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シークレットゲームコミュのシークレットゲーム 〜エピソード7〜 第13話[悪夢]

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第13話[悪夢]                              〈作・桐島成実〉

〈現在の状態〉

             PDA      状態     解除条件
[グループA]
 御剣 総一     (2)        ??    JOKER破壊  
 姫萩 咲実     (?)       ??      ??

[グループB]
 桜姫 優希     (6)       ??    JOKER5回使用
 色条 優希     (4)       ??    首輪3個収集

[グループC]
 北条 かりん    (A)       ??     Qの殺害   
 北条 かれん     (Q)       ??   2日と23時間生存
 
 矢幡 麗佳     (7)      ??     全員との遭遇
 
[グループD]
 綺堂 渚       (10)      ??    首輪5個作動
 麻生 真奈美    (J)      ??     24時間共にしたプレイヤーの生存

 手塚 義光     (?)      死亡      ??

 高山 浩太     (?)      死亡      ??

 葉月 克弘     (K)      死亡     PDA5個収集

 長沢 勇治     (9)       死亡      皆殺し

【所在不明のPDA・・・『3』3名殺害、『5』チェックポイント通過、『8』PDA5個破壊】





渚と真奈美の2人は、ようやく5階へと続く階段の前へとたどり着いていた。

渚「敵の姿はないみたいね。よし、今のうちに・・・」

渚は階段に足をかける。真奈美も後ろからそれに続く。

真奈美「はぁ、はぁ・・・」

警戒しながら歩いたり、全力で走ったりの連続で、疲労が濃く出ている真奈美。その為、壁に手を添えた状態で身体を支えながらなんとか階段を上っていく。

カチッ!

真奈美「えっ・・・?」

すると、手を添えていた壁が突如動いたような感触が伝わってきた。そして続けざまに異変が生じた。

ガラガラガラ、ガシャン!!

渚「な、なんなの!?」

慌てて音が聞こえてきた後ろの方を振り向くと、いつの間にか天井から柵が降りていた。

ガラガラガラ・・・ガシャン!!ガシャン!!

