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花形文化劇場コミュのみなさんどう思う

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脚本、書き進めてます。
が、いまいち乗り切れないのが実情です。
書いていて面白いんだか、どうだか・・・

実は、正直、オープニングからがらっと書き直そうかなとも思ってます。

なんか、だらだらっと話に入ってしまってるというか、説明的過ぎるというのがその理由です。

以下、長文やけど、とりあえず、一部を掲載します。

みなさん、どうおもいますか?




時  昭和四十五年三月三十日
場所 関西にあるとある信用金庫の地方都市の支店

 舞台は前舞台とそれより少し高くなっている奥舞台に別れている。奥の舞台は暗く何も見えない。前舞台の中央少し下手よりから上手袖にかけてL字のカウンター。そのカウンター内に事務用デスクや書類を入れるキャビネットが見え隠れしている。
 下手側には待合用の椅子、その前に灰皿。カウンターの上には伝票などが見える。
 壁には3億円事件の指名手配ポスター、様々な金融商品を勧めるポスターが張ってあり、中には「大阪万博開催記念定期預金」というものもある。客席からみて正面中央の舞台前ツラ位置中央に出入り口がある様子。
 オープニングBGが終るとゆっくりと明かりがつく。
 支店長の佐伯(男、五十歳前後)がしきりに腕時計を見て時間を気にしている。窓口には2人の女性職員。カウンター内に男女それぞれ1人の職員がいて、仕事にそろばんをはじくなど仕事に精を出している。
 ソファーには、女性客が1人座っており、カウンターには男性客が1人。男性客は作業着を着ている中小企業の社長風。この客の応対をしているのは、平井(女性、年齢適当)。
 平井はこの男に通帳と印鑑を返す。

平井  「それでは、こちら通帳と印鑑です。5万円入金いたしましたので、ご確認下さい」
社長風 「(通帳を見て)ああ、おおきに、たしかに」

 と、奥にいる佐伯に向って

社長風 「支店長、また、今度(マージャンをするふり)」
佐伯  「ああ、ええ」
社長風 「ほんな」

 舞台を降り、客席方面に帰ろうとする社長

 職員全員、その背中に

全員  「ありがとうございました」

 一部はハキハキ、一部は仕事をしながらお
ざなりに。
 男が去ると、職員の男、中谷(年齢適当)
が佐伯に

中谷  「支店長マージャンしてんですか」
佐伯  「ああ」

 と、おざなりに答え、机上の電話の受話器
をとり、ダイヤルを回し始める。
 同時にカウンターの女性職員「手島」(女性
二十歳代前半から中ごろ)が、ソファーの女
に向って、呼びかける

手島  「水谷さん」

 水谷と呼ばれた女性(二十歳代)は派手な
格好をしており、ガムをかんでいる。明らか
に横柄な態度。しかも、無言でカウンターま
でやってくる。
 ここから、電話をしている佐伯と荻野
の応対をしている手島がほぼ交互に話す。

佐伯  「出たのはさっき聞きましたよ。そば屋の出前じゃないんだから」
手島  「こちら、十万円です、ご確認下さい」
佐伯  「だから、今、どのあたりを」
手島  「あのう、今ですと、定期にしていただけますと」
水谷  「いるから下ろすんや」
手島  「・・・」
佐伯  「渋滞って、そんなこと、ちょっと考えればわかるでしょ」
手島  「そうですか」

 水谷、現金をバッグにしまうと、店を出て
行く。全員、電話途中の佐伯も水谷に向って

全員  「ありがとうございました」
佐伯  「なら、こっちに着くんは何時ごろ?」
手島  「(職員に)いやな感じやなぁ」
佐伯  「そんなに?・・・あなたねえ、おかげでこっちは下手すりゃ徹夜ですよ、テ・ツ・ヤ」
平井  「(手島に)見るからにお金持ってますって感じ」
佐伯  「わかりましたよ。それじゃ」

