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シークレットゲームコミュのシークレットゲーム 〜おまけエピソード〜 第6話[真のパートナー決定!?]

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最終話[真のパートナー決定!?]                作者:桐島成実


〈参加者ペア一覧〉

『新生・騎士と姫君逢引ラブラブペア』エーススペード【御剣総一】&ジャックハート【姫萩咲実】 VS『超・ベストバイプレーヤーズ』・・・ツークローバー【葉月克弘】&ツーダイヤ【陸島文香】






残り2組となった総一達4人は、舞台となるキッチンが設置されているエリアへと立ち入っていた。

総一「うわっ、色んな食材があるな」

キッチン横の大きなテーブルの上には、古今東西の色とりどりの食材が、所狭しと並べられていた。

かれん「ルールは先ほど述べた通りですから、さっそく始めましょうか」

その言葉を合図に、総一&咲実ペアは咲実が、葉月&文香ペアは文香が、それぞれ料理を開始した。

真奈美「あ、あのぉ。かれんちゃん」

すぐ脇に控えていた真奈美が、かれんにそっと耳打ちする。

かれん「ん?どしたのですか?」

真奈美「今回のゲーム、料理を作って、その相方が料理を食べるんだよねぇ?」

かれん「そうですよ」

かれんは当然のようにうなずく。

真奈美「それで、一体料理の判定はどう行うの?」

かれんが皆に説明した内容は、真奈美が言っている以上の説明はなかった。

かれん「実は、相方がいかに美味しそうに料理を味わうか。それを私達が見て判断するの」

真奈美「あぁ〜、なるほど」

判断基準は、料理の美味さそのものではなく、いかに料理を美味く味わうか。

それを総一達には知らせず、素のままの反応を窺うということなのだろう。

真奈美「でもそれって、判定するの難しくない?」

言ってしまえばリアクションが大きい人や口の旨い人が、いかにも美味しそうに振舞えば、それだけ有利になるからだ。

逆を言えばじっくり味わうタイプには不向きだといえる。

かれん「そうでもないかも」

しかしかれんはさほど心配していないようだった。



・・・
・・・・・


文香「やっぱり、正面からぶつかったら勝ち目はないわね」

そう言う文香の手には、フタに塩と書かれた容器と、砂糖と書かれた容器が、2つ並べられていた。

文香が頭に浮かべているのは、かつて手塚達を相手にした時に、アルコールを水増しした時の事。

文香「ルール違反、じゃないわよね」

文香は2つの容器のフタを外し、フタを入れ替えて、再び取り付ける。

文香「これで、咲実ちゃんは塩と間違えて、砂糖を使うはず」

あとは仕上げとして・・・。

文香「えーと、ん?これは何かしら?・・・まぁ、いっか。ちょうど砂糖に近い色合いだし、適当に混ぜ込んでおけば」

そう言って、適当な調味料らしきものを砂糖に流し込んだ。それの使い道を知らずに混ぜたところは、料理が壊滅的な文香らしかった。

文香「あとは、私が料理の手順を間違えなければ・・・」

昔の失敗(当人は忘れたつもりだったが)を必死で思い出し、正しい料理方法を思い出そうとする。

文香「ええと、水をたしか、700CCだったかしら?2人前だから半分で良いのかも?」

忘れたかった記憶なので、断片でしか思いだせない。

文香「お酒が、えっと200CC。うん〜と、煮込んだ後に入れる?酢は必要だったかしら?」

記憶だけを頼りに作る文香は、もはや何の料理を作っているかさえ、理解していなかった。



・・・
・・・・・


咲実「フンフフンフフ〜ン」

呑気に鼻歌を歌いながら、手際よくフライパンをいじる咲実。行き当たりばったりで慌てふためいている文香とは対照的だった。

咲実「えっと、ここでこの食材を切って・・・」

咲実は包丁片手に、食材らしきものを切る。

総一「?咲実さん、その食材は?」