しかも柵は次々とこちらに向けて降りてきており、段の一番下から順に塞がれていった。

渚「ま、真奈美っ!?急いで階段を上りきるわよっ!!」

言い終わらない内に、真奈美の手を掴んで引張る。

真奈美「な、渚ぁ〜!?」

真奈美の抗議じみた悲鳴を無視し、半ば強引に階段を上りきって、なんとか5階のホールへと脱出した。

渚「真奈美!後ろはどう?柵は階段の外に降りてきていない!?」

ホールの前方に敵が居ないかどうか、あたりを見渡しつつ、真奈美に問いかける。

真奈美「ちょ、ちょっとまって。・・・はぁっ、はぁっ、だ、大丈夫!柵はもう降りてきてないみたい!」

どうやら立て続けに降りた柵は、階段の一番上の段に降りた分が最後だったようだ。

渚「はぁ、はぁ、っく、敵は居るし、罠まで在るし・・・。休みたいのが本音だけど、気を緩めていたら今度こそっ・・・!」

気を緩め、油断した頃に襲撃にあう。その影響で渚は右肩を、真奈美もあちこちにかすり傷を負っていた。

真奈美「渚ぁ、わ、私、もうダメぇ!私、足が竦んで」

極度の緊張と疲労がたたって、真奈美はその場に座り込む。

渚「ま、まだよっ、真奈美!せめてどこか休める部屋を探してからっ・・・」

真奈美「で、でも、どこへ?」

最初、高山に襲われた際、戦闘禁止エリアに逃げ込んだ事があった2人だったが、そこで部屋の外からクロスボウで狙われる、という事態に陥ってしまった。

幸いそこは無事逃げ出す事が出来たが、当たらない位置からとはいえ、ずっとクロスボウで狙われている状況では、まるで生きている心地がしなかった。

渚「そうね。ドアが2つあってなるべく見渡しの良い部屋、・・・ここなんかどう?」

渚はPDAの地図の一角を指で示す。

真奈美「も、もうどこでも良い。・・・私、考えるのもイヤ!・・・」

渚「真奈美・・・」

どこか暗い影を醸し出している2人だったが、ひとまず部屋に逃げ込んだ。



・・・
・・・・・

真奈美「や、やっと、休め・・・る」

部屋の中を確かめて、誰も居ない事を確認した真奈美は、その場にへたりと座り込む。

渚「や、やっぱり、2階で武器の山を見た時、何か持ってくるべきだったわね・・・」

真奈美「はあっ、はあっ、はぁぁ・・・」

2人はこの部屋に来るまでの間、武器らしいものを何一つ持っていなかった。

なぜなら2階で部屋一面、武器で飾られた部屋を見て以降、武器らしき物を目撃していないからだ。

それだけに、あの時武器を手にしていれば、もう少し楽な展開に持ち込めたかも、という後悔の念が渦巻いていたのだ。

渚「やっぱり5階にも武器はないわよね・・・」

過度の警戒心の影響か、疲れているのにジッとしているのが耐えられなくなったのか、渚はあたりの木箱をあさりだした。

渚「せめて、PDAのソフトだけでも・・・、っ!!?」

木箱の中からある物を発見した途端、渚の顔が引きつる。

真奈美「はぁ、はぁ・・・?、っな、渚??」

真奈美は重たい身体を引きずりながらも、渚の隣へと足を運ぶ。

しかし、渚が凝視しているそれを目撃した瞬間、真奈美の顔は青ざめた。

渚「こ、これって・・・銃!!?」

木箱に納められていたのは拳銃が2丁、左右対称に並べられていた。

渚は確かに武器を求めていた。しかし、予想だにしていなかった物が突如目の前に現れ、頭の中が真っ白になっていた。

渚は意を決したかのように、その内の一つを手に取る。

真奈美「ほ、本物、なの・・・?」

驚きに顔を強張らせながら、おずおずと尋ねる。

渚「た、たぶん、そうだと、思う」

渚自身も認めたくないのだろう。今の現実を。だからその答えはあいまいだった。

暫く固まっていた2人だったが、渚はそれを腰にセットした。

真奈美「渚っ!?」

突然の行動に戸惑いを隠せない真奈美。それに答えるように静かに口を開く渚。

渚「ここにこれがあるってことは、恐らく他の連中も同じ物を手に入れている可能性が高いわ。だから、こちらも武装する必要があると思うのよ」

銃を持つ事をあっさりと受け入れた渚に対し、真奈美はますます混乱した。

真奈美「ほ、本気なの・・・?」

渚「もちろんよ!こんな所でくたばってたまるもんですかっ!」

震える声でそう尋ねる真奈美に対し、渚はキッパリとそう答える。その様は、かえって真奈美を怯えさせる結果となってしまった。

そんな気まずい雰囲気を打ち破るかのように、突如PDAからアラームが聞こえてきた。

渚「な、何っ?PDA?一体なんのアラームなのっ!」

驚きのあまり、つい大声になってしまう渚。もしかすると彼女自身、恐怖を紛らわせようと、無意識の内に行った事かもしれない。

真奈美「渚、このエクストラゲームって!」

渚「なんですって!?」

真奈美「ほ、ホラ!」

2人は各々のPDAの画面を覗き込んで驚愕する。

渚「くっ、あなたがスミス!・・・いい加減にしなさいよっ、スミス!」

PDAにはかぼちゃ型の絵柄が表示されていた。葉月から言伝に聞いていて、おおよその事は知っていたが、実際に見るのはこれが始めてだった。

渚「下の方にタッチ!の表示があるわね。・・・押せってコト?」

ピッ

ボタンを押すと、とたんに音楽とそれに合わせてスミスが軽やかに動き出す。

真奈美「!、何コレ・・・?」

スミス『やあやあ!ゲームは楽しんでもらってるかな?ボクも楽しくてウキウキしちゃってるよぉ』

渚「ぐ、ぬぅぅ〜!!」

場を無視した勝手な物言いに、渚は歯を強くかみ締める。

スミス『おやおやぁ?どうやらペアで居るのが、ワンペア、ツーペア・・・フォーペア居るみたいだね。って、なんかフォーペアだなんて変だよねっ、アハハッ』

一瞬本気でPDAを叩き割ろうとした渚だったが、そこは理性で抑えた。

スミス『じゃあポーカーにちなんで、フォーカードって呼ぼうかな?でさ、そんなキミ達に朗報だよっ!』

スミスはそう言って、背後から大きい看板の様にものを取り出す。

そこに書かれている題名を見た瞬間、渚の怒りに火がついた。

渚「何よコレ・・・![仲間を殺してボーナスゲット!]ですってぇ!正気なの!?」

真奈美「な、渚・・・?」

対する真奈美は不安の表情を覗かせる。

詳細を知らずとも、それがロクでもない事は明白だった。

渚「ふ、ふざけるんじゃないわよっ!!」

渚の激高にも、スミスは意に介さない。どころか、さらに煽った。

スミス『ずっと一緒に行動してきたキミの仲間なんだけど、そろそろ仲良しゴッコも潮時なんじゃないかなぁ??裏切りのタイミングを見計らっていた諸君!その判断は正解だ!!今裏切れば数々の特典が・・・!』

真奈美「え、えっとぉ・・・」

ペラペラとしゃべり続けているスミスの言葉に対し、何と言うべきか迷っている真奈美。それの意味する所を意識的に避けているのだろう。

だがそんな空しいささやかな抵抗も、スミスによって容易く打ち砕かれていく。

スミス『今仲間を殺せば、次の特典からひとつ好きなものをプレゼントしちゃうよぉ!?賞金倍増、?強力な武器、?首輪の解除条件の緩和、?便利なPDAのソフト、予備のバッテリー付き・・・』

