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反原発!原子力発電反対!!コミュのイギリス:トローズネイズ原発周辺で多発するガン

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原発から湖に放射能が漏れ放射性沈殿物が堆積(北ウエールズ) 2007/08/07

 とうとう原子力発電所から放射能漏れ事故が起きた。東京電力が、柏崎刈羽原子力発電所に想定していた地震の揺れの見通しは甘く、ミスも重なって、中越沖地震直後には使用済み核燃料プールから放射能を含む水が海に、排気塔からも放射性ヨウ素が大気中に漏れた。10日以上たってからは核燃料プールと繋がった炉内の水があふれたことなどがわかり、想定外の被害に不安がつのる。

 電力会社らは、放出放射能が生態系や人の健康に無害だと言い続けるが、環境中での蓄積を考えると将来が不安だ。特に海外メディアは、放射能漏れ情報の混乱や、事故隠しが毎月のように発覚する日本の原子力産業の隠蔽体質を警戒し、企業から発表される情報の信頼性を疑い、「チェルノブイリ並」とか「グランド・ゼロ」などとする危機的な表現が飛び交っていると言う。

イギリスでは、冷却水に使った湖の底に放射能が沈殿
 不都合な事実を隠したり真相の究明を妨げる原子力産業は、日本だけに限られるわけではない。放射能と人の健康影響との因果関係の証明が難しいことを理由に、原子力産業は世界中で起きている深刻な放射線被ばく被害を常に過小評価してきた。

 その1例が昨年(2006)、湖の水を冷却水に使っていたイギリスの原発の放射能漏れで、異常に多くの周辺住民がガンになった疑惑がテレビ局の調査報道で明かされた。問題の原発は、北ウエールズのスノードニア国立公園内にある人造のトローズネイズ湖の北の畔に建っており、1965年の操業以来、運転に必要な冷却水に人造湖の水を使ってきた。

 同国の原発のほとんどは海岸に建てられ、放射能漏れがあっても海に流れれば余程のことがない限り分かることはない。しかし、ただひとつ人造湖をつくって内陸部に建て冷却水を湖に捨てたこのトローズネイズ原発は、おびただしい放射能を湖の泥土に蓄積することになった。現在は、老朽化と国立公園内にあることを理由に1991年に運転を停止、2年あまりかけて核燃料棒が運び出され施設の解体準備中だ。




放射能が漏れやすいマグノックス燃料容器
 トローズネイズ原発には黒鉛減速型ガス冷却炉というタイプの原子炉が2基あり、原爆用のプルトニウム生産炉を原型につくられたことから、発電と兵器用プルトニウムを作る目的で運転された。天然ウランの燃料容器にマグネシウムの合金が使われたことから、マグノックス炉とも呼ばれる。

 このマグネシウム合金は水の中で腐食しやすく放射能が漏れやすい。イギリスの使用済み核燃料はセラフィールドで再処理されるが、漏れた放射能で汚染された冷却プールの水がしばしばアイリッシュ海に放出され放射能汚染の原因の一つとなった。柏崎刈羽原発の燃料棒の合金はこのタイプではないが、破損すれば放射能が漏れ水が汚染される(現在、柏崎刈羽の燃料棒は、その状態がまだ確認できない)。



温排水で水温が上がり魚が大きくなったが湖底には放射能が堆積

 トローズネイズ原発では運転中大きな事故の報告はないが、冷却水の水源用の人造湖は発電所から出る放射能の沈殿池となった。1988年の報告では、湖の底のの厚さ30cmまでの沈殿物にはプルトニウム、セシウム、アメリシウム、ストロンチウムなどの放射能が1トンの堆積物に平均で400万ベクレル含まれていた。

 ウエールズの環境調査コンサルタント企業の科学者クリス・バスビー博士は「イギリスの法律により管理するよう命じられている低レベル核廃棄物の10倍以上の濃度である」と指摘し、また、炉心の冷却に二酸化炭素ガスを使う原子炉からは、運転の全期間を通じてガスが排出されたことから、放射能で汚染された湖で遊んだり魚を食べ、放射能を含むガスに被ばくした風下の住民がガンになったと博士は分析する。

http://www.news.janjan.jp/world/0708/0708060387/1.php


現地では、湖の周辺と原発の風下地域でガンにより亡くなる住民が増えた、と言う噂(anecdote・アネクドート)が10年ほど前から広がっていた。これを聞いたイギリスのテレビ局・iTVのウエールズ語放送の番組制作者らは、自分たちでガンになった住民の聞き取り調査をすることにした。

 同局は2004年にセラフィールドからの放射能で北ウエールズ沿岸の子どもたちにガンが多発したとする調査報道番組を放映し(記事「放射能を含む土ぼこり・英核燃料再処理」参照)、今回は原発からのガン多発を同じ方法で突き止めたのだった。

 私が06年6月に放送局を訪ねると、番組は2週間前に放送されたばかりだった。番組ディレクターは「ウエールズの保健機関にガンの発病率について訊ねても、患者の個人情報保護を理由に情報公開を拒み、個人の医療記録を見ることもできないので、05年から農家などを戸別訪問して調べることにした」と言う。

 調査にあたって、バスビー博士が、喫煙や湖の魚を食べたとか、性別や年齢、ガンの種類など、訊ねる内容を番組スタッフに指示し結果の分析(http://www.llrc.org/trawsrept.pdf)も行った。というのも、この地域は21年前チェルノブイリ事故による放射能汚染があり、その影響との判別が必要になるなど複雑な事情があった。チェルノブイリからの放射能は、スノードニア国立公園の北部一帯の高地に雨とともに降下し、今でもその一帯の牧場で育った家畜の肉は検査(スキャン) され食用が禁止されている。