 佐伯電話を切って。椅子に座って考えこむ

手島  「それ、鼻にかけとるんやって」
平井  「へー」
手島  「あの人な(平井に耳打ちするように)二号さん」
平井  「へー。いまどき珍しいですね」
手島  「ほら、本町の、庭に大きい松がある家」
平井  「ああ、知ってます」
手島  「その、家のご主人に囲われてんねんて」
平井  「ほんまですか?」
手島  「なんでも、キャバレーで、働いてたらしんやけど、そこを見初められて」

 カウンター内にいた女子職員「森岡」(30
代)が席に着いたまま

森岡  「そこの2人!そんな目立つところでお客様の噂話しない」
平井  「あっすいません。つい」
森岡  「そんな暇があったら、やることなんぼでもあるでしょ」
平井  「私、お茶いれます!支店長、お茶のみますよね」

 机で考え事をしていた佐伯。顔を上げて

佐伯  「あ、ああ」

 平井、立って、カウンターの奥に行こうと
する。佐伯、それを呼び止めて

佐伯  「あっその前に」
平井  「なんです?」
佐伯  「君だけじゃなく、みんなもちょっと、手とめてほしいんだけど」

 全員、口々に「なんですか?」などといい
ながら、手をとめ、支店長席をみる

佐伯  「知っての通り、明日は当支店の大口の取引先、明和電気さんの期末手当支給日だ。ところが、本店からの現金輸送車がまだ、到着していない。一昨年の3億円事件のことがあるんで、本店も現金輸送はなるべく、人通りの多い時間を選んでるらしいんだが・・・ほら、万博がこのあいだはじまっただろ」
中谷  「それが?」
佐伯  「大人気だろ」
森岡  「すごいですよね」
中谷  「それで?」
佐伯  「国道が大渋滞だ」
中谷  「渋滞?」
佐伯  「そう。万博に向かう車で」
中谷  「はあ・・・」
佐伯  「現金、何時になるかわからんそうだ・・・が、、明日には期末手当を支給しなければならない」
森岡  「まあ、『万博の渋滞で現金の到着が遅れたので、支給できません』ってわけにはいきませんよねえ」
佐伯  「森岡君の言う通り」
手島  「それで?」
佐伯  「私の考えでは、遅くとも2時ごろにはここについて、私と中谷君ともう1人誰かで仕分け作業をすれば、6時過ぎ、かかっても7時ごろには終る計算だったんだが」
中谷  「僕そんな話聞いてないですよ」
佐伯  「言ってないもの」
中谷  「ちょっと、支店長」
佐伯  「(中谷を無視)ところが、今電話で確認したところ」
平井  「渋滞」
佐伯  「そう!で、いつ到着するかわかない状態」
中谷  「どうするんですか?」
佐伯  「(中谷を無視)しかし、明日の朝、9時には現金1千5百万円を明和電気さんに届けなければならない」
中谷  「そやから、どうするんですか」
佐伯  「(中谷を見て笑いながら)残業」
中谷  「・・・」
佐伯  「他のみんなにも残業をお願いしたい」

 全員、「えー」とか「いややなあ」とか口々
にリアクション

佐伯  「これはうちの信用問題や(と、腕時計を見て)ほら、幸い、あと5分で窓口業務は終了だ。もう、客もきそうにないから今日の締めにかかってもらってて、現金が到着次第、仕分け作業に入るって段取りでよろしく」

 中谷が、手を挙げる。

佐伯  「なんだ」
中谷  「今日、ちょっと所用が・・・」
佐伯  「なんだ」
中谷  「ギター」
佐伯  「えっ?」
中谷  「ギター教室」
佐伯  「はあ?」
中谷  「今日、ギター教室の日でして」
森岡  「中谷君、ギター習ってんのん」
中谷  「なんかギターうまかったら、彼女できるってきいたから」
手島  「さあ、それはどうかな」
中谷  「できへんの」
手島  「人によりけりや」
平井  「私、GSすきなんで、かっこいいと思います」
中谷  「いや、僕のはフォークやから」
平井  「あ、そうなんですかぁ。残念」
中谷  「でも、君がそういうやったら別にエレキ習ても・・・」
平井  「そうですかぁ。そやったらエレキがええとおもいますよ」
中谷  「そう?」
平井  「私の友だちなんかも、タイガースとかオックスとか好きですもん」
中谷  「エレキやれば、僕も赤松愛になれるかなぁ」
佐伯  「無理」
中谷  「じゃあ、ジュリー」
佐伯  「オックスでもタイガースでもいいが、ギター教室、今日は無理。休んでもらう」
中谷  「えー!」
佐伯  「業務命令。ジュリーになるのが1日、2日遅れたところでどうってことないだろ」
中谷  「ナンセンスですよ」
佐伯  「ほかの人はなんか」
中谷  「ちょっと」
森岡  「支店長、すみません。主人に電話しても、遅くなるいうて」
佐伯  「ああ、どうぞ」