キッチンの横にあるイスに座っていた総一は、咲実が奇妙なものを刻んでいるのに気がついた。

咲実「ああ、これですか?」

咲実はそう言って食材を手に取る。それはなんとなく所々焦げたカボチャに見えた。

咲実「これはですね、前に拾っておいたスミスさんの残骸です」

総一「ぶっっっ!!?」

突然、とんでもない発言を聞いた総一は、飲んでいた紅茶を一気に噴出す。

葉月「わっ!そ、総一くん!?」

対に座っていた葉月は、それに驚いて飛びのく。

総一「あ、すみません。って、咲実さん!なぜわざわざそれを・・・?」

カボチャなら、普通に用意されているんだが。

咲実「普通の食材を使っても、勝ち目があるとは思えません。ならば、特別な食材じゃないといけない気がするんです」

そう力説する咲実だが、総一は率直に普通の食材を使ったほうが良い気がした。

咲実「これでギャフンと言わせてみせますから!」

総一「いや、それ食べるの俺なんだけど!?」

ギャフンと言ってしまったら大変だ!という総一の意見は当然のようにスルーされてしまっていた。



・・・
・・・・・

かれん「さぁーて、料理完成!ですね」

どうやら2人揃って料理は完成したようだ。

葉月「う、ううーむ・・・」

今回これを企画したのは葉月だったが、彼は今とても後悔していた。

文香くんの料理はヘタだと聞いてはいたが、それを覆す策を考えてくれると思っていた。

それは主役になりたいという文香の信念を、葉月は共感を覚えたと共に信じたが為といえる。

だが、現実は得てして残酷だった。

総一「な、何かものすごくいやな予感がするんだけど」

総一も、咲実の事を信じていたものの、額から汗が流れ落ちている。

かれん「それでは、お楽しみの試食たぃーむ♪」

そう言って、総一達に食べるように促す。

葉月「くっ、ここが主役になれるかどうかの瀬戸際。主役ならばカッコよく決めるものさ!」

葉月は覚悟を決め、目の前にある恐らく料理だと思われる物体に箸をのばす。

料理だと思われる、というのは。裏を返せば料理に見えないという事なのだが。

鼻につくような異臭は、気のせいだということにしておこう。

総一「咲実さんの方はまだマシに見える。けど・・・」

グッと言いたい事を堪えて、ガッと箸でカボチャをつついて口に放り込む。

パクッ

モグモグ・・・

文香「ど、どうかしら?葉月のおじさま」

咲実「どうでしょう?御剣さん」

顔が引きつっている文香と、なぜか自信たっぷりの咲実。しかし、暫くのち、食べた2人に劇的な変化があった。

葉月「・・・うむ、これはなかなか味が効いて・・・」

ほめ言葉はここで寸断される。

ふぅっと葉月の意識が飛び、イスから転げ落ちてしまう。

文香「きゃああっ!おじ様!?」

文香はある程度予想はしていたが、卒倒するとは思ってなかったようだ。

総一「がぁっ!?ぐぅっ!?」

咲実「み、御剣さんっ!?」

総一の方は、口に含めど飲み込めないようだった。その理由は当人しか知る由がなかった。

総一「むぐぐっ!?」

総一が言葉を発することが出来たとしたら、こう言ったのだろう。

総一『こ、このカボチャ、口の中で蠢いてる!?い、生きているのか!?』

だが、口の中で暴れるそれは、総一の発言を許さない。

総一「が・・・がくっ」

結局飲み込めないまま、総一は床にひっくり返ってしまう。

かれん「あらら、これは予想以上ですねぇ」

この結果を最初に予想していたのは、かれんだけだった。しかしそのかれんも、意識を失うほどだとは思ってなかったようだ。

かれん「えーと、ですね。こういう結果になりましたので・・・」

かれんは咲実達の方へと向き直る。

今回の最強なペアが決定しました!今回の優勝者は・・・。

ジャジャーンという音楽と共に、ペアの2人のスポットライトが当たる。

かれん「咲実&文香ペアのお2人でぇーす!!」

文香「ええっ!?」

咲実「えええっ!?」

2人は驚きの声をあげる。

かれん「人を一撃必殺でぶっ倒すほどの威力。それは正に最強といえる料理でした。それらを見事作ったお2方に拍手〜☆」