 しかし、噂話でガンが多く発生した地域は湖の周辺と原発の北から東にかけての限られた地域だった。このことからチェルノブイリの放射能に原発のそれが重なって被害を重くしていることも考えられる。



牧場の羊や牛はチェルノブイリ事故の放射能で汚染され、食用が禁止されている

病気で亡くなった村民の二人に一人はガンだった
 番組の中で体験談を語ったリンダ・ジョーンズさんをフェスティニオグ村に訊ねた。05年に乳がんと診断され手術の後、化学療法を続け、その時失った髪も回復しつつあったリンダさんは、「保健機関は、羊より被ばくした私たちをスキャンする必要がある」と当局の対応に不満を持っている。

 地方議会の議員でもあるリンダさんは、約700人の村民の大抵は顔見知りで、どこの家の誰がどんな病気になったか知っている。また、ローカル新聞の死亡欄からも得られる近隣住民の情報から「40〜50代で亡くなった村民の二人に一人がガンだった」とその凄まじさを語る。

 最近の2〜3年では白血病になる子どもが増え、16歳で喉頭がんになった青年もいる。近所の主婦は夫と娘をガンで失い、43歳で亡くなった娘は白血病だった。他の一家は、妻が3年前に乳がんと診断され、翌年には夫が前立腺がんと診断されたと言う。



地方議員のリンダ・ジョーンズさんは乳がんになった

50歳以下の女性の乳ガン発病率は全国平均の15倍
 番組の調査員は、対象地域の402世帯を訪ねて978人の情報を集め、88%の住民から回答を得たと言う。その結果“恐ろしいレベル”のガン発病率を見いだした。

 調査結果のバスビー博士による分析では、2005年までの過去10年の発ガンレベルはすべてのガンで全国平均の2倍になる。が、03〜05年の3年間は、特に50歳以下の女性が大きな影響を受け乳がんは全国平均の15倍高く、60歳以下では4〜5倍高かった。その他に、白血病は全国平均の8倍、膵臓がんは5倍、男性の前立腺がんが2倍だった。

 湖の魚を食べた人に乳がんが多く、魚を食べた人は、食べなかった人の2倍以上ガン発病率が高い。湖のマスはプルトニウム239を含む放射能で汚染されていると農業省の検査で明かされたが、湖は今も水泳やボート遊び、魚釣りの名所として宣伝されている。

 「ここで起きているガンは、肺、胃、胸腺、喉頭、頸部、脳、子宮、卵巣、肝臓、膀胱、皮膚、腎臓、骨髄、中皮腫、結腸、などあらゆる種類がみられ、急速に進行するタイプのガンが多いのが特徴だ」とリンダさんはいう。



原発周辺は牧畜を主とした田園が広がり、小さな町が点在する

 バスビー博士によると、「本当に恐ろしいガンの発病率で、地域のメルトダウンとも言えるレベルにある」として「これまで調査した他のどの地域よりも衝撃的」と言う。政府当局はお決まりのごとくガンの過剰発生を認めず、TV局のインタビューを拒否、戸別訪問を住民のプライバシーと基本的人権の侵害として非難した。

 一方、ブレア政権の原発新設に反対して更迭されたマイケル・ミーチャー元環境大臣は、番組のインタビューに答え、「驚くべき現象で重大な証拠が示された。健康と環境への影響が明らかになるまで、原発の新設を進めてはならない」と述べている。

 いま、エネルギー需要の高まりとCO2削減を口実にして、途上国を含む全世界中で新しい原発建設の動きが始まっている。かつてはエネルギー源として原発が重要視される時代もあったが、原爆製造につながりかねない危険や、自然災害に対する施設の脆弱性が明らかになり、核戦争以外にも原子力利用推進による放射能汚染の危険がますます懸念されるようになった。

 日本の新潟県中越沖地震の柏崎刈羽原発の放射能漏れ事故は、これを教訓として、原子力発電を廃止し、再生可能エネルギーの開発と生産にエネルギー政策をシフトするいい機会である。

http://www.news.janjan.jp/world/0708/0708070466/1.php

コメント(6)

自分も今日、イギリスの核燃料再生工場の被害についての日記を
書きました!
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=638630850&owner_id=2194724

前例を見て学しかないですよね!
政府とメディアが隠蔽するなら。
関連ありそうですな。

世界初?6本足のタコ 英国
2008年03月04日 07:58 発信地:ブラックプール / 英国
【3月4日 AFP】(一部更新)英北西部ブラックプール(Blackpool)にあるブラックプール・シーライフセンター(Blackpool Sea Life Centre)は3日、6本足のタコが発見されたことを発表した。飼育委員たちは、このようなタコが発見されたのは世界初だとしており、ヘンリー(Henry)と名付けた。6本足になった経緯については、後天的に足を無くしたのではなく、出生異常だと考えられている。
 ヘンリーは2週間前、ウェールズ北部の沖合に仕掛けてあったロブスター捕獲用のわなかごにかかり、その他数種の生物とともに地元の海洋動物園に運ばれた。そこからシーライフセンターの飼育委員が引き取り、水槽に入れたときに初めて足が6本しかないことが分かったという。タコは3つの心臓を持ち、青い血が流れていることで知られるが、6本足のタコは極めてまれだ。
↑ http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2359423/2700422
人の命を燃やして発電する原発か…。
人の命が石油より安くなる日も近いな。
オランダ第2基目の原発建設計画は凍結へ/ル・モンド紙(12月30日) http://t.co/xQl9Brnm

Yumi
ハート(黄)原発から動物達を守り隊
‏ @MiffyandKuma
2月20日

日立は原発をイギリスに建ててはいけないということだ!雷 “イギリスでは珍しい ウェールズでM4.4の地震”

https://twitter.com/i/moments/965024449056526336 …

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