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満洲事変コミュの田母神論文騒動について、とある人の興味深い意見

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バナナせとブログ「日本よ何処へ」のコメント欄に土民というHNの方が投稿したものですが、
あの戦争について「侵略戦争」「植民地解放戦争」といった特定のイデオロギーに偏ることなく
中立・公正の見地からよくまとまっており、トピックとは直接関係あるものではありませんが
参考のために掲載しておきます。

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村山談話というのは戦前の日本の植民地統治と侵略戦争を一緒くたにして否定するという乱暴なもので、
非常に妥当性を欠くものなので見直すのは当然であろうと思う。まず戦前の日本は台湾は植民地統治していたが、
朝鮮半島は合邦化していたのであって植民地ではない。満州は独立国であり日本の領土ではなかった。
満州やシナ本土の一部の狭い地域を租借していたが、これは借りていたのであり植民地というわけではない。
ただ、これは実質的な植民地であったとは言える。その他シナの広大な土地を一時的に軍事占領した時期があったが、
日本の領土に編入したわけではない。友好的な現地政権と同盟関係を築いて合法的に駐兵していただけだ。
そういうのを傀儡化、衛星国化というのであれば、それは確かにそうなのかもしれないが、
そういうのはかつてソ連が東欧でやっていたこと、また現在アメリカがイラクやアフガンでやっていることと同じようなもので、
植民地統治とは違う。
結局、完全に植民地統治といえるものは台湾のケースぐらいなのだが、
そのケースにおいてもその統治は当時の世界においてはかなり緩やかなものであった。
また他の日本が勢力を及ぼした地域における政策もかなり穏健で、
むしろ治安の改善や経済発展による民生の向上などが実現しており、
全く瑕疵が無かったなどということはないであろうが、
殊更に50年も経過してから後世の自国政府によって非難決議されるほどのものではあり得ない。
また、これらの日本による台湾や朝鮮などの領有が第二次大戦と因果関係で結びつくということもない。
だからこれらを一緒くたにして非難するのはおかしい。
Posted by 土民 at 2008年11月04日 02:38

第二次大戦には様々な局面があるが、日本が関わるものとして日中戦争、日米戦争、日英戦争、日蘭戦争、日豪戦争、
日ソ戦争がある。このうち日中戦争に関しては上海租借地におけるシナ側の日本に対する攻撃によって始まっているので
そもそも日本による侵略戦争ではない。シナ側の攻撃の目的は大局的に見れば租借地など日本がシナ本土に持つ権益の回収なのであり、
そういう意味では日本の対シナ政策に遠因があるともいえるが、それはあまりにシナ側に偏した見方であり、
日本がシナ本土に持っていた権益は合法的に獲得したもので、それを非合法的に奪い取ろうとしたシナ側に対して
日本が反撃し非難するのは当然の権利でもあった。ただ合法的だから絶対的に正しいというわけでもなく、
これは日中双方ともに言い分があって良いのではないかと思う。
但し、どちらの侵略行為で戦闘が始まったのかという一点だけに限って言えば、それはシナ側の侵略行為であった。
また、このシナによる攻撃の目的として台湾や朝鮮の奪還というものがあったわけではない。
だから台湾や朝鮮の統治と第二次大戦は無関係である。これらを一緒くたにして非難するのはおかしい。
日ソ戦争に関しては、これはあまりに明白なソ連による侵略行為である。
ソ連側の言い分としては樺太や千島、満州における権益の回収という大義名分を唱えることも不可能ではないが、
日ソ中立条約を結んでいたことなども含めた大戦前、大戦中の状況をふまえて公平に見て、現実には当時の日ソ間に領土紛争は存在しておらず、
そうしたソ連側の主張に正当性を見出すことは極めて困難である。
Posted by 土民 at 2008年11月04日 02:39

日米戦争、日英戦争に関して言えば、これは日本によるマレー、ハワイ、フィリピン等に対する侵略行為によって始まっているので、
そういう意味では日本による侵略戦争である。ただ、この時点で既に日中戦争が始まっており、
英米両国がシナ側に加担して実質的には既に参戦していたと解釈するならば、日中戦争がシナ側による侵略戦争である以上、
英米ともに侵略側に立つことになるわけで、この場合、日本は侵略国ではないということになる。
このあたり、開戦直前の日米交渉の内容なども含めて大いに議論されるべきであろうと思うが、
私見としては、やむをえない事情があったとはいえ、日本側に明確に南進と戦略物資確保の意思があった以上、
それが正義であるにせよ不義であるにせよ何れにしても、日本側には明らかに先制攻撃の意思があったのであり、
また律儀に宣戦布告まで行っている以上、明らかに日中戦争とは別個の戦局を自ら進んで開いたという意思はあったのであり、
日本が攻撃して始まった戦争であると考えるべきだと思う。
つまり日米戦争、日英戦争は日本による侵略戦争である。
Posted by 土民 at 2008年11月04日 02:41