渚「なっ、な、なななななっ・・・!」

もはや驚きを通り越して、言葉にすらなっていない。そんな渚達に、もうひと押しするスミス。

スミス『あ、そうそう!一番最初に仲間を裏切った賢明なプレイヤーには、初回特典付きだよぉ!』

その言葉と共に、スミスが軽快に踊りだす。

スミス『何が貰えるかはお楽しみっ♪でも、きっと喜んでくれると思うよ!』

更にはクラッカーを取り出し、本体を右手に、伸びているひもを左手でそれぞれ持ってみせる。

スミス『さぁーって、それじゃ[仲間を殺してボーナスゲット!]スタートォー!』

ひもを引張り、クラッカーをパァン!とけたたましく鳴らしたスミス。

それが開始の合図だった。

真奈美「な、渚っ!」

受け入れたくなくても、その意味を受け入れてしまった真奈美。とっさに渚の名を呼んだ。

渚「っくうぅ〜〜!バカにしてぇ〜!!」

渚は怒りでどうにかなりそうだったが、それをグッと堪える。

真奈美「渚っ!渚は私を裏切ったりしないよね!ねぇ、そうでしょう!!」

真奈美は訴えかけるように叫びだす。

渚「当たり前よっ!どこの誰が、こんな安っぽい誘惑に乗るってのよ!」

それを示すかのように、あたりは再び静寂を取り戻した。

2人は固まったまま、10秒、20秒、30秒、そして1分が過ぎようとしていた。

渚「・・・・・」

真奈美「・・・・・」

重苦しい空気があたりを包み込む。やがて、その緊張に耐えられなくなったのか、真奈美が不自然なほど明るく答える。

真奈美「そ、そうだよねっ!こんなバカげた事、乗る人なんかいないよねっ!」

しかし、それを打ち破ったのは、渚の持つPDAから発せられるアラームだった。

真奈美「な、何!?・・・」

真奈美のPDAは反応していない。ということは、そのアラームは全く別の意味を携えているのだろう。

渚は再びPDAの画面を見た。

渚「え・・・?」

最初、それを目にした時は、己を疑った。

真奈美「ど、どうした、の・・・?」

嫌な予感が2人をよぎった。そしてそれは現実のものとなった。

渚「ま、真奈美・・・せ、生存者の数が・・・!減ってる!!」

渚のPDAには、生存者数を示すPDAが組み込まれている。

先ほどまでは、そこに『10』の数値が刻み込まれていた。つまり10人生存している事を示していた。

ところが、それが『9』という数値に変わっていたのだ。

真奈美「そ、そんなっ・・・!?」

2人は只ならぬ戦慄に捕われた。

そして更に、溝の深みはますます増していく。

渚「あぁっ!!またアラームがっ・・・!は、8人!?」

真奈美「あ、うっ、くぅっ・・・!」

何事もなく終わってほしい、その希望は絶望へと塗り替えられていった。

渚「な、7人!!?こ、こんな・・・」

真奈美「や、やめて、もうやめてっ・・・!!」

現実はあまりにも残酷すぎた。そして・・・。

渚「ま、また・・・!ろ・・・」

真奈美「もういやぁぁぁぁぁっ!!?」

渚の声を、真奈美の絶望の咆哮が部屋中に響き渡る。

真奈美「裏切ったのよ!!エクストラゲームに乗ったのよっ!!!殺しあうのよ!?みんな殺しあうの!!最後の1人になるまで殺し合いするのよ!!?」

完全に気が動転し、大声を張り上げる真奈美。その面影は、もはや元の可愛げな真奈美ではなかった。

渚「真奈美!真奈美ぃっ!!」

渚はなだめようと必死で呼びかけるが、真奈美は気づいてすらいない。

真奈美「いやぁぁっ!!死にたくない!!もう嫌よ!私っ・・・。死にたくないよぉ!!?」

渚「真奈美!落ち着いてっ!?」

真奈美は、伸ばしてきた渚の手を、思い切り振り払う。

真奈美「触らないでっ!!渚だって私を殺すつもりなんでしょうっ!?」

渚「ま、真奈美っ!?」

そして木箱に置かれてあったもう一つの銃をわしづかみにして、渚に向けて銃を向ける。

渚「銃を降ろして!!真奈美!?どうして私に銃なんか向けるの!?」

渚も平静さを完全に失っていた。だから真奈美が何を考えて、どんな気持ちでいるのかさえも分からなかった。

真奈美「だって!!私知ってるんだもん!渚が、お金が欲しくてたまんないんでしょう!?家族を助けたいんでしょ!!?」

真奈美が言っているのは、ゲームの勝利者となれば賞金が貰える、という事を言っているのだろう。

更に先ほどのエクストラゲームに乗れば、賞金は更に倍増になる。

渚「お金は欲しいわよ!でも、こんなことでお金を貰ってもしょうがないじゃない!!本当にくれるかどうかもわからないのに。だから真奈美!銃を降ろすのよ!!」

真奈美「そんなの嘘っ!!1人で帰れば20億円よっ!渚のお父さんの借金も半分以上返せる!私っ、私・・・知ってるんだから!!」

カチカチ・・・

真奈美の持つ銃を持つ手が震えている。その手、その表情は、完全に怯えきっていて、震えが一向に止まらない。

渚「ダメ!?引き金から手を離して!」

真奈美「嫌よっ!!」

渚「お願い真奈美!撃たないで!私はっ、あなたを殺そうだなんて思ってないのよ!!」

真奈美「う、うるさい!うるさいっ!!」

ガァン!!

銃を持つ手に力がこもり、はずみで引き金を引いてしまう。

渚「!!!」

反射的に、思わず渚も銃を構える。

真奈美「やっぱり銃を向けたわね!渚!?」

渚「ち、違う!ゴメン!!」

人一倍反射神経が鋭く、頭の回転が良い渚のとっさの判断は、今回のパターンでは最悪の事態を招く結果になってしまった。

真奈美「や、やっぱりそうなんだ!!ううっ!渚!やっぱり私を撃つんだ!!?」

ヒステリックな悲鳴を挙げ続ける真奈美の目には、もはや敵味方の区別もつかなくなっていた。

ただ動くもの。それが自分自身に襲い掛かってくる。そんな錯覚に捕われていた。

渚「こ、これは・・・!いきなり撃たれたからつい反射的に・・・!」

渚は口ではそう言うものの、銃口は真奈美に向けたままだった。

真奈美「私を撃ってお金にするつもりなんでしょ!!どうせそんなエクストラゲームなんでしょ!?そ、それとも私を殺して首輪を作動させようって魂胆なワケ!?」

渚「そんなつもりはないのよ!?真奈美!」

真奈美「私を殺して、家族のところに帰るんでしょ!!・・・なんだって出来るものね、愛する家族の為なんだもの。あれだけ、あれだけ必死に守ってきた家族なんだもの・・・!!!」

何かにとり憑かれたかのように、呪文のごとく言葉を紡ぎ続ける。

渚「それは違うのよ真奈美っ!!私はあなたのことだって・・・」

真奈美「うるさい!うるさい!!うるさいっ!!!」

叫び続ける真奈美は、やがて鬼のような形相と鋭い眼差しを、渚に向けて放つ。

真奈美「・・・やってやるわよ!!撃たれる前に撃てばいいんだわ。私1人なら、誰も、殺しになんか、こないんだからっ・・・!!」

もはや呼吸のリズムも大きく狂い、ぜえぜえと荒い息を繰り返す。

追い詰められた真奈美の精神は崩壊寸前だった。いや、もう崩壊し始めているのかもしれない。

渚「待って!!そんなの駄目よ!!待って―」

2人はほぼ同時のタイミングで、銃の引き金を引く。

そして銃から弾が飛び出そうとした所で、それは起こった。

桜姫「ダメぇぇぇぇッッ!!?」

突如ドアから飛び出した一つの影が、勢いそのままに渚の身体を押し退ける。

渚「―!!?」

真奈美以外の事が目に入っていなかった渚は、完全に虚を突かれ、抗うこともなく、そのまま床に押し倒される。

バァン!!

その衝撃で、銃から弾が発射される。

だが、床に倒れた影響で、床に向けて発射される形となった。

ガツッ!!

