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看護師国試1日一問コミュの成人看護学 解説

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問26について
必修レベルの問題です。
糖尿病の三大合併症とは、糖尿病性網膜症・腎症・神経症をいいます。また、動脈硬化はあらゆる血管にみられ、冠動脈→狭心症・心筋梗塞、脳動脈→脳梗塞、四肢動脈→壊疽・潰瘍などになりやすく、感染も起こしやすくなります。
よって答えは×です。


問27について
非ケトン性高浸透圧昏睡ではクスマウル呼吸は見られません。発症を誘発する因子として、感染症、高カロリー輸液、ステロイド投与、サイアザイド利尿薬投与、手術などがあります。これらの誘因によりインスリン拮抗ホルモンが上昇し、高血糖、浸透圧利尿、脱水が引き起こされます。高度な脱水による循環不全や、意識障害・けいれん・振戦などの神経症状が出現します。検査所見では600mg/dl(多くは800mg/dl)以上の著明な高血糖、350mOsm/l以上の高浸透圧症、150mEq/l以上の高Na血症を認めます。ケトーシスやケトアシドーシスはないか、あっても軽度であるため、代償性呼吸であるクスマウル呼吸は見られません。
その機序について補足します。まず、なぜクスマウル呼吸をするか。1型糖尿病は膵臓ランゲルハンス島β細胞に対して免疫を作ってしまう、いわゆる自己免疫疾患です。ランゲルハンス島β細胞はインスリンを分泌するので、そこに免疫ができてしまうというということは、インスリンの分泌ができません。だから1型糖尿病にはインスリン療法が大切なのです。普通は糖中心のエネルギーを使ってますが、これができません。そうなると次に使うのは蛋白質、蛋白質も使いきってしまうと最終的に脂肪を使います。脂肪は使うとATPと副産物を生み出します。副産物は、ケトン体です。ケトン体は酸性です。これが増えると、ケトアシドーシス昏睡となり、なんとか体を元に戻そうとしてクスマウル呼吸をします。クスマウル呼吸はケトアシドーシス性昏睡を戻そうとして起こる、代償です。2型糖尿病はいわゆる生活習慣病です。常にカロリーオーバーな状態が続いてます。人間の体は何でもそうですが、与えられた仕事以上をこなすとなると早く疲れてしまいます。この場合、つまり、いつもカロリーオーバーだから、いつもランゲルハンス島β細胞が働いていて、いつも働いていていたから疲れてしまったという状態です。こうなると血糖があまります。血糖は別名、グルコースです。本来ならインスリンが働いてグリコーゲンになります。しかし、インスリンが正常に働かないため、血中に血糖が溢れてしまいます。だから経口血糖降下薬で血中濃度を正常に近づけます。うまくコントロールできないで、高血糖が続くと、高血糖性昏睡、別名、高浸透圧性非ケトン性昏睡となるのです。「性」が字の間にあったら、「それのせいで」と読み変えてみてください。この場合、高血糖のせいで昏睡になった、となります。
よって答えは×です。


問28について
インスリンの量は体重で決めるのではなく、血糖値・尿糖・運動量などをもとに決定されます。1型糖尿病はインスリン療法が必要ですが、2型糖尿病においても、糖尿病性昏睡・ケトアシドーシスのような状態にあったり、重篤な感染症などでケトアシドーシスの恐れがある場合、経口糖尿病薬を服用しても、長期間高血糖が持続する場合にインスリン療法の適応となります。
よって答えは×です。


問29について
腎盂腎炎は、細菌による感染症です。細菌を尿と共に体外へ排出するために水分摂取を促します。腎盂腎炎は、上行感染です。上行感染とは、文字通りです。膀胱にあった細菌が上の腎臓までいく感じです。
よって答えは×です。


問30について
不均衡症候群は、急激な血液の体外流出ではなく、血液の老廃物の濾過作用による血液の浸透圧の変化により起こります。頭痛・嘔気・けいれんなどの症状が現れるが、緩徐な透析を繰り返すことで時間とともに軽快します。不均衡症候群とは、急激な老廃物除去により電解質の変化が起こることをいいます。
よって答えは×です。

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