ヒトはひとに会えて人となるコミュの出会い。

私はいつも思うことがある、それは先輩に育てられてきたと…特に1番成長して、今の自分が成り立っているのは、高校時代のリゾートバイトである。

16の私は初めて自分でお金を稼ぐということを試みた、なんでバイトをしようと思ったかは覚えていないが、新聞のチラシに泉郷でのバイト時給1100円があり電話した。

高校もバイトは許可がでていたので、問題なく働く事が出来た。

夏休みの一ヶ月…

今でも戻れるのであれば、この時に戻りたいし、今の自分で色々と経験したい。

仕事は、クリーンスタッフいわば掃除なのだが、朝、朝礼をして名前が読み上げられる、そしてリーダーとその他4人の名前が呼ばれて、地図を渡される、それをみながら各々出発するのだが、はじめに2人が布団を上げに行き３人が後を追う、リーダーは台所、掃除機係、トイレ係と掃除する。

100人くらいが、分かれていくのだが、毎日違う人とペアになり、話が出来た、それも全員が年上であり、なんと当時泉郷はバイトも選りすぐりの人材しかとっていなかった…（東大、慶応、早稲田等）

私は高校が男子校だったので、女子と話すのが苦手…ということはなかったが、緊張する事が多かった…

なにがきっかけだったかは忘れたが、ある先輩達と仲良くなった、その中の一人に塩谷亮さんがいた…

ある日、今だから言えるが、みんなで親睦会（飲み会を）をする事になった、私はここではじめてお酒を口にする、味とか、なにもかもわからなかったが、その後カラオケに行く事になった、たしか、リゾナーレでカラオケを…この時にショッキングな事がおきる…

それは、尊敬する先輩の一人が、お酒を飲み過ぎ、歩けなくなり嘔吐、そしてあやまり続けるという事態
女の子はドン引き…
帰る事になり、タクシーを呼んでも乗せる事が出来ない。

そこで、塩谷さんは三台よんだタクシーに頭を下げ一台三千円を渡して帰ってもらった。

ここでは、お酒の怖さとタクシーの対応の仕方を学んだ…(笑)

アルコールが飲めないというか嫌なのはこの時のエピソードがかなり自分の中には響いている、結果それは良い事だと今は思う。

ある日、塩谷さんと数人の先輩達で帰りに歩いていた、私の頭の中には場所とだいたいの時間も画けるが、話をした…

当時私は先輩達に、八と言われていた…私は好きな子がいて、それをそこの先輩達に歩きながら話をしていた、また、八は女の話を…と他の先輩達はあまりきいていなさそうだったが、塩谷さんだけは違った…

「それで、それで？八の話は面白いな！八の回りにはみんないるな！」

笑顔で、そう話してくれた。

今私が1番大切にしている事、それは『承認』すでに、塩谷さんは承認してくれていて、さらにまわりに光を照らしてくれていた。

そこで、すごく救われたし間違ってないんだと思った。

Facebookをやり始めて、塩谷さんにたどり着いた、覚えているかな～と思いながらメッセージを送ると、返信があり、「覚えているよ、探してくれてありがとう。」

約20年ぶりに、塩谷さんとコンタクトがとれました
すごく有名な画家さんになられたようですね、当然だと思います。

早く、お会いしたいです、この20年間なにがあったか聞かせていただきたいし…また、聞いて欲しいです。

そして、覚えてくれていてありがとうございます。