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3ヶ国語教育コミュの場面かんもく症

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管理人のいのっちです。

みなさんは場面かんもく症という病気をご存知でしょうか。家庭内やごく親しい間では普通におしゃべりが出来るのに、ある特定の場所では全く話すことが出来なかったり、ひそひそ声しか出なかったりする病気です。

ごく一般に言う大人しい子とか恥ずかり屋さんとは異なり、長期に渡って(1年以上〜)症状が治らないのが特徴です。

日本ではまだまだ認知度が低く、それゆえ研究が進んでいないので自分の子供がそうだと思ってもなかなか対処法が見つからず、治療が遅れてしまう傾向があります。

原因は色々考えられるのですが、バイリンガルの環境で育つ子供がなりやすい傾向にあります。日本はモノリンガルの国なので、場面かんもく症を発症する確率は低い(0.5%)のだと思います。

なぜバイリンガルの子が場面かんもく症になりやすいのかというと、他の子に比べて言葉の発達が遅れてしまうため、自分の発言に自信が持てないで、不安な気持ちに陥りやすいからだと思います。とくに引っ込み思案な子は場面かんもくになりやすく、活発な子は発言を怖がることが少ないため、言葉の発達が早いのだと思います。

興味深いことは、場面かんもく症に陥った子は第二言語だけでなく、その子の一番得意とする第一言語にも影響を及ぼすということです。

治療には学校カウンセラーや周りの親御さんの協力、発達支援センターなどが考えられますが、日本では残念ながらバイリンガルの子の場面かんもく症を専門とした方がほとんどいらっしゃらないのが現状です。

イマージョン教育など、子供をバイリンガルにさせようとしていらっしゃる親御さんがどんどん増えていますが、自分の子の性格がどんな性格か(活発なのか、大人しいのかなど)を見極めてから行わないと場面かんもくになる可能性もあるということをしっかり考える必要があるし、英語教育のレベルをこれからどんどん高めていくと政府が判断するのであるなら、場面かんもく症のような負の要素にしっかり向き合い、専門家を育成するなり対応をしていってもらわなければいけないと思います。

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