10/22-23 特集:アヴァンガルドと凶暴な芸術家たち/Avant-garde and brutal artists 1924-30 ■1920年代パリ。狂気を介して芸術と娯楽が交錯する!
【A】ドタバタ喜劇の狂気/Clazy at Slapsticks(71min) ■アメリカのドタバタ喜劇が狂気の原点だった。 「ドルかセンスか」Dollars and Sense 1916/U.S.A./20min 製作●マック・セネット 「幕間」Entr'acte 1924/France/14min 監督●ルネ・クレール 脚本●フランシス・ピカビア 「バレエ・メカニック」Ballet Mecanique 1926/France/11min 監督●フェルナン・レジエ、ダドリー・マーフィー 「アッシャー家の末裔」La Chute de la masion Usher 1928/France/26min 監督●ジャン・エプスタイン
【B】ダダからシュルレアリスムへ/From Dadaism to Surrealism(83min) ■20世紀画家の映画への殴り込み! 「アネミックシネマ」Anmic cinma1927/France/8min 監督●マルセル・デュシャン 「アンダルシアの犬」36. Un chien andalou 1928/France/15min 監督●ルイス・ブニュエル、サルバトール・ダリ 「黄金時代」L' ge d'or 1930/Spain/60min 監督●ルイス・ブニュエル、サルバトール・ダリ
【C】奇人たちの映像/Eccentric Poem(75min) ■NY.ダダのフォトグラファーと天才詩人の映像表現! 「ひとで」L' toile de mer 1928/France/10min 監督●マン・レイ 「サイコロ城の秘密」Les Mystres du chteau de D 1929/France/10min 監督●マン・レイ 「詩人の血」Le Sang d'un pote1930/France/55min 監督●ジャン・コクトー
11/5-6 フェリーニ、アントニオーニと新しい風/ Before 1960, Pre-Nouvelle Vague Fellini, Antonioni, N.Rey ■プレNV(ヌーヴェルヴァーグ)とも言える50年代末の映画群。物語だけでなく新たな映像表現と複雑なキャラクターが誕生する!
「エヴァグレイズを渡る風」Wind Across the Everglades1958/U.S.A./93min 監督●ニコラス・レイ 主演●クリストファー・プラマー ■ハリウッドで新しい若者像を生み出したレイを奈落の底に陥れた問題作にして再評価され た傑作!ニューオリンズの湿地帯で『地獄の黙示録』とフェリーニが遭遇したような奇跡。
「棺桶の中で宙返り」★Tabutta Rovasata /Somersault in a Coffin 1996/Turky/74min 監督・脚本●デルヴィシュ・ザイム 撮影●ムスタファ・クシュチュ ■イスタンブルの波止場を徘徊するマスーンは小さな犯罪を繰り返し、その日暮らしの生活を送っている。要塞跡で飼われている孔雀と喫茶店の常連の女性だけが彼の生活に希望を与えてくれる。しかし、ささやかな幸せも長くは続かなかった。 ■アンタルヤ映画祭、イスタンブール映画祭で受賞し1964年生まれ監督のザイムが「新しいトルコ映画の波」として世界にも名を知らしめた低予算のデビュー作。
「第三のページ」Ucuncu Sayfa/The Third Page 1999/Turky/92min 監督・脚本・製作●ゼキ・デミルクブズ 撮影●アリ・ウトゥク ■恐怖から発作的に殺人をおかしてしまったイスタンブルの売れない役者イサ。隣人のメリエムに助けられ、やがて二人は愛し合うが、彼女にも社会を生き抜くための策略があった。目に見えない力に操られるように抜き差しならない状況に陥るイサの運命を描く。 ■監督第2作目『イノセンス』でトルコ映画のニューウェイヴとして注目されたデミルクブスの監督第3作。同年のロカルノ映画祭にも出品されている。
「五月の雲」Mayis Sikintisi/Cloud of May 1999/Turky/120min 監督・脚本・撮影・製作●ヌリ・ビルゲ・ジェイラン ■ 美しい五月のアナトリア、映画監督のムザファが新作にとりかかる。ムザファの両親、友人、幼い甥など、彼を取り巻く人々の間で起こる事件を詩情豊かに描いた作品。東京国際映画祭でも上映された長編第一作「カサバ」で注目を集めたジェイラン監督の第2作。 ■59年生まれ、短編『繭』がカンヌに出品され、98年の長編第一作「カサバ」がベルリン映画 祭フォーラム部門「カリガリ賞」受賞トルコの新星として注目を集めた監督の第2作。
戦後派のティーレはアーデナウアー政権下のエロ・ブルジョア風刺映画。戦中戦後の二作。 「昨日からの別れ」*Abschied von gestern 1966/Germany/87min 監督●アレクサンダー・クルーゲ 主演●アレクサンドラ・クルーゲ 「下部ババリアの山狩り[迫害]」*Jagdszenen aus Niederbayern 1969/Germany/90min 監督●ペーター・フライシュマン 出演●マーティン・シュペア ■戦後映画から若い映画への転換期となったクルーゲの出世作。女アニタの放浪。そして フライシュマンの新しい「郷土映画」と言われたシュペアの劇作映画化。まさにNGCの原形。
「19才の頃」*Ich war neunzehn 1968/Germany/119min 監督●コンラート・ヴォルフ ■50年代には旧東ドイツ撮影所DEFAの中心人物となったヴォルフの代表作。
「アイカ・カタパ」Eika Katappa 1969/Germany/144min 監督●ヴェルナー・シュレーター 出演●マグダレーナ・モンテズマ 「都市の夏」*Summer in the City 1970/Germany/121min 監督●ヴィム・ヴェンダース 主演●ハンツ・ツィシェラー 「不安と魂」*Angst essen Seele auf 1974/Germany/92min 監督●ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー ■カルト王シュレーターの奇怪オペラに加え、ヴェンダースの卒業製作とファスビンダー!
「アル中女の肖像」*Bildnis einer Trinkerin 1979/Germany/109min 監督●ウルリケ・オッティンガー 「昼と夜のような黒と白」Schwarz und weiァ wie Tage und Nchte1978/Germany/103min 監督●ヴィルフガング・ペーターゼン 主演●ブルーノ・ガンツ ■「フリーク・オルランド」で知られるオッティンガーの飲酒映画とハリウッド勝ち組みペータ ーゼンの主演は『ヒトラー最期の12日間』の名優ブルーノ・ガンツ!