい性格の為、一年事に仕事と住まいを転々とし、友達はテレビ中の怪獣だった。

義理の父にとって二人目の子供が出来た時、とうとう自分の実の子供にまで暴力を振るうようになった。

その頃、義理の父はガソリンスタンドを経営してた。
ある日義理の父の二歳になる次男がビンの牛乳を男に渡そうとして、手前で落として割れた・・

義理の父は激怒して、安全靴で二歳になったばかりの子供を蹴りまくり、あたりは血まみれになった。

家族は義理の父の恐怖政治に縛られていた・・ 私はある日、友人からハムスターの生まれたばかりの子供をもらった… すごく嬉しかった… でも義理の父に見せると義理の父は目を三角にして怒り出し、私からハムスターをひったくると外の水溜りに叩きつけ、足で踏み潰した。

義理の父はこういうネズミは害虫だから拾って来てはいけないと私の目の前で踏み潰し、ほっぺたを力いっぱい叩いた。

私は叩かれた事より泥水に浸かったハムスターの子供達が心配で義理の父が早くその場から離れることを祈った。

義理の父が去った後、慌てて駆け寄ったが、水溜りに投げつけられて巣ごと踏みつけられたハムスターが生きてるわけも無く… どうする事も出来なかった自分が情けなくて… 自分が友達の家からもらって来なければ、ハムスターの子供達は長生き出来たのにと思うと涙が後から後からいっぱい出て来て… とても複雑で悲しかった。

それでも一つだけ救いもあったアルバイトで来てた大学のお兄さんは私とよく遊んでくれ、幼い私に空手も少し教えてくれた。
ただ義理の父はそれが気に食わなかったのだろう。

ある冬の日、義理の父は私が拾って来たキーホルダーが万引きされたキーホルダーと同じという理由で、私が犯人と決め付け、真冬、当時小学二年の私を裸にして、トイレに閉じ込めて、上から真水をホースでかけた、ホースで飽きると、今度はバケツに水を入れて、頭からかけた…  おかげで私は心臓麻痺を起こして仮死状態となった。

母は私を抱え風呂に入れ、心臓マッサージを繰り返し、 私は奇跡的に息を吹き返し、一命を取り留めた。

母は決意した。
このままでは自分も子供達もあの男に殺されると、母は子供達を先に外に出して、引きとめようとする義理の父と戦った。

物の割れる音、義理の父と母の怒号、正直怖かった… 怖くて弟達を抱きかかえ、泣き叫んだ。

外で泣き叫ぶ子供達の声を聞きつけ、近くに住んでいたあのアルバイトのお兄さんが駆けつけてくれて、家を無事出ることが出来た。

コメント(2)

お前、それでウチのバイクの後ろに乗った時、やけに恐がってたのか…('-'*)
てか、お前、よく生きてたな('-'*)
ウチが思うに奇跡に近いぞ('-'*)


せっかくだから、楽しく長生きしろよ('-'*)

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