そのままコンクリートの床に弾が当たった。それと同時に、渚の手からの銃が零れ落ちる。

そして、真奈美が撃った弾は、的を大きく外れ、あさっての方向へと飛んでいく。

真奈美「あ゛、あ゛っ・・・」

声とも嗚咽ともつかないうなり声を挙げ続ける真奈美。そこへ、

優希「やめて!!お姉ちゃん!!親友なんでしょ!!大事な人を撃っちゃダメだよっ!!?」

桜姫とほぼ同時に飛び出した優希は、真奈美の身体に思い切り飛びつく。

真奈美「あ゛、ヴ、う、うるさいっ!?」

真奈美は再び銃を撃つべく狙いをつけようとするが、優希が腕にしがみ付いているので、狙いが定まらない。

ガァン!!

狙いが定まらないまま、再び銃の引き金を引く。

ヒュン!!

しかし、やはりどこにも当たらなかった。

桜姫「・・・っ!!」

桜姫は、倒れた渚をそのままにして再び立ち上がり、まるで躊躇もなく堂々と真奈美へと迫っていった。

その動きは威圧的で、真奈美は再び銃を構えようとジタバタするのだが・・・。

パンッッ!!

銃撃ではない、乾いた音が部屋に響いた。

桜姫が真奈美の頬を思い切り叩いたのだ。

桜姫「いい加減にしなさいっ!!あなたが銃を撃ってもなんにもならないのよっ!!?」

それはまるで子供に叱り付ける親のようだった。ボランティアで長く活動してきた彼女は、子供のしつけも得意だった。

真奈美「うっ・・・」

気圧されそうになる真奈美だったが、再び銃を構えようと手を動かした。

桜姫「こんなものっ・・・!!」

パシッ!!

桜姫は平手打ちを、今度は真奈美の銃を持つ手に向けて当てられた。

力強く握っていたはずの銃は、力なく床へと弾き飛ばされる。

桜姫「あなたの大切な人に当たったらどうするの!!」

渚に対する恐怖心さえも吹き飛ばす勢いで、桜姫は真奈美の身体を揺さぶる。

真奈美「大切な、人・・・?」

すると、かすかに真奈美の目に光が戻り始めた。

桜姫「そうよっ!!あなたが殺してしまったら、もう2度と言葉を交わすことも出来ない。謝ることさえも。それでもいいのっ!?」

真奈美「あ・・・う」

力が抜け切った真奈美の身体は、ユサユサと揺すられる力にまるで抵抗せず、ブラブラと大きく揺れ続ける。

優希「・・・・・」

優希は、そっと真奈美から離れて、今度は渚の方へと駆け寄った。

優希「えと、お姉ちゃん。あの人を救えるのはお姉ちゃんしかいないと思うの。だから・・・」

そう言って、優希は渚の手を取る。

渚「え・・・?あ・・・!」

ぐいと引張られ、そのまま立ち上がる。

渚「え、えと・・・」

戸惑う渚に対し、優希はゆっくりと微笑みかける。

優希「あの人は怖がってるだけなの。決してお姉ちゃんを嫌ってるわけじゃないの。だから・・・」

そこまで言われた時、渚は今、自分が何をすべきかに思いついた。

そして、自分の意思で足を1歩、2歩と真奈美の元へと進んでいった。

真奈美「・・・・・」

怒りや憎しみ、絶望。そんな『トラワレ』から救い出された真奈美は、視点も定まらす、ただぼうっとしていて、渚に気づいていない。

そんな真奈美に渚はゆっくりと近づいた。桜姫はそっとその場を離れると、入れ替わるように渚は、真奈美を抱きしめた。

渚「ゴメンね。真奈美の気持ちに気づいてあげられなくて・・・」

それは謝罪の言葉。そして、再び親友としてやっていこう、という証でもあった。

それは、真奈美の内に潜んでいた恐怖をきれいに拭い去った。

真奈美「な、渚・・・。ご、ごめんなさい。わ、私こそっ・・・!!」

2人の目には涙が浮かんでいた。気持ちを共有するかのように、強く抱擁し続ける。

親友2人の仲を取り持った功労者である優希2人は、良かったとばかりに微笑んだのであった。



・・・
・・・・・


それからどれだけの時間が過ぎたのだろう。友情を再び取り戻し、拉致される前の明るい2人に戻った渚と真奈美と共に、優希達は行動を共にしていた。

その最中、お互い自己紹介をし、今の状況を整理しつつ、先を急いでいた。

桜姫「そうなの。5階の警備室で私の、その、恋人が居るはずなの」

先頭を歩く桜姫は、顔だけを後ろに向けてそう言った。

渚「それが、総一、さん?」

桜姫「そっ」

自己紹介をした際、お互い高校生だった事もあってか、すぐに打ち解けることが出来た。

桜姫「そこで落ち合うって約束したの。それで・・・」

桜姫はそう言うものの、その表情は暗い。それは優希も同じで、ポツリと言葉を漏らす。

優希「生存者数が6人・・・。私達が4人居るから、残りはたったの2人・・・」

PDAに表記されている数値を信じるならば、総一、咲実、かりん、かれん。その内最低でも2人、既に亡くなっている計算になる。

桜姫「総一・・・」

目的地に近づくにつれ、不安は増大していく。

渚「大丈夫、うん、きっと大丈夫よ!」

根拠のない自信を示す渚だったが、それが励ます為の優しさだという事を、桜姫は理解していた。

桜姫「うん、ありがとう」

そして警備室の目の前にたどり着いた。ドアの前には誰もいない。

桜姫「・・・っ」

意を決し、ドアノブに手をかける。そしてドアを開き、中を覗く。

桜姫「・・・!!」

そこで見たものは、あまりにも信じがたい光景だった。

1人、部屋の真ん中で突っ立っている総一。彼は生存していた。問題なのは、彼が凝視しているあるモノ。そして、なぜか手に持っている銃。

そして総一の視線の先には・・・。

桜姫「総一・・・?」

そこには全身血塗れで床に倒れている咲実の姿だった。



・・・
・・・・・


謎だらけの今回のエピソードですが、次回いよいよその全貌が明らかになります。次回は第14話[真相]ですっ♪

コメント(23)