パチパチパチ・・・

モニター越しに、誰かの手を叩く音が一斉に聞こえてきた。

文香「こ、こんなハズじゃ・・・」

咲実「せっかく御剣さんと一緒になれたのに・・・」

2人は悲しむようなそうでないような複雑な表情をしていた。が、目の前で倒れている2人の事は眼中にないようだった。

総一「だ、誰か救急車・・・」

総一の助けも、咲実と文香には聞こえていなかった。



・・・
・・・・・


かりん「だ、誰かここから出してよぉ〜」

助けを求めていたのは、何も総一だけではない。

優希「うぅ〜、臭い、臭いよぉ〜」

優希は身動きがとれない状態で、必死に鼻を押さえようとする。と、いっても顔はかつてのスミスのままだったのだが。

かりん「何で落とし穴の果てに、大型ゴミの山が置かれているのよっ!?」

今2人は、ゴミの山の中に完全に埋まってしまっていた。落ちた瞬間は、クッションによって衝撃をモロに受けなくて難を逃れたが、それもゴミの1つに過ぎなかった。

かりん「いちいち解説しなくて良いから、早く救助ぉ〜!?」



・・・
・・・・・


麗佳「一体ここはどこだって言うのよ!?」

ヒステリックに叫ぶ麗佳の声も、吹き続ける吹雪によってかき消される。

渚「進んでも進んでも雪の道・・・。もしかして、ここ日本じゃないんかもぉ〜」

2人はかれこれ6時間も、吹雪の中をさ迷い続けていた。

麗佳「も、もうダメ・・・」

麗佳はその場に倒れてしまう。薄着のままここまでこれたのは奇跡。いや、強靭な精神力のおかげなのだろう。

渚「私もぉ〜。うぅ、乙女の人生は短かったよぉ〜」

渚の嘆きを最後に、2人の意識は薄れ・・・ようとした時。

ジリジリジリジリ・・・

突然吹雪が止み、続いて照りつけるような暑さが周りを支配した。

麗佳「え、ええっ!?」

極寒の地から一転、突然猛暑の地へと化してしまった。それは幻なんかではなく、さきほどまで埋め尽くされていた雪が、すごいスピードで溶け出したのだった。

渚「ど、どぉして??」

世界中のどこを探しても、こんな極端な温度変化をする大陸はない。

麗佳「ここって、本当に地球・・・なのかしら?」

そんなはるか彼方に飛んでいく様な予想を、麗佳は首を振って否定したのだった。


・・・・・


長沢「うわぁっ!?どわぁっ!?どぉっ!?」

長沢は障害物を避けながら、必死で走り続けていた。

高山「大型のコンベアの上に、細身のボディとカボチャが流れている。ここはスミスの製造工場か?」

高山も同様にコンベアを逆走しているが、その動きは軽やかだった。

長沢「の、呑気に状況判断してねぇで、なんとかしてくれよ!」

高山「そういわれてもな」

コンベアの両端は壁があるのみ、逃げようにも逃げれない。

高山「むっ?」

逆走してもジリ貧なので、コンベアの流れに沿って走っていると、完成したスミスの集団が、きれいに一列に並んでいた。

長沢「な、なんかどこかで見たような光景が・・・」

そう、それは落とし穴に落ちる直前の出来事と被っている。

スミスRH−215号『侵入者発見!排除します!』

高山「やはりそう来るか。迎撃するぞ!」

高山はそう言って銃を構える。

長沢「はぁ、はぁ。こ、こりゃ、家で大人しくしていた方が良かったかもな・・・」

高山「早くしろ!長沢!」


・・・・・


郷田「な、何なのよ、これは!?」

郷田は1人、4面を壁に囲まれて、謎の液体が満たされている場所に放り出されていた。

郷田「この液体の色、どこかで見たわね・・・」

しかしそれが何かピンとこない。

すると、壁の上の方に設置された、スピーカーから声が聞こえてきた。

明美(葉月の娘)『それはあなたの大好きな、ビールなんですよ」

郷田「!誰っ!?」

郷田の驚きも、明美には届かない。

明美『一応、かれんちゃんからお願いされたので、実行しますね』

そう言って、明美はスイッチを押す。そこには【スタート】と書かれており、その上のプレートに、【超大型洗濯機】と刻み込まれていた。

明美『ゆっくり味わってください♪』

ピッ!

