真説・県民大図鑑コミュの茨城県民

問答無用の直情径行、三ぽい人々の甲高い怒声

茨城県には、『ポイ』しているひとが多いといわれています。

ポイといってもゴミやタバコの投げ捨てではありません。
日本語で『ポイ』をつけると、その傾向が強いという意味の形容詞に早変わりします

たとえばガイジンにポイをつければ、日本人離れしたバタ臭いヤツ、という意味になるし、水にポイをつければ水分をたくさん含んだ、という意味になります

しかし水に『お』を付け加えて「オミズッポイ」といってしまえば、『感想肌を化粧水でごまかす年増女』という、全く正反対のニュアンスになってしまうから、日本語というのは難しいですね

『ポイ』人を、俗に「水戸の三ぽい」とか、「茨城の三ぽい」といい、怒りっぽい、理屈っぽい、骨っぽい、忘れっぽい、飽きっぽいなどと、県民性にやたらポイが並びます
ふざけてるわけじゃありません
茨城県民の最も特徴的なポイは、『怒りっぽい』すなわちその短気な性格にあるようです

彼らは単純でせっかちな上に、口下手で自己表現ができません
語尾の上がる奇妙なイントネーションで、興奮してくると声が甲高くなるから、ますます何をいってるのか分からなくなります

気持ちが相手に伝わらないから、さらに激昴して暴力沙汰に及ぶこともしばしばだといいます
これを異常といわずして、なんといいましょう

日本の美徳である敬語が未発達で、いわゆる『タメ口』が当たり前
今でも「ソンジョー、ソンジョー」が口癖で、
『尊皇攘夷（そんのうじょうい）』というナショナリスティックなガイジン排斥思想の本場だから、我々には危険きわまりない人たちなのです
よほど注意してかからないと、えらい目に遭いますよ

車の運転は日本一乱暴で、赤信号でも横の信号が黄色になったとたんにすぐ飛び出すわ、前の車も後ろの車も対向車もすべてが怒りの対象となりますから、むちゃくちゃヒートアップして暴走行為を繰り返します

その結果、人口当たりの交通事故発生件数、死傷者数は常に全国上位をキープする始末なのです

県庁所在地の水戸は、特にキレやすい人々が多いようで、幕末の桜田門外の変、坂下門外の変、昭和の血盟団事件、五・一五事件、二・二六事件と、日本のおぞましいテロ事件には、水戸の人間が必ず関係していたというから、テロリスト養成には世界中でも水戸が一番うってつけといえるでしょう


水戸といえば時代劇の「水戸黄門」をよくご存知だと思います
やはりこのトノサマも、実際に激しい気性の持ち主で、手のつけられない乱暴者だったらしいのです

そういえば劇中でも、必ず配下の用心棒に命令して、相手をメッタ打ちにし、最後は権威の力でサムライに土下座までさせ、最大級の侮辱を与えておいて、とどめにはサディスティックな笑いを思いきり浴びせているではないですか

どうしてこんな空恐ろしい老人のキャラクターが人気なのか、ガイジンには理解に苦しむところでしょうが、それほど日本の老人問題は深刻なのであり、虐げられた老人たちは、あの時代劇を観ることによって、日ごろのフラストレーションを発散しているのであります


かつて『茨城巡査』という言葉があって、日本のポリスマンは水戸黄門のような茨城出身者が多く、権威をかさにきて、「オイコラ」などと日本語における四文字言葉を連発するような、傍若無人な輩ばかりだったといわれています
今でもガイジンに理不尽な対応をするポリスは、茨城県民であると疑ってみてよいでしょう

茨城県民は直情径行タイプであり、同時に『忘れっぽい』『飽きっぽい』といわれ、淡白な性格でもあります
桜田門外の変で、水戸藩のサムライに暗殺された江戸幕府の重鎮の出身地、滋賀県彦根市と水戸市は、このテロ事件の１００年後、１９６８年にさっさと仲直りしています
『忘れっぽい』淡白な茨城県民に気質を物語った、ほほ笑ましいエピソードの１つでありましょう

また、茨城県民は見栄っ張りでもあります
ナットウばかり食べて食費を浮かせ、その分着るものに金を惜しみなく投入します

でも彼らは秋田県民と、美女とナットウをトレードしたせいで、水戸には美人がいなくなったといわれています
ナットウ・ライスが美しい衣装に化けたのはいいが、肝心の着飾る女性が美人でなければ、あまり意味をなさないのではないか
この悪循環というか、シジュフォス神話みたいな不条理劇が、彼らの怒りのテンションをさらに倍増させているに違いありません

茨城県民と接する時のポイントは、決してイバラギ県といってはならない、ということです
そういったとたん、テンチューという名の制裁があなたの身に及ぶことは間違いありません
イバラキ県でもダメなのです

正確な発音はエバラキ県なのです

茨城県では、西洋医学の世話になることを恥とする気風が今でも残っており、手遅れになるまでやせ我慢する県民が多いようです
だからちょっとでも具合の悪い人を見つけたら、医者にかかるよう献身的に説得することが、我々ガイジンの使命であることを心得てください

ガイジン嫌いの県民に対しては、ナットウを目の前で食べるパフォーマンスが有効でしょう
頑固な彼らも驚いて、排他的な過激思想も少しは穏やかになるかもしれません

日本通の我々にとって、ナットウはヘルシーな食べ物としてポピュラーだから、何の問題もないでしょう

デモンストレーション用に、ナットウのパックを常に携行することをオススメします
牛久市には自由の女神の３倍もある、世界最大のブッダ像があるので、これを誉めるのもいいでしょう