スミス『さぁーって!それじゃ、エクストラゲーム場外戦【BETシステム】今から詳細をを説明するよっ』

ディーラー「進行は、私ことディーラーと、マスコットのスミス君に協力してもらいましょう」

スミス『はぁーい、こちらこそよろしく〜。ところでボク達、今回は大活躍だったよね?』

ディーラー「共に裏方に徹しておりますが、ゲームが滞りなく進行している事に内心、安堵しております」

スミス『そうそう!ボクなんか、プレイヤー達を陥れたり、陥れたり、陥れたり・・・、と、とにかく、色々頑張ったわけなんだよねっ!」

ディーラー「そうですね・・・ではなくてですね、スミス君。今回はお客様方にも、このゲームに参加してもらおうと、こうしてステージを用意させていただいたわけです」

スミス『あ〜、そうだったねぇ。じゃ!さっそく内容を説明するとしようかな?』

ディーラー「まず、お客様方は各々、賭けコインを【100枚】ずつ所持しております」

スミス『でさ、このコインを使って、ジョーカーが誰なのかをBETしてほしいんだよね〜。推理小説みたいに答えが隠されてるわけじゃないから、怪しいなぁ、と思う人物をBETしてみてよっ』

ディーラー「何枚賭けるかは自由ですが、【複数人BETは不可】とさせて頂きます」

スミス『さあて、キミ達は一体誰に、何枚賭けるのかなぁ?BETはコメント欄へどうぞ(^^』

ディーラー「それでは・・・」

スミス『ちょ、ちょっと!待ってよ〜』

ディーラー「ん?どうしました?」

スミス『何か特典とか賞品とかは出ないワケ?』

ディーラー「賞品・・・ですか?」

スミス『そうそう。例えばさ、見事ジョーカーの正体を当てたキミに対してのみ、解答編をご覧いただくよぉ〜♪みたいな・・・』

ディーラー「・・・そんな事を言ったら収拾つかなくなりますよ?」

スミス『う〜ん、じゃあさ、見事当てたキミ達にはもれなく、今回出場したプレイヤー達から1名、もれなくプレゼント!!・・・とか?』

ディーラー「プレイヤーを梱包してお届けするわけですか?」

スミス『そういうことっ!あの子やこの子をそのまま頂けるなんて、キミ達はなんて幸せなんだぁ〜』

ディーラー「おや?通信が・・・。もしもし、こちらディーラー」

オペレーター『す、すみません。先ほどの賞品の件に関してなんですが、参加したプレイヤー達からクレームが・・・!』

・・・・・

麗佳『そんな事されるぐらいなら、舌噛んで死んでやるわっ!!』

咲実『ゼロ距離射撃で瞬殺します』

優希『スミス君の頭を食べちゃうぞぉ〜(怒)』

桜姫『料理しちゃいます。包丁はここに・・・(笑)』

かりん『かっ、かっ、かか・・・』

かれん『噛みすぎだよ、お姉ちゃん・・・(汗)』


・・・・・

ディーラー「すごい反発ですね・・・」

スミス『むがー!!言いたいこと言ってくれるじゃないか!?・・・う〜、それじゃ、ボクが一肌脱いで・・・おや?』

ディーラー「これは・・・?予告状??」

スミス『えーと、なになに。このステージの終了と同時に、スミス君の内部に仕込んだ爆弾が爆発します!?byジョーカー!?』

ディーラー「大変な事になりましたね・・・」

スミス『あわあわ、あわわ・・・』

ディーラー「まぁ、シナリオ上、スミス君の出番はこれで終わりのはずだから、問題なしか・・・」

スミス『そ、そんなぁ〜!!人でなしっ!?なんとかしてよ〜!?』

ディーラー「それでは、皆様方のBETを宜しくお願いいたします。では・・・」

スミス『ちょ、ちょっとぉ〜!?行かないで!あっっっ!!?』

ズゥゥゥゥゥン!!!



・・・
・・・・・


?コインを最大100枚にて、ジョーカーだと思われるプレイヤーをBETして下さい。何枚賭けるかは自由です。

?複数人BET不可。あくまで1名に対してのみBETして下さい。

?BETする意思の有無は、コメント欄に記入して下さい。

?このエクストラゲームに対するペナルティはございませんので、誰でも安心して参加いただけます。

姫萩 咲実がジョーカーで実は死んだふりとか・・・にファイナルアンサーです。彼女に100枚BETです。
高山が毒殺だったから女性しか思い浮かばないんですよね。麗佳は違うだろうし、そうなると消極法で彼女か色条 優希くらいだけど、行動を一緒にしていたから犯行は不可能、よって咲実にしました。

本編過去話と違い、親友を撃たずにすんだけれど、これからどうなるのやら?
次回が全てのカギですね。
姫萩 咲実さんに100枚入りましたぁ〜。どうもです、カンピオーネさん♪

なるほど、そう来ましたか。えーっと、あえて解説に対してはコメントしないでおきます。他の方々の意見も聞きたいですし、ヘタにしゃべるとボロが出たりしそうなので(汗)

さてさて、善人の仮面を被った恐ろしきジョーカーは一体誰なのでしょうか?まだまだBETを受け付けておりますよ〜♪
初めてコメントさせていただきます。
よくこんな展開思いつくなぁ…と思いながら最初から読ませていただきました。

ジョーカー予想ですが、案外総一じゃないかな…?
ゲームマスター特権は使用不可能なので、ダクトにいる麗華はまだ生き残ってるはず。
それで生存者が6人なら現在の生存者は、総一、桜姫、優希、渚、真奈美、麗華…となるはず。
ぶっちゃけ、この展開が1番意外性がありそうだから…と言うのが最大の理由ですが…
…という訳で、御剣 総一に全賭けでお願いします。
この「ゲーム」最強(最狂?)のエンターティナーの活躍に期待します。
なるみさん更新お疲れ様です。

じゃ、じゃあ本命に投票しちゃいますね。
犯人は・・・、色条優希だと思います。

理由は、「シークレットゲームの色条優希は、桜姫優希が直前で事故死したため、代わりにゲームに参加することになったはずです。だとすると、桜姫優希が存在するのにゲームに参加している色条優希は、シークレットゲームの彼女ではないのでは・・・ガクガクブルブル。」です。

もしシークレットゲーム以外の彼女なら、桜姫優希の目を掻い潜って犯行に及ぶのも不可能じゃない・・・はず。
前のお二方が全賭けなので、BETは1枚だけにしますー。
桜姫優希に77枚で!!

理由は・・・、総一か、色条優希かなぁって思ったんですが、すでにかけてる方がいたので(笑)


あと、生き残りの二人のうち一人は総一で、残りは誰なのかもすごい気になります!

きっと、意外な人が生き残ってるのかぁ〜と。
ユリさん、BETありがとうです♪御剣 総一くんにコイン100枚入りましたぁ〜☆

なるほど、総一達5人以外の残り1人は麗佳さんと予想しましたかぁ。もちろんその可能性もあるわけです。

エピソード『7』もいよいよ終盤戦ですから、ぜひ最後まで楽しんでくださいね♪

カバダスさん、ようこそ!なのです♪色条 優希ちゃんに1枚入りましたぁ〜♪

なんでも、コイン1枚にしても、本編の設定では目が飛び出るほどの金額だそうで。きっと数千万、もしかしたら億単位なのかも?

色条優希ちゃんに関しては、前例がある為、ジョーカーとしての展開も想像つきやすいのかも?

やすのすけさん、どうもなのですよぉ〜☆、桜姫 優希さんに77枚入りましたぁ〜♪

賭けが盛り上がる様に動いていただいてどうもです^^これで累計4名のプレイヤーにBETされていますね。

ちなみに、生き残りの2人の内、総一でない方の生存者が犯人、という可能性もあるわけです。それは麗佳さんか、かれんちゃんなのか、それとも死んだと思われるプレイヤーなのか、それとも・・・?

ええと、現在のBET状態は・・・。

御剣 総一・・・[100枚/1名]

姫萩 咲実・・・[100枚/1名]

桜姫 優希・・・[77枚/1名]

色条 優希・・・[1枚/1名]

となっております♪
なるみさん、お久しぶりです〜わーい(嬉しい顔)

自分はあえて賭けませんexclamation 安易に賭けて、pspのラストで泣かされましたからorz
あえてジョーカーを予想するなら、咲実さんですかねあせあせ(飛び散る汗)
総一と悩みましたが、優希を失って、失意のどん底に落ちた彼が自らその道に進むのは見たくないですがまん顔
カレンさん、こんにちわっ♪ほむ、ならコインは賭けずに、登録だけしておくです。

本来ならば、総一くんが一番ジョーカー役には向いてないと思われるのですが、さて、カレンさんの願いは通じるのでしょうか?知っているのは私のみ・・・。

と、いうわけてすので、ええと。

姫萩 咲実・・・[100枚/2名]となりました♪

今の所咲実さんがジョーカーだと思っている人が多いようですね。さてさて、今後誰か浮上してくるのでしょうか?
急な展開になってきましたね(;゜ロ゜)こんにちは〜るんるん今週は俺が読んだときにコメント数がかなりあって驚きました手(パー)なるほどイベント真っ最中でしたかグッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)



そろそろなるみさんの作品を読んできた自分としてはぜひ当てたいところ電球




で、10話を読み返してジョーカーのヒントとしてPDAは普通だが、建物の構造を熟知していると…。これをヒントに考えるのが妥当ではないかと手(パー)犯人?としては咲実さんが俺の中で怪しいですね。理由は10話で総一と合流する前に何かできたのではないか?ということ、合流したあと、スピーカーなどを説明し警備室に連れて行く一連の流れ、そして五階の警備室では寝ることで総一の目を誤魔化せるなどが理由です手(パー)まぁそんなこといったら現れない麗佳さんなんかめちゃめちゃ怪しいですけどww



というわけで咲実さんに全賭けでぴかぴか(新しい)




PS.長文になってしまったあせあせ(飛び散る汗)そして新キャラの登場が犯人へのミスリードな気がして選べなかったorz
お久しぶりです、一度だけコメント書いたことあるプラントですぴかぴか(新しい)バンザイ

あれからも相変わらず楽しんで読まさせていただいてますが、このエピソード7はマジで面白いです!!

今の僕には週刊少年ジャンプ並に、来週日曜日が待ち遠しくて仕方がありませんるんるんるんるん笑っ

そして生存者数6人……かりん、かれん、麗佳のうち2人が死んだ計算に……

辛い、辛すぎる……かりん、かれんのどちらか片方だけ生き延びた形だと一番最悪ですね……

その片方が放心状態で墜ちていく姿が目に浮かんでしまいます(;Д;)


麗佳さんにとって葉月の娘さんを解放する条件、自分合わせて5人を生存させること、でしたっけ?


麗佳が生きているとしたら、麗佳だいぶ追い込まれてきましたね………



なるみさん、うpおつですー。


いつかに総一たちが分断された罠がありましたよね。
あの時に別れたメンバーの中にジョーカーがいるのではないかと。
つまり、一人で行動出来た総一、咲美、優希、桜姫あたりが怪しいと思いました。
(優希は手塚たちの襲撃を受けた北条姉妹の中にいないので)
一応、他のメンバーの外した考えも載せておきまする。


麻生&綺堂グループはずっと共に行動していたので候補から外れます。


次に麗華ですが、手塚からの襲撃を受けるわ戦闘禁止エリアで罠にはめられるわで逃げの一手です。
この間に、高山を殺すのは不可能であるため、麗華も外れます。


そして北条姉妹。
このうち、姉のかりんは首輪が外れたことで「A」であることは確定されました。
が、そうなると本来の「Q」の持ち主である妹のかれんを殺害しないと解除されません。
妹を殺さないと解除できないと知って、解除条件を明かさなかったのだと思います。

だとすると「A」が外れたのは、「Qに偽装したJOKERを持っていた手塚を殺した」以外考えられない。
でもそうなると、手塚は何故Qに偽装したのか?という疑問が生まれますが。

最初はかれんがジョーカーだと思ったんですがねー。

「総一グループが罠で分断された際に、高山を殺害。その時にJOKERの偽装機能を使ってQに変更。
JOKERをそのままにして、高山が持っていたPDAのみを回収し、変更時間内に手塚に攻撃されるように姿を現し襲撃を受けた。」

と思ったんですが、これは

?分断後はずっと姉妹で行動しているであろうと思われる
?高山の襲撃を受けた後に、死亡した高山の死体からJOKERを奪った手塚が登場
?襲撃を立て続けに受けてる中で、上の結論は不可能

この時点でかれんは消えました。北条姉妹の間でも分断されていたとなるなら話は別ですが。
かりんは・・・ないでしょう。文章からして。

ってか、かりんだのかれんだのややこしい(ry


また、総一&咲美ペアですが…。
総一が仮にジョーカーだった場合は、高山を殺害後に即解除が可能だったはずです。
JOKERを持っていたのが高山ですし。
でもそれをせずに分断されたメンバーとの合流は、上記と被りますがジョーカーの性格からしてないかと。
なので総一は外れます。

咲美はー・・・最後の文から殺されたと仮定しておきます。何故かは不明。
殺されているため、ジョーカーだという考えから外しておきます。ってか他に外す理由がないw


最後に桜姫&優希ペアは・・・ジョーカーの性格からしてないかと。
確か「プレーヤーを自ら追いつめて殺害するのを撮影」とあったはずですし。
二人で行動している点もそうですし、現にEXゲームが発動された時点でどちらかが行動を起こしてるはずです。


・・・と思ったんですが。

桜姫と優希の分断後の行動は、二人で合流してからの話しかない。
つまり、合流する前に一番何かしてそうな感じがするんですよね。

ここまでは絞れたんですが、こっからの絞る決定要素が考え尽きませんでした・・・。
なので、他と比べて簡単になってしまいますが、分断時に近くにいた優希がジョーカーだと推定。
PDAに首輪探知のソフトがありますし、これにより手塚や北条姉妹との追跡も可能になるためです。

この考えで行くと、桜姫は手塚や北条姉妹に辿りつくのが非常に困難になるため消えます。
襲撃を目撃していて、尾行していたなら話は別ですが。

それと殺された4人ですが、

1人目:北条姉妹で手塚を殺害
2人目:PDAの首輪探知ソフトで、追っていた北条姉妹の内、妹のかれんを優希が殺害
3人目:その後、姉のかりんを優希が殺害
4人目:同じくPDAの首輪探知ソフトにより、ダクト内の麗華を殺害

じゃないかと。順番は文章より。
時間軸として、咲美の殺害はこれ以降だと思いました。



ということでメッチャ長くなりましたが、ジョーカーは「色条優希」ということで。
BETは・・・これ残しておいても後で何かに使うんですか?w
後で使う機会があって外したら大損ですが、100枚賭けます。
もりへいさん、BETありがとうございます♪姫萩 咲実さんに100枚入りましたぁ〜♪

これで姫萩 咲実さんは[200枚/3名]となりました。今の所トップですね。確かに咲実さんの警備室での一連は、手際の良いものでしたねぇ。あらかじめ知っていた可能性も十分考えられます。

プラントさん、どうもどうもなのです〜♪

プラントさんのおっしゃる通り、残りの生存者1名が誰なのか?が大きなカギとなるでしょう。それこそかりんちゃんや、かれんちゃんだった場合は果てしなく残酷ではありますね。

ちなみに、麗佳さんが5名の生存をクリアできなかった場合のシナリオも、ディーラーは考えているようです。内容は伏せておきますけど・・・。

とらぞうさん、BETしてくれてどうもなのです☆色条 優希に100枚入りましたぁ〜☆

実はとらぞうさんの解説の中に重要なポイントを突いているのがあるんですね〜。それにより、候補がずいぶんと絞られるんですよねぇ。

あ、ちなみにここでコインを使い切ってもらっても何も問題ありません。ちょっとした戯れですから♪





なるみさん、どうもです〜♪

僕の予想は色条優希です。

実は先週まで渚さんを予想していて、この話で渚さんは白だと判断しました。なので迷って読み返してきましたφ(..)
分断→桜姫優希との合流の間に何か出来たのでは?と推理します。あとはやっぱり、あの高山さんを毒殺できるキャラクターが候補の中で他に浮かばなかったのが理由ですね。
咲実さんの意見も多かったですが、やっぱり咲実さんの性格的に悪役は向かなすぎだと思います。でも咲実さんがこれで終わりだと、またまた活躍せず…な感じですよね?(泣)

BETをした方には、なるみさんから悪夢のメッセージ…な気がしたので(個人的には面白いと思いますが… 汗)
今回はBET止めときます(笑)
賭けないし、誰も疑わないってことで〜
JOKERなどいない!いるとしたら須藤竜也<それ、別のゲームや!!w
個人的にジョーカーは桜姫優希だと思ってます
理由としては…

?警備室の場所を知らないはずの桜姫が集合場所に警備室を指定する筈が無い

?首輪の追跡ソフトを持っている桜姫が、明らかに他のプレイヤー(手塚)の追跡を受けている北条姉妹を助けに行かない筈が無い

上記の2点ですね
?に関してはPDAのソフトで、ペアで一ヵ所にとどまっているプレイヤーを探そうと思っていたと考えられますが…
実際総一達二人よりも先に、渚&真奈美ペアの所に行ってますしね


ただ色条優希も北条姉妹と行動していなかったりしますし、咲実も候補から外す理由がなかったりするので何とも言えませんがw
えーと、大変申し訳ないのですが・・・。私が書いたエピソード『7』に矛盾した文章がありましたので、訂正いたします。

第9話にて、総一達6人がいくつかのソフトをインストールしたのですが、その中の首輪の探知ソフトに関してですが、その時は『優希のPDAにインストールした』となりました。今までの形式から言って、色条優希のPDAにインストールした、となります。

ところが、第10話の総一が他のプレイヤー達を探している時に『大きい方の優希のPDAにインストールした』と総一は心の中で呟きました。つまり、桜姫優希のPDAにインストールした、という解釈なのです。

あちこち修正している内に、矛盾した文章を掲載してしまい、申し訳ありませんでした><

ええと、首輪のPDAの探知のソフトをインストールしているのは、桜姫の方です。けれど、もしかしたらその後どこかで別のソフトを発見して、インストールしている可能性もありますので、今回のBETシステムには影響ありません。
それでは、気を取り直しまして。まずは、レッドさん、いつもながらどうもです♪

ふむふむ、やはり姫萩咲実さんと、色条優希ちゃんの2人が怪しいと睨む方が多いですねぇ。

ええと、くどいようですけれど、外した事に対するペナルティは一切ありません。

決して、漆山さんを梱包してそちらに届けられたり、強制的に次回のこの『ゲーム』にご招待となったり、スマートガンシステムが作動して、弾をたくさん撃ち込まれたり、コイン100枚分の請求書が回ってきたり、不幸な手紙ならぬ不幸なメッセージが届けられたり、決してありません。ええ、決して♪

荒井熊さん、ようこそなのです♪

ジョーカーが存在しない、とはまた意表を突いてますねぇ。もしかすると有り得るかも?

例えば、明美さん(葉月さんの娘)が実は13人目のプレイヤーで、長沢くんはダミー。それで明美さんが『9』のPDAを長沢くんの前に置いて、長沢くんの死亡を確認した後PDAを回収、とか。

ちなみに、別のゲームのキャラクターがここで登場した時は、私は自分で自分を疑うことになります。そんな無茶な!、と。

KEI@エリちゃん、さん。どうもこんばんわ♪

桜姫優希さんが犯人だと仮定した場合、必死になって渚&真奈美の仲を取り持っておいて、後で裏切る、というフラグが成り立ちます。そうなったら、確かにみんな揃って誰も信じなくなりますねぇ。

実は彼女、結構根が強い感があります。第7話で手塚と対峙した時、真っ先に反撃したのは彼女でしたし、渚と真奈美の一触即発の状態でも臆する事はありませんでしたし。それ故、ジョーカーの可能性も有り?

蒔守矢 舞 Lagaz さん、コメント上では初めまして♪

いつもは希望の光である総一くんが、実はジョーカーだった、となれば、特に桜姫優希さんはショックに陥るはずですね。

最終的に総一VS5人との戦いになるとすれば、所在不明の麗佳さんがカギとなりますかねぇ。彼女がどうやって介入するか?ですかね。

ほむ、BETは無しですか。そんな堅実な生き方もまた良し!ですね♪

ええと、今までのBETを集計しますと・・・

?姫萩 咲実・・・[200枚/3名]

?色条 優希・・・[101枚/3名]

?御剣 総一・・・[100枚/2名]

?桜姫 優希・・・[77枚/2名]

で、総数[488枚/10名]ですね☆

この4名に絞られているようですね。まだまだBETは受け付けておりますよ〜♪
直感で賭けます。
JOKERは咲美だと思います。
理由は高山さんがあっさり殺されたからです。
そして、咲美は総一を殺そうとしたが、何らかの理由で咲美がJOKERと知った総一は反発的に咲美を撃ってしまった。
だから総一は咲美を撃ったんじゃないでしょうか。
コインは全部賭けます。
ほわとと@千尋LOVEさん、BETありがとうございます♪咲実さんに100枚追加っと。

高山さんを赤子の手を捻るかのごとく殺せるのは、咲実さんしかいない!?なるほど、そうきましたか。

と、するとジョーカーは既にこの世に居ない、という事になりますかねぇ?そうなりますと、残された総一くんがどのような行動に出るか、が重要なポイントになりますね。

彼がもし、もう元の総一でなくなっているとしたら?桜姫さんにとってはとても辛いことに・・・。

ギリギリになりましたが、自分も参加してみようと思います。

自分の予想はズバリ『桜姫優希』です。



理由は・・・

消去法で考えて、まず個人的なお気に入りである麗佳は最初から除外(えっ
(本音はジョーカーなら開始時になっても寝ているはずがない・・・)

次に北条姉妹は、最悪の場合、両方死亡している可能性が高そうですが、こちらも、ジョーカーとしての行動としては追い詰められることはないと言うことで、除外。
(トラップある場所に誘い込むはず、とよんでみる)

最後に色条優希・咲実・総一ですが、色条優希は少なくとも首輪サーチで把握でき、咲実はMAPデータをインストールしてる為、ある程度のことは把握できます。
(咲実が総一に会えたのは単なる偶然と仮定)

と言うことで、桜姫優希という結論になりました。

他に挙げるなら、最初のときから怪しい雰囲気はあったし、ましてや、拡張データすら入れてないですし、あと、残酷なやり方を好むという点で、知り合いとかが多い接点を利用するでしょう。
(ゲーム的なやり方視点で考えて)



長文失礼しました・・・m(_ _)m

ちなみに、BETは全賭します。
麗佳ちゃんのツインt・・・うわぁっ!何する!・・・やめ・・・・・(ry
ユートリア@捕われ人さん、コインBETありがどうございます♪桜姫優希さんに100枚入り、ですね。

ふうむ、確かに桜姫さんがジョーカーだった場合が、一番混乱が大きいでしょうね。総一くん、それとかりんちゃん達とはゲーム参加前から仲良しでしたし。

と、なりますと今一番危険な位置に居るのは総一くん!?さて、どうなることやら・・・。

ええと、麗佳さんご指名ですね♪では、麗佳さんを早速ダンボールに梱包して・・・!背後から殺気が・・・!?って、きゃあああっ!!

ガタンゴトン!!ガサゴソ・・・(逆に梱包されちゃぃました・・・)

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