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週刊ブックレビューが好きっ!コミュの今週のきになった本 2007年10月28日

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○国のない男 カート・ヴォネガット著 金原瑞人訳  NHK出版

○新祖国論 なぜいま、反グローバリズムなのか 辻井喬 集英社

○ウェブ社会をどう生きるか 西垣通 岩波新書

○川の光 松浦寿輝 中央公論新社

○コレラの時代の愛 G・ガルシア=マルケス著 木村榮一訳 新潮社

○MISSING 本多孝好 双葉文庫

○日本橋バビロン 小林信彦 文藝春秋 

○釈迦 瀬戸内寂聴 新潮文庫

○仲蔵狂乱 松井今朝子 講談社文庫

○臍の緒は妙薬 河野多惠子 新潮社






コメント(3)

今回気になったのは! じゃんじゃん

国のない男 、新祖国論 なぜいま、反グローバリズムなのか

なにやら 気になる。こらからの 行く末が・・・・



川の光

ねずみさんが かわいいかも

「日本橋バビロン」を読んでみました。

東京の東側は古くからの歴史を感じさせるような
趣深い、情緒豊かな場所が多くて好きだったんですが
この本を読んで、このあたりは関東大震災や第二次世界大戦で
ほとんど更地のようになってしまって何度か“リセット”されている
という歴史があることを目の当たりにして驚愕しました。

私が大好きな“東京(下町)”は実は復元された街に過ぎなかったんですね。
現存している下町の趣とか情緒は、地元の方々がかつての雰囲気や生活を
取り戻そうと働きかけた結果のもので、真の意味での“昔からの風景”とは
違ってたんですね。

しかも題名にある日本橋(正確には東日本橋〜浜町界隈を指すようです)
あたりこそ本来の江戸情緒豊かな下町が賑わっていた場所で
かつて“両国”と呼ばれていたということも驚きでしたね。
今は背の高いオフィスビルやマンションが立ち並ぶばかりの場所ですから。

東京の下町繁華街は盛っては衰え、場所を変え姿を変えして今の形があるんですね。
数十年後にはまたガラリと変わっているに違いありません。
必要があってそうなるとは言え、存在していたものがなくなるというのは
そこを生活の場としていた者にとってみたら悲しいことです。
思い出の風景が消え去ることですから。
作者は決してそういう郷愁めいたことをこぼしてはいらっしゃらなかったのですが
私は悲しいことだと、そう思います。

だから今ある街を“なかった事”にしてしまわないように
こういう本が書き残されるのは大変に価値のあることだと思いました。
そして私も私が歩く愛すべき街を記憶にとどめるだけじゃなく
何かしら記録として残すことをしてみたいなと考えています。
日本橋バビロンよまれたんですね。本屋で見かけて、装丁がいいなと読んでみたいなと心にとどめていただけなのですが
面白そうでうすね。

>私が大好きな“東京(下町)”は実は復元された街に過ぎなかったんですね。

そうなんですね。なにやら騙された感がありますね。そうだとしてもそんな下町は好きです。青山、六本木のようなグローバルな表面的華やかさはないけど、そこに住む人たちの心は、青山、六本木よりグローバルな気がします。(僕のかってなイメージ)もし未来に、下町がリセットするときが来ても、それを覚え、懐古感を抱き、伝えていけば、復元されても町に宿る精神性は失われないような気がします。

>何かしら記録として残すことをしてみたいなと考えています。

それだけに、こういうことはとても大切なんだと思います。
僕もそうしていこうと思いました!


以前のブックレビューであさのあつこさんのいった言葉が心に残ってます。
(うろ覚えですが、こんな内容だったと思います。)

今と違って昔は、良かった・・・・・
時間は、止めることせず突き進んでいくばかりだけれども
どまることはできるし、思案することも、変えることもできる


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