カリフォルニアバカンスコミュのリレーコラム(52)「トマト」

どーも、三四郎です。

皆さんはトマト好きですか？
僕は好きです。でも、母親はトマトが嫌いです。
僕が、小学校低学年の時に、家で食事中に

母「お母さんはトマトが嫌いだからあげるよ。」
僕「そうなんだ、じゃあ、食べとくよ。」
母「トマトが嫌いな女の人はお母さんみたいに皆キレイなのよ。ホホホ」

おそらく母親の中では最高級のジョークだったのであろう。
しかし、愛想笑いしながら何を思ったか幼子心の僕も
「お、おもしろいじゃないか」
「ジョークのトリプルアクセルじゃないか」←(旬ね。)
という意識を持ってしまったのである。

そんなやり取りがあり、後に学校の給食でトマトが
でた日があった。たまたま給食当番だった僕はトマトの
入ったサラダを配っていた。そして、少しクラスで気になっていた
女子が僕の聖域サラダフィールドに来て、こう言った。
「私、トマト嫌いだから抜いてね。」
・・・・・僕にとってはこの間の母親ジョークを生かす
これ以上ない舞台ではないか、ジョークで笑いも取れるし、
君はキレイなんだよ、という言葉も投げかけられる。良いじゃないか。
最高じゃないか。後は僕がセオリー通り言うだけだ。
｢トマト嫌いな子ってきれいなんだよ。｣

その後のあの子の顔、リアクション今でも忘れない。
その子の後ろにまで並んでいた5～6人のクラスの女子。
僕の隣にいた給食当番の友達。
皆、敵になった。僕の心は「やっちまった」でいっぱいだった。
靴紐が切れた、織田信成もこんな気持ちだったんだろうか。(旬！旬！)
あんなに母親を恨んだこともない。

トマトお前に悪気はない。これからも食べ続けるよ。
そして真央ちