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・:*:・下妻物語・:*:・コミュのあなたのロココ度

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我が家で人気ナンバーワンの邦画は下妻物語である。

我が家から下妻は遠くはない距離で、実際に下妻に行ったこともある。映画にでてくる駅、スーパー、土地などの名前にも親しみがあり、我が家の日常の生活の感覚を共有できる映画なので、親しみを感じるのだ。

だが、この番組で家族がツボにはまり、最も受けているのが、ロココなるキーワドだ。主人公は、ロココ調の服に親しみ、「その時代に生まれたかった」と語る。

ロココは、rokokoと書き、1720年から1760年頃に流行した芸術様式で、貝殻や岩石で飾り立てた人工の岩窟である「ロカイユ」が語源である。ロココは、フランスのアントワネットの母親だったマリアテレジアやモーツアルトが生きたフリードリッヒ大王の時代に、ドイツにも渡る。貝殻で飾った曲線の雅な家具は、ロココ調の芸術作品の代表であるし、モーツアルトの曲にもロココ調の作品が多い。絵画では、ワトー、フラゴナール、ブシェなどが代表的である。この時代の芸術様式は、バロックと古典の中間期に位置し、主人公も言うように軽薄な貴族趣味の時代と卑下されているところもある。ロココ時代の直後には、アメリカの独立宣言(1776年)もあり、フランス革命(1789年)も起きている。独立宣言のあった1776年には、モーツアルトは交響曲41番ハ長調、ジュピターを書いている。こう書けば、ロココの時代感覚もご理解いただけるかもしれない。

主人公は、
「ロココ時代、貴族は刺繍を楽しみ、刺繍に飽きるとエッチをし(ここで天蓋付のベットの映像がでる)、エッチが終わるとまた刺繍し、刺繍に飽きるとエッチをするという生活をしていた」と語る。

ママ(家内のこと)は、このシーンを最初に見たとき
「パパにぴったりの時代じゃない? 前世、この時代に生きていたんじゃないの? だけど貴族ではなく、側で面倒をみる人として」
と僕をからかった。

そう。僕は、この軽薄な貴族趣味の時代の、音楽も絵画も家具も衣装が大好きだ。ロココ時代の珍しい舞曲のレコードのコレクションもあるし、モーツアルトがスポンサーのロココ趣味に迎合して特別に作曲した装飾音符たっぷりの優雅な音楽が何より好きだ。絵心はまるきりないのに、この時代に書かれた絵画の女性たちに恋もしたし、今でもロココの絵画に描かれるような女性に惹かれる。僕が大好きな「伊藤まいこ」も僕的にはロココ調の女性である。察するに、僕のマイミクさんにも、ロココ趣味の方が少なからずいらっしゃると思う。(たとえば、マイミクさんのぷくさんはロココ趣味率80%くらいと見積もられる)。

ママも娘も、僕のこの軽薄な貴族趣味を熟知しており、主人公と同様、ロココとはほど遠い、僕らの実生活や僕自身のキャラクタと重ね、ツボにはまって、大笑いし、僕をからかうのだ。これが、我が家で下妻物語が人気ナンバーワンである最大の理由である(涙)。

さて、皆さんのロココ度は?

コメント(9)

表参道に天使グッズの専門店があります。
ときどきお邪魔しますすが、買ったことはない。

天蓋付のベットに一度体を沈めたいと願っていたところ、新宿にあると聞き、出かけました。ところが、そこはなんとラブホテル(汗)。それでも、せっかくだからと中に入ると、まるっきりロビーは普通のホテルのようで、バリ風のつくり。部屋も広く、素敵でした。嬉しくて、天蓋のカーテンを開けたり閉めたりしていたら、カーテンが落ち、戻し方がわからず、そのままにして帰りました(汗)。

女性ひとりで行くにはちょっと勇気がいりますね。
でもお友達と来ているロリータ服を着た女性二人組みもいました。女性同士の特別な関係ではなさそうで、無料のワインと天蓋のベットがあることを聞き出し、ロビーでお話していましたよ。
もともと世間の流行に全く関係なくピンクと白とフリフリが大好きだった六年生の娘が、この映画を機に完全にロリータ開眼してしまいました。
この夏休みに前髪を真直ぐに切りそろえ、公文のプリントがたまった御褒美にいつもはゲームソフトをねだるのに、今回はヘッドドレスをねだられました。
買ってあげたけど...本当にそれをかぶってお出かけするのはいかがなものかと...。

ロココなお友達ができるかなあ。
桃子ちゃんみたいに芯が強くないので、とっても心配な母でした。
ちなみに小4の妹の名前は「ロコ」なんですが(惜しい!)、服装はパンクです。
ふくらすずめ様>六年生の娘さんをあったかく見守ってあげて下さい。どうしたらより似合うか、素敵に見えるか、バランスは?等々奥深くて
右脳をいっぱい使いますから。

ロココなお部屋、服や靴を飾りつつ収納できたらいいな。
>湊 様
今はまだBABYのお洋服を買い与えるのも贅沢すぎると思い、日々ミシンをカタカタやってる母です。生地代は安くつくけどレース代がバカになりません。
でも花柄のヒラヒラワンピースなんて作ったのは幼稚園の頃以来なので、なんだか楽しいです。
今日も一緒にスーパーに買い物に行くのに、夕方で曇ってるっちゅーのに日傘をさして行きました。

今は自分の部屋がないけど、自分のお部屋ができたらまず壁紙ですね。
現在、「どうぶつの森」のお部屋をロココにすべく頑張ってるようです。
ロリータ服ミシンで作っているんですね。良きお母さんだわ。
ふくらすずめさん

なんて優しいお母さん。
壁紙がんばってロココにしてください。
あれ以来、かなりの枚数洋服を作りました。
だけどほとんど夏物なので、また秋冬ものの服を作らねば〜。
今や洋裁は日常の家事の一部です。

いよいよ娘に1人部屋が欲しいとねだられ、ただ今納戸の片付け中です。
ニトリで天蓋(といっても蚊屋なのですが)を見つけたので、いろいろ妄想がふくらんでます。

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