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看護師国試1日一問コミュの人体の構造と機能○×

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参加メンバーが100人を超えましたヾ(^▽^)ノ

これからも頑張りますのでよろしく!

今日はモビラッツの血液凝固機序についてです。

問11
ビタミンKは血液凝固に関係し、脾臓でのプロトロンビン生成に必要である。



解説
生成にビタミンKを必要とするプロトロンビンは肝臓で生成されます。よって肝機能低下やビタミンKが不足すると、血液凝固因子の生成が抑制され、出血傾向がみられます。
モビラッツの血液凝固機序について説明します。
組織や血中にトロンボプラスチン(第3因子)が異常を察知します。すると、プロトロンビン(第2因子)がトロンビンに働きかけます。
ここで重要ポイント!
プロトロンビンがただ働きかけてもトロンビンにはなりません。必要なのは第4因子でもあるカルシウムイオンです。
これを活性化したといいます。
活性化されたトロンビンはフィブリノーゲン(線維素原)←第1因子になり、さらにフィブリン(線維素)に変化します。フィブリンは血液凝固です。で、プラスミンが働いてフィブリン分解物質になります。
ここでポイント!プラスミンは線溶ともいいます。これは線維素溶解現象の略です。これは一回固まった血液が溶けることです。
フィブリノーゲンは毛糸玉みたいに固まってます。フィブリンは、それをほどいた感じで性質はベトベトの糸状。そこに不定形の血小板が集まってきます。それをフィブリンが絡めて、血液凝固します。勝手に血小板が集まってくるから凝固そのものにフィブリンは無関係です。
凝固因子が欠損すると凝固時間が延長します。これをプロトロンビン時間延長ともいいます。

第○因子は凝固そのものに関与しているものについています。つまり、もともと血中にあった、変化してないものが凝固因子というわけです。

フィブリノーゲン=線維素原の覚え方!ゲンと原が同じです。あと、「○○ノーゲン」とつくものは、そのあと変化するもの…すなわち変化する前のものにつきます。

プロトロンビンはビタミンKを材料にして肝臓で産生されます。新生児はビタミンKが不足してます。母乳にももともと不足しています。ビタミンKが不足すると消化管出血(新生児メレナ)を起こしてしまいます。それを予防するためにK2シロップを投与します。

凝固因子は他にもあります。第13まであるんですよ。それはさて置き、他の凝固因子でも重要なのがあります。
第8因子・第9因子です。これらが欠損すると血友病になります。
血友病Aは第8因子欠損でなり、血友病Bは第9因子欠損でなります。血友病Aの方がかかる人数がBに対して5対1で多いです。
2つあるものは一つを完璧に覚えましょう!
覚え方です!第8因子にちなみ、「ハチにさされた血友病」。
血友病の話をします。
血友病は伴性劣性遺伝です。伴性は病的なX染色体を表してます。劣性は、何か条件があるという意味です。
血友病は男性にしか発病しません。なぜなら、女子は染色体がXXですよね。両方Xだから、片方が病的でももうひとつのXでカバーできるんです。男子はXY染色体でXが病的だとYには隠れられません。だから、男子のみの発病なのです。
ちなみにその他の伴性劣性遺伝として、進行性筋ジストロフィー症、デュセンヌ型。赤緑色盲です。

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