 森岡、電話をかける

佐伯  「平井君と手島君は大丈夫?」
手島  「あ、ええ(少しいやそう)」
平井  「遅くなるんでしたら、お夜食とか準備したほうが。あっ知ってます?万博の中にアメリカのから揚げの専門店があるんですって。えーとフライドチキンとか言うんですけど、それが滅茶苦茶おいしいって。」
手島  「楽しそうやな、あんた」
平井  「なんか、文化祭みたいでうれしいじゃないですか」
手島  「文化祭ねえ」
佐伯  「じゃあ、今日の仕事を急いで片付けて」

 それぞれ、持ち場に散る。
 森岡だけが、電話で話をしている。

森岡  「もしもし、すみません。私、そちらでお世話になってる森岡の家内なんですが・・・こちらこそお世話になってます。・・・・あ、そうですか・・・よろしいですか?・・・はあ、ではお手数ですが、戻り次第、私の職場の方へ・・・ええ、存じておりますので・・・それでは、ごめんください」

 電話を切る森岡。佐伯に

森岡  「支店長、主人が不在だったもんで、戻り次第こちらに電話が」
佐伯  「ああ、こっちこそ急にすまないね」
森岡  「いえ」
佐伯  「あっ、シャッターしめてもらえる?」
森岡  「はい」

 森岡、支店長からカギを受け取り、舞台正
面にいこうとする。と、同時にサングラスに
タオルで覆面をした男女二人組が行内に走り
込んでくる。
 男は徳重(20代前半)で、手には猟銃を
持っている。女は田原(徳重と同年代)で、
手には火炎瓶らしきものを持っている。

徳重  「そのまま、動くな!」
行員達 「・・・(唖然)」
田原  「手を頭の後ろに」

 田原、森岡に向って

田原  「シャッターを閉めろ」

森岡(マイムで)ボタンを押す。SE、シャターが閉まる音。舞台上、やや暗くなる。
 森岡支店内を見回し、舞台前面、上下に監視カメラがあるのを見つける。
 支店内にある椅子などを利用し、缶入り塗料を吹き付ける。
 田原がこの作業をしている間に徳重

徳重  「全員カウンターの外へ!」

 手を挙げたまま、動かない行員達

徳重  「早く!」

 銃を突きつけられ、手をあげたままカウンターからだされる行員。

徳重  「そのまま、こちらに背中を向けて一列に」

 言われたとおりにする行員

徳重  「支店長は?」
行員  「・・・」
徳重  「支店長!」

 振り返る、佐伯

徳重  「金庫を」
田原  「これだけっ!・・・支店長!」
佐伯  「はい?」
田原  「カメラ、ほかには?」
佐伯  「ああ、それだけです」
徳重  「(田原に猟銃を渡して)見張ってろ。(支店長にはナイフをつける)金庫のカギは?」
佐伯  「机に」

 徳重、あごで机に行けの仕草
 恐る恐る、机に近づく佐伯。机の引き出し
に手をかけようとした時

田原  「待ちなさい」

 佐伯、動きをとめる

田原  「(徳重に)非常ボタン」

 徳重、ナイフを佐伯に向けながら机の引き
出し付近をチェック。と、顔を上げておもむ
ろに佐伯を殴る。
 倒れる佐伯。悲鳴を上げる行員

田原  「静かにっ!」
徳重  「我々は、君たちの命が欲しいわけじゃない!誰も傷つけたくはない。金さえ手に入れば、すぐに出て行く。(佐伯に)だから、支店長もおかしな真似は」

 うなずく佐伯。徳重、引き出しを開けて、
カギの束を取り出す

徳重  「これか?」
佐伯  「ええ」
徳重  「金庫のカギは?」

 佐伯、徳重からカギの束を受け取り、深呼
呼。そして、落ち着きはらって束の中から1
つのカギを選び出す

徳重  「嘘じゃないだろうな」

 佐伯、うなずく

徳重  「(人質の行員に向って)そこの、女。こっちを向け」

 女子行員、誰だかわからず、押し付け合い

徳重  「一番右(森岡)」
森岡  「は、はい(直立不動)」
徳重  「金庫へ案内しろ」
森岡  「・・・」

 森岡、佐伯に助けを求める視線
 佐伯、それに気づいて

佐伯  「私が」

 田原、銃を佐伯に向ける。

田原  「しゃべるな」

 森岡、徳重を先導して金庫に入っていく(上手奥)にはけようとして

徳重  「金庫に入ってる間に変なまねするんじゃないぞ」

佐伯  「学生か?」
田原  「しゃべるな」
佐伯  「こんなことしてなんになる」
田原  「聞こえてるだろ。しゃべるんじゃない」
佐伯  「(うなずく)」

 田原、徳重を気にしている。中谷、田原を意識しながら小さな声で佐伯に

中谷  「あのう・・・時間、かかるんですかね」
佐伯  「はあ?」
中谷  「早く終らないと、ギター教室」
手島  「どうせ、残業で無理やろ」
中谷  「けど、はよ終ったらいけるかも」
手島  「とりあえず、あんた、撃ち殺されたら?」
平井  「あのう・・・」
手島  「なにぃ」
平井  「金庫」
手島  「金庫?」
平井  「お金入ってませんよね・・・」
全員  「・・・」
平井  「現金輸送車遅れてるし、今日結構出金多かったし・・・」
佐伯  「なんぼくらいある?」
平井  「森岡さんじゃないと」
佐伯  「中谷君」
中谷  「僕はちょっと・・・」
手島  「出納係やろ」
中谷  「多分ですけど、50万はきってるんちゃうかな・・・」
平井  「それじゃ、強盗さん達怒りません?」
手島  「怒るやろな」
中谷  「怒ったら、長引くんじゃないですか?」
佐伯  「可能性はあるな」
中谷  「えー!ギター教室」

 田原、その声に反応して中谷に銃口を向け


中谷  「ぎゃー!」
田原  「うるさい!言ったはずだ。おとなしくしてれば、命はとらない」
中谷  「は、はい」
田原  「と、いうことは、騒げば命をとるということだ」
中谷  「あっ、も、もう、しゃべりません」

 中谷、口にチャックの仕草
 しばらくの間
 と、突然、森岡の叫び声
 と、同時に転がるように舞台上に現れる森

 佐伯、森岡に駆け寄ろうとする。田原、そ
れを制して

田原  「動くな!」
佐伯  「・・・(立ち止まる)

 徳重がゆっくり現れる

田原  「なんだ?」
徳重  「ない」
田原  「ない?」

 徳重、急に声を荒げて

徳重  「支店長!金はどうした!」
佐伯  「金庫にあるのが全てや」
田原  「いくらあった?」
徳重  「44万」
田原  「えっ?」
徳重  「44万だ」
森岡  「性格には44万2千円」
田原  「1千500万はあるって」
徳重  「情報では」
田原  「支店長!」
佐伯  「現金、輸送車が万博の渋滞に巻き込まれて」
徳重  「遅れてるのか」
佐伯  「ああ」
田原  「いつごろになる」
中谷  「それが、わからないんですって。困りますよね。実は私もこのあとギター教室があって困ってるんですよ。だから、あれ、今日はこの辺でお引き取りいただけると」

 田原、中谷に冷たい視線を送りながら、銃
口を向ける。
 中谷、再び口にチャックして愛想笑い

コメント(3)

うちも説明的とは思わんけど
冒頭部だけでは、何が伏線になってるんかも分からへんから「だらだら」についてもなんともいえんわ
ざちょーが説明的って感じてるんは、どの部分のことなん?

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