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看護師国試1日一問コミュの人体の構造と機能2/7

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問1
体温調節で誤ってるのはどれか。
1。体温調節中枢は間脳の視床下部にある。
2。肝臓や骨格筋は熱の産生量が大きい。
3。アポクリン腺からの発汗が体温調節に関与している。
4。発熱には生体防御機構の役割がある。



解説
1について。体温調節中枢は、汗腺、皮膚の血管、筋肉、内分泌系などに作用して、熱の放散と産生を調節し、体温を正常範囲内に保っている。
2について。熱産生量は組織によって異なり、代謝の盛んな肝臓や骨格筋では熱産生量が大きい。
3について。全身に分布しているエクリン腺からの発汗が、体温調節に関与している。外気温が高いときには発汗が盛んになり、その汗が蒸発するときに気化熱が奪われる。アポクリン腺はエキカや陰部に分布し、思春期以降、性ホルモンによって分泌が開始する。いわゆるフェロモン。体温調節とは直接関係ない。
4について。炎症により、内因性発熱物質が放出される。これが脳に到達するとPGE2(プロスタグランジンE2)の産生が促進され、視床下部の体温調節中枢に作用し、全身の体温を上昇させる。高体温は多くの細菌やウイルスに不利に働き、白血球の活動を高める。ただし、40℃以上になると、細胞の障害や代謝異常をきたすので注意が必要である。
よって答えは3です。



問2
誤っているのはどれか。
1。胃切除後は貧血になりやすい。
2。エリスロポエチンは赤血球産生に関与する。
3。ヘモグロビンは、一酸化炭素との親和性が低い。
4。溶血とは、ヘモグロビンが赤血球の外に出ることである。



解説
1について。胃から分泌される塩酸により、鉄分は吸収されやすくなる。胃切除後は塩酸の分泌が低下し、鉄欠乏性貧血になりやすい。また、ビタミンB12は食物中に含まれ、胃から分泌される内因子と結びついて回腸で吸収される。胃切除によりこの内因子がなくなるとビタミンB12が吸収されなくなり、幹細胞の分裂・増殖が障害され、巨赤芽球が増加することによって悪性貧血となる。
2について。赤血球の産生はエリスロポエチンにより調節されている。エリスロポエチンは腎臓で生成されているため、腎不全の患者ではエリスロポエチンが生成されず貧血をきたす。
3について。ヘモグロビンは一酸化炭素に対し、酸素に比べて約250倍の親和性を示す。このため一酸化炭素の多い環境では、容易に中毒になる。
4について。赤血球の破壊や血球膨張により、ヘモグロビンが赤血球の膜を透過することによって起こる。溶血は原因により、・浸透圧的、・物理的、・血清学的(異型輸血)、・自己免疫性(2型アレルギー)、・微生物的(溶血毒)の5種類に分けられる。
よって答えは3です。

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