郷田「な、何!?ビールが渦巻き状に!?きゃぁぁっ!?」

ゴウンゴウンゴウン・・・

後に響いたのは、モーターが回転する音だけだった。


・・・・・


手塚「何が悲しくて、服を着たまま泳がなきゃなんねえんだ・・・」

手塚と漆山は、辺り一面海の真っ只中に放り出されていた。

手塚「ったく!やたら長くて縦横無尽な落とし穴を落ちてみりゃ、海とはな」

至極穏やかな海ではあったが、どっちに陸があるか分からない。

漆山「てっ、手塚くん!?た、助けてくれぇ〜」

するとすぐ隣で漆山の助けを呼ぶ声が聞こえる。

手塚「お、おいコラ!俺の腕にしがみつくんじゃねぇ!!」

漆山「お、俺は泳げないんだぁ〜!?」

手塚「アホかっ!?俺を道連れにするなぁ、ボケッ!!」

ボカッ

漆山「ブクブクブク・・・」




            〜END〜





みんな揃って悲惨な目に遭いましたが、やはり色々おかしなお話でした。

これで、すべてのエピソードが終了しました☆みなさん今までありがとうございました♪

最後にちょっとだけ、シナリオを考案する際にボツになった話を抜粋して、掲載しようと思います。この話の前後は想像してください♪





シークレットゲーム 〜ボツシナリオ〜 




その?[かりんが主人公。ヒロインが優希。手塚と長沢が同行。手塚のPDAが『J』(24時間行動したプレイヤーの生存)長沢のPDAが『7』(生存しているプレイヤー全員との遭遇)]


かりんが先頭に立って、ひたすら通路を進んでいた。

かりん「大丈夫?優希」

かりんは、自分の手を握っている優希の方へと視線を向けた。

優希「うん、大丈夫!」

努めて明るく振舞う優希だが、やはり先ほど見たペナルティの事が頭に残っているのだろう。

あのペナルティのせいで、青年と思わしき人物が亡くなった。それはれっきとした事実だった。

優希「あ、曲がり角」

真っ直ぐだった通路、だがこの先は左右に分かれていた。

かりんはとりあえずそっと身を潜め、曲がり角の先を窺う。

手塚「おらよっ」

すると突然、後ろから背中を勢いよく蹴られた。

かりん「うわぁっ!?」

優希「かりんお姉ちゃん!?」

前のめりになり、床に倒れこむかりん。

ガキン!!

かりんが居た場所に鉄パイプが勢いよく振り落とされる。

長沢「ちぃっ!?邪魔すんなよ!手塚ッ!!」

かりん「なっ!!?」

鉄パイプで、かりんを殴ろうとしたのは、先ほどまで友好的だった長沢だった。

手塚「はんっ!誰がお前の言う事なんて聞くかよ」

手塚は薄ら笑いを浮かべていた。

長沢「くそっ!」

奇襲が失敗した為、形成不利と判断し、長沢は素早くその場を後にする。

手塚は笑いを浮かべるだけで、追うことはしなかった。


・・・・・

かりん「な、なんで・・・?」

戦闘禁止が解除されてから、2時間ほど経っているはずだ。なぜ今頃になって奇襲を仕掛けるのか、それが疑問だった。

手塚「なあに、簡単なコトさ」

手塚はやはり笑ったままだった。

手塚「単独行動を避け、俺達と行動を共にしておきながら、タイミングを見計らって奇襲を仕掛ける。こんな事をする理由は一つしかない」

手塚はそう言って右手を軽く挙げる。

手塚「ヤツのPDAは恐らく『7』なんだろうな。でなきゃ、あらかじめもっとスゴイ武器をかき集めてから、階段がどこかで奇襲を仕掛けるはずさ」

かりん「・・・・・」

なるほど、それなら辻褄は合う。

かりん「・・・もしかして、アンタもそうなの?」

かりんはもはや誰も信用出来ないのではないか?と疑っていた。唯一信用出来そうなのは、傍らにいる優希ぐらいだと。

手塚「お望みならそのとおりにしてやる、って言ってもいいんだが。そうもいかなくてな」

手塚はやれやれと言わんばかりに両手を挙げた。

手塚「お前らに死んでもらっては困るんでな」



・・・
・・・・・


※これは、いつもの流れと違っていて、敵対的であるはずの手塚・長沢がかりん達と行動を共にする、というシーンです。

手塚は最後までかりん達を影ながらサポートする事になります。友好的な手塚というのも意外性があって良いかなぁ、と。

ちなみに、高山と麗佳も行動を共にしていて、高山は重度の病気にかかり、余命が短い事。その為か、まだ若い麗佳の為に、己の身を盾にして守り抜く、という設定もあります。高山さんはラストで命を落とす事になるわけですが・・・。


・・・・・・・・・・


その?[総一と咲実、それと文香、渚が同行していて、分断用のシャッターで分断された時]


ガラガラガラ・・・

突如通路に響いたそれは、防火用のシャッターが降りてきた音だった。

文香「総一くんっ!?」

ガシャン!!