なお、日蘭戦争、日豪戦争に関しては、日本から宣戦布告もしておらず、オランダやオーストラリア側から日本へ宣戦布告が行われている。
また両国からの宣戦を受ける以前に日本軍がこれら両国の領土や権益へ攻撃を仕掛けていたわけではない。
宣戦布告を受けたので日本は反撃し、その結果、オランダは敗れて降伏し、オーストラリアはアメリカと同盟して日本と戦い続けることになった。
これは日本による侵略戦争ではなく、むしろオランダやオーストラリアによる侵略であるとも解釈可能である。
ただ、それは少し国際法原理主義的な強引な論というもので、対英米開戦を契機にして東南アジア多島海に一気に進出してきた日本軍に対して
同地域に権益や利害関係を有するオランダやオーストラリアの両国が脅威に感じるのは当たり前であり、
これは日本による両国の権益に対する一種の侵害行為なのだともいえる。
だからこの両国が自衛のために日本軍に攻撃を加えることは一概に侵略行為とはいえないであろう。
この両国の行為が侵略だというのなら、例えば近い将来にシナが台湾に軍事侵攻した際に日本が通商路の確保のためにシナ側と衝突する場合、
それが日本によるシナへの侵略行為だということにされてしまうであろう。
ただ、この日蘭戦争、日豪戦争はグレーゾーンであり、双方に言い分があるであろうし、大いに議論すればいいと思う。
一応、私見としては日本による侵略とまではいかないが、侵害行為に対する両国の反応によって起きた戦争であり、
日本側が始めた戦争であると思う。
Posted by 土民 at 2008年11月04日 02:42

ただ、この日米、日英、日蘭、日豪の戦争については、その原因となったのは日中戦争の処理に関する問題と、それに絡んだ南方の資源などの権益を巡る紛争であった。
また日英間においては東南アジア市場やインド市場における経済紛争が根深い問題で、実際は対英米戦争の最大の遠因はこれであったのではないかと思われる。
少なくとも台湾や朝鮮の統治とこれらの諸戦争は全くリンクしていない。無関係である。開戦後に英米両国が日本による朝鮮支配を非難したりしているが、
こんなものは日本が開戦の大義名分に英米によるアジア植民地支配を非難したことに対する意趣返しに過ぎない。
日本によるアジア解放の大義も、英米による朝鮮解放の大義も、双方とも後付けの理屈に過ぎず、真の開戦の原因ではない。
このように私見では少なくとも日米戦争、日英戦争については日本による侵略戦争であると思うのであり、田母神氏とは意見を異にするのであるが、
私見が絶対的に正しいというわけでもなく、例えばフライング・タイガーや米軍による日本艦艇撃沈のほうが先制攻撃であったとか、
そもそも英米によるアジア侵略が論じられるべきであるとか、かなり議論の余地はあり、田母神氏に与する方々からも反論は大いにあるであろう。
大いに議論されるべきであろうと思う。
Posted by 土民 at 2008年11月04日 02:43

ただ、少し極論を言えば、少なくとも自衛隊や政府においては、もし日本が侵略国家であるということによって自衛隊員の士気が保てないというのであれば、
むしろ村山談話とは全く正反対に「日本は一切侵略戦争などはしておらず、侵略国家ではない」という公式見解を持ってもいいのではないかと思う。
政府の第一の仕事は国家国民を守ることであり、全く学術的に正しい歴史観を持つことによって自衛隊の士気が下がって国防の本義が果たせなくなるというのなら本末転倒なのであり、
それなら多少事実を曲げるのもやむを得ないのではないかとも思う。但し、私は民間において「少なくとも対英米戦争は日本による侵略戦争である」という見解を持つし、
そういう自由な言論は認めてもらいたいと思う。
私はその場合、政府の公式見解は事実に反すると述べさせてもらう。そういう私を弾圧はしないでもらいたいが、
政府も政府で私の意見を「単なる一民間人の私見」としてスルーしてくれてもいい。
例えばアメリカ政府は「広島長崎への原爆投下は正しい行為だった」という公式見解を維持しているが、
こんなものはトンデモない出鱈目であるのは明白である。アメリカ政府やアメリカ軍の中のまともな人もそんなことは分かっているだろう。
ただ、それでもアメリカ政府やアメリカ軍としては「米軍が人類史上最悪の罪を犯した」とはどうしても公的に認めることは出来ないのだろう。
そんなことをすれば米軍の士気が下がるし、そもそもアメリカ政府の正当性も揺らいでしまう。
だから、それは学術的ではなく政策的に出来ないのである。但し、アメリカの民間人の中には「原爆投下は誤りだった。
国際法違反の民間人大量虐殺だった」と言う人もいるし、そういう人の言論がアメリカ政府やアメリカ軍によって弾圧されるということもない。
日本もそんな感じの普通の国になるべきではないだろうか。
Posted by 土民 at 2008年11月04日 02:54

政治と歴史をリンクさせないというのが成熟した国家の在り方なのであり、日本はそうした成熟した振る舞いが可能な国家であると思う。
歴史学術的な意味合いにおいてはやや疑問に思う部分も多い田母神論文であるが、政治的な意味において、政府の公式見解としてならば、
むしろ妥当な内容であるともいえる。このような論文に対して必要以上に過剰な拒否反応を起こしている人というのは、
結局は日本という国の成熟を信じていないのである。「日本は侵略国家ではない」という歴史認識が即座に「今後もアジアへの侵略を行うべきだ」
という政策決定に結びつくという妄想を抱いているのである。シナや朝鮮のような野蛮国ならいざ知らず、日本はそんな短絡的な国ではない。
歴史認識はあくまで歴史認識に過ぎず、現在の政策決定は現在の政治状況、国際状況のみをふまえて冷静になされるものである。
そんなことは最近はシナや朝鮮ですら少々は理解し実践してきていることである。
日本のマスコミや政界の人間こそが世界で一番後れているのではなかろうか?
Posted by 土民 at 2008年11月04日 02:56





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