1987年、当時「ぴあ」と並ぶ情報誌「シティロード」の輸入盤紹介のページに彼らの「Mistletoe Jam」が紹介された時の驚きは忘れられません。 もう完全にシーンから消えていた(と日本では思われていた)Dan Hicksが、Eggs Over EasyやMoonlightersで活躍したAustin Deloneらと共に立ち上げたバンドのアルバムとのことで、たまたまそのページを担当した人が勤めていた輸入レコード卸業者に知人がいたため、即オーダーし、すぐに送ってもらいました。
内容は言うまでも無くクリスマス・ソング集なのですが、「Santa Claus Is Coming To Town」などのいわゆる定番は勿論、「Gee Baby, Ain't I Good To You」は「Gee Rudolph〜」に、「I'm Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter」が「〜Write Myself A Christmas Card」にといった具合に、有名なジャズ・スタンダードの替え歌あり、Bo Didley風リズムのザディコがあるかと思えば、別の曲ではイントロに「Killer Joe」が挿入されたりと、盛りだくさん。 それを、いい歳こいた手練れのオッサン達が酔っ払いながら歌い演奏しているかのような、楽しくも和気藹々としたセッションで、聴いている方も思わず笑ってしまうような素敵なアルバムでした。
元々はMonday Night Wild Turkey Jug Bandというオハイオのバンドが西海岸で色々なミュージシャンとセッションを重ねているうちに、別にジャグバンドを立ち上げていたDan Hicksらと合流し、新作を中心に身近なアコースティック楽器のみで演奏していたとか? 1977年12月、当時Danがレギュラーで出演していたライヴ・ハウスに、そのメンバーでThe Three Wise Men + 4 - 1 Jug Bandとして出演し、クリスマス企画で演奏したところ、それが好評を博し、そのオーナーの発案で毎年12月にクリスマス・ギグを行なうようになったのでした。
で、今年も"The Answer Is Blowin' In The Jug" Tourと銘打ったツアーを行なっているのですが、実は今年はDan Hicks & The Hot Licksも年末にいくつかライヴが入っているので、Danはレギュラーとしては入っておらず、Norton Buffaloらと共に出演未定扱い。
今放送が終わりました。
いつものライヴとはかなり趣の変わったプログラムで、本当に仕事が手につかないくらい楽しみました。
途中でCharlatansのRichard Olsenに Mitch Woodsなども登場し、クリスマス・ソングあり、カヴァーあり、懐かしの"I'm An Old Cowhand"(新しいLickettesの2人がヴォーカル)も聴けたりして、おまけにラストはBacharachの"What The World Needs Now Is Love"ですよ。
最初の方を聞き逃したのと、途中どうしても席を離れざるを得なかった時があったので、また再放送も聴こうかな。
とりあえず、家のパソコンのヘッドフォン端子からオーディオのMDにつないで録音も試みているのですが、うまく録れているといいんだけど。