総一&咲実と、文香&渚がそれぞれ分断されてしまった。

総一「くそっ!文香さん!渚さん!無事ですか!?」

ガンガンとシャッターを叩くものの、ビクともしない。

渚『う、うん〜、こっちは大丈夫。えと、迂回して合流―きゃぁぁぁっ!!』

突然、シャッターの向こう側から渚の悲鳴が聞こえてきた。

咲実「渚さんっ!?」

ガツッガツッ!!

何かを殴る音と、争う音がシャッター越しに響いてきた。

文香『て、手塚くんよっ!!きゃぁっ!?』

手塚『ガラ空きなんだよ!お前らっ!?』

手塚の仕業か!?先ほど皆でルールの交換を行っていた時は、油断ならない様子を見せていただけに、これ以上の危機を迎えている事は想像に容易だ。

総一「今すぐ行きます!!」

そう言って総一達は迂回して、文香たちの所へと向かったのだった。


・・・・・


ガガガガガガッ

もう少しで文香達が居る所にたどり着く、その方面から何か連射する音が聞こえてきた。

総一は周りを警戒する余裕もなく、ただひたすら走り続けていた。

総一「!?」

そこへたどり着いた時、総一は目の前に広がる光景に我が目を疑った。

壁からマシンガンが一基飛び出しており、そこから弾が発射されていた。

そしてそこに倒れていたのは・・・。

総一「な、渚さん・・・」

もはや息絶えているのは、明白だった。

―――また、間に合わなかった・・・。

総一はその場に崩れ落ちたのだった。



・・・
・・・・・


これは、PC版の【KILLER QUEEN】のエピソード『1』に酷使している状況(知らない人はすみません)ですが、その詳細は全く異なるものです。

実は渚さんを殺害したのは文香さん。その時シャッター越しに聞こえてきた手塚の声は、あらかじめ作成しておいた偽造音声なのでした。

つまり文香さんはゲームの運営側で、メインマスターを務めており、対立させる為に一芝居うったということです。

ちなみにサブマスターは葉月。しかしなぜか文香のPDAが『3』(3名の殺害)葉月のPDAが『K』(PDA5個収集)であり、かなり攻撃的にならざるを得ないPDAだったりします。


・・・・・・・・・・


その?[上記のシナリオの続きで、文香がゲームマスターだと判明した後]


文香「やれやれ、事が面倒になってきたわね」

たった今、エクストラゲームが発動しており、ゲームマスターである文香を捕らえる事が出来れば、全員の首輪が解除されるというものだった。

文香「ディーラーは一体何を考えているのかしら?」

先ほどから連絡が取れない状況が続いていた。それだけに、意図が読めない。

ひとまずそれを置いておいて、モニターに再び目を向けた。

そこには総一達4人の姿が映っているものの、その映像はとたんに途切れてしまい、ノイズと化してしまった。

モニターがたくさんある内、いくつかはそうなっていた。それというのも、総一達が次々と監視カメラを破壊していたからだ。

文香「ふぅ、そんな事をしても所詮、悪あがきね」

総一達は、文香がすぐには殺害しようとは考えていないようだった。

確かにそれは当たっている。今ここにあるコンソールを操作して、総一達を殺害する事は簡単だった。

しかし、それではお客が納得しない。あくまで直接的な殺し合いを望んでいるだろうからだ。

そこの所を理解しているからこその所業だろう。

文香「とはいえ、このまま破壊され続けても迷惑ね。・・・こちらから出向く必要があるみたいね」

文香はそう言って、壁に立てかけていたマシンガンを手に取ったのであった。



・・・
・・・・・


この後、文香との最終決戦に挑む事になります。ただ、その結末がうまくまとまらなかったので、ボツとなりました><


・・・・・・・・・・


この他にも、自らのPDAを盾にして、『8』のPDA(PDA5個破壊。6個以上で首輪作動)の持ち主の攻撃に対抗した。

人質に取った優希を、長沢と漆山が盾にして、総一達が来れないように予防線を張った。

ゲーム開始の段階で高山が麗佳を連れて、建物からの脱出を図った。(気を失っていた時間と、建物の構造と入り口がコンクリート詰めにされていた事から考えて、恐らく1階に別に出口があるだろうと予想)

・・・等等、色々考慮しましたが、うまくシナリオが繋がらなかったので、全部ボツになりました。


・・・・・・・・・・


実は首輪の解除条件を変更する事も考えました。
A・・・初期に配布された段階でのQを持つプレイヤーの生存。該当するプレイヤー死亡時に、首輪が作動する

2・・・JOKERを持つ人物を殺害する事。このPDAのみ半径1m以内でJOKERの偽装機能は無効、初期化される

3・・・5名以上の殺害。手段は問わない。首輪の作動による死亡でもよいが、あくまで自身の手で行う事

4・・・PDA用のソフトウェアを5つ以上手に入れる。ただし、自身が初期に持っているPDAにすべてインストールする事

5・・・館全域にあるすべての戦闘禁止エリアを通過する事。なお、このPDAのみ初期から部屋名が全て記載されている。

6・・・JOKERを半径5メートル以内で3回使用する事。ただし変更する絵柄はすべて別にする事

7・・・ゲーム開始から2日と23時間が経過した時点で、自身を含め4名以上生き残っている事。3名以下になった時点で首輪が作動する。

8・・・ゲーム開始から2日と23時間が経過した時点で、脱落者が10名以上である事。達成出来なかった場合、首輪が作動する

9・・・罠を作動ないし、被ってはならない。被った段階で首輪が作動する

10・・・エースを持つプレイヤーの殺害。手段は問わない。ただし2日と23時間経過前に殺害する事。

J・・・ゲーム開始から24時間以上行動を共にしたプレイヤーを、2日と23時間以降に殺害する事

Q・・・ゲーム開始から2日経過するまで、プレイヤーを一切殺害しない事。それ以降は可

K・・・エースと10のPDAを自身の首輪に読み込ませる事


シナリオもある程度考えたのですが、私にとっても読者様にとっても難易度が高いと感じたので、お蔵入りになりました。

けれど、この内容でシークレットゲーム『2』なんかが発売されたりすると、とっても面白い展開になりそうな予感が・・・♪

というわけですので、FLATの開発者の方々へ、シークレットゲーム『2』をご所望します♪♪♪なんちゃって(笑)

コメント(11)

いよいよ最後となってしまいました。

私の小説を掲載して、ちょうど1年が経過しました。思えば長かったような短かったような、それでもなんとかここまで頑張ってこれました。これも皆様の応援のお蔭です♪ありがとうございました☆☆☆

今の所他の小説を書く予定はありませんけれど、またいずれ書くことになるかもしれません。

その時までごきげんよう。そして、最後まで本当にありがとう☆☆☆・・・by桐島成実

はじめまして!
初書き込みをさせていただきます!
毎週楽しみに読ませて頂きました。
終わってしまうのは本当に残念ですが長い間おつかれさまでした!
もし次がありましたらまた読ませていただきたいと思いまするんるん
長い間お疲れ様でした手(パー)いつの頃からか日曜日はなるみさんの作品を読むようになっておりましたぴかぴか(新しい)次回作を書くことになりましたら、ぜひ読みたいと思いまするんるん

まさかこんなオチが待ってるとは思わなかったです………
咲美さんと文香さんが優勝するとは………
犠牲になった総一君と葉月さん、ご愁傷様です………



このゲームにハマったのはまだ浅いですが、なるみさんの小説は本当に面白かったです。
なるみさん、一年間、本当にお疲れ様でした。
とっくんさん、はじめまして♪

楽しんでいただけたようで、よかったです♪やっぱり応援のメッセージがあればあるほど書き甲斐があるというものです!

