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白雪と詩と毒入り林檎。コミュの「サヨナラ」の準備。

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君は何時も、
どんな時でも何時か来る「サヨナラ」の為に、
出逢った其の瞬間から「サヨナラ」の準備を、
始めるよね。

其れは君の悪い所でもあるし、
同時に悲しい癖でもあるよね。

だって君は、
何時か訪れて仕舞う「サヨナラ」が怖くて、
しなくても良い「サヨナラ」の準備なんか、
するんだろ。

無意識か有意識にか、
僕には、
否、
君にも、
判らないかもだけど。

ねぇ、そんなに、
怖がらなくてもいいんだよ。
ねぇ、そんなに、
世界は君に冷たくはないよ。

少なくとも、
僕は君から、
「サヨナラ」なんてしないから。
安心してよ。
泣かないで。

だけど君は号泣する。
止まらない嗚咽。
困惑する僕。
そっと君の、
頭を撫でながら、
君を胸に抱き寄せた。

しゃくりあげながら、
震える声で、
小さく君は、言った。

…でも、あなたが、
先に死んじゃったらどうするの?
あたし、置いてかれちゃうよ…。
やっぱり怖いよ…。

「サヨナラ」の準備をしなくちゃ。
あたし、
「サヨナラ」の準備をしなくちゃ。

ホントに馬鹿だなぁ…。
僕は呆れて言った。
怖がらなくて良いって言ったでしょう。
僕は笑って呟いた。
ホントに馬鹿だなぁ…。

だって…。

言いながら、
君は突然の夕立のように、
泣き出した。

君の黒い髪を撫でながら、
僕は君の心に傘を差す。
其の心がもう此れ以上、
涙の雨に濡れないように。

大丈夫だよ。
僕は絶対に君より先に死なないから。
大丈夫だよ。

君の鼓動の音が消えて仕舞う、
悲しい「サヨナラ」の時を迎えてから、
僕は此の世界と「サヨナラ」するから。
君を絶対に独りにさせないよ。

安心して。
ねぇ、愛してるんだ、君を。
本当だよ。

君を、愛してる。

だからもう僕との、
「サヨナラ」の準備は止めにして、
僕に笑ってみせて。

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