次があれば(全く未定ですけれど)恐らくシークレットゲーム『2』が発売されたあたり(汗)

かなーりドップリとこの作品に浸かっている事を自覚した私でした。


もりへいさん、おはようございます♪

やはり毎週決まったサイクルを取った方が読み手としても効率が良いと感じましたので、そうしました♪

もりへいさんみたいに常連さんが居てくれたから、ここまでやってこれたんだと思います。ありがとうございました♪♪♪

今回の事を通して色々反省すべきところもありましたので、次回はそれを生かして頑張ろうと思います☆

ほわとと@千尋大好きさん、こんにちわですっ♪

感動の結末、とはならないのが、このエピソードの最大の特徴です(笑)ちなみに、総一くんと葉月さん、ショックでこのゲームの記憶が混濁してしまっていたりします(汗)ご愁傷様でした♪

私もこれほどハマッたのはこのゲームが始めてかも?ルールという枠や様々な駆け引き、緊迫した場面などバリエーションに富んだ感じがとっても魅力的に感じたりします。

普通の恋愛小説などが楽しめない私は、もしかしてかなり変わっているのかも・・・?

まさかの文香&咲実コンビ・・・手錠はどこへw

渚さん&麗佳さんはどこに行ったんだか。無事に帰ってきてーw
明美さん、ビールをかき回したら開けると大変なことになりそうですねぇ
郷田さん、またどこかに飛んで行くんですねw

スミスRH−215を見たとき、総一が食べたのは”スミスO-157型”と思ったのは私だけでしょうか(汗
優希(大)はこのような食材を使う咲実さんに大事な人任せて成仏できたのかな?
・・・あ!!優希(大)だけ一人勝ち逃げ!?w

最後になるみさん、今までお疲れ様でしたー
荒井熊さん、こんにちわ〜♪

手錠は切れて、今度は咲実さんと文香さんを繋ぎました(笑)もしかすると手錠は、絆そのものを指すのかもしれません。2人の関係を言葉に表せ、ときた場合、『殺人料理シェフ』と言ったところでしょうか?

渚さんと麗佳さんは、きっと異世界にでも旅立っていったのでしょう♪あ、この2人の新たなファンタジーなんかが待ち受けているのかも??

ちなみに、今ゲームのディーラー役はかれんちゃんでしょう☆彼女、何気にすべてを見通していましたから♪

優希(大)さんはきちんと成仏出来たと思います。総一は精神面はともかく、身体は人一倍丈夫ですから♪

荒井熊さんも、これからも身体に気をつけて☆応援ありがとー☆☆☆
お久しぶりです、なるみさん。

まずEXエピソードのことをば。
途中途中のネタに笑いながら、ラストのオチで「やはり女性の手料理は最凶」ということがよーくわかりました(笑)
各人のアフターもいい感じ?にまとめており、最後まで楽しませてもらいました。

ボツシナリオについてですが、このシークレットゲームの設定自体が複雑なだけあって、なかなか簡単に作れるものではないですよね。
自分が他に詠んだ作品では解除条件の一部変更によるストーリーもありましたが、よく練られて作られてる作品でした。
長いですが、オススメできるものです↓
http://mai-net.ath.cx/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=all&all=4919

最後になりますが、シークレットゲームのSSの執筆、お疲れさまでした。
またいつか貴方の作品を読めることを期待してまする。

であであーノシ
月牙虎曹さん、お久しぶりなのです♪

シナリオをまとめるのがとても難しいものだと、今回よーくわかりました(汗)とはいえ、推理小説よりは多少融通が利きますので、ちょうどいい具合かも?

私も最近、とあるサイトで色々な小説を拝見しております。
読むだけなら、手続きは一切不要ですので、よかったらご覧下さい↓

http://nizisosaku.com/

『シークレットゲーム』の作品もですが、他の小説も色々満載です☆
とはいえ、私も日が浅いので、使いこなせているわけではないですが(あせあせ)

それでは、月牙虎曹さん推薦の小説を早速読んできまーす♪紹介ありがとうございました☆
しずくさん、こんにちわ♪

お楽しみいただけてよかったです♪あのゲームは不思議な魅力がありますね☆私的にはかなりの名作なんじゃないかなぁと。

いずれ再び小説を書くことがあるかもしれません。でもその為には色々な作品にふれて体験しなくちゃ、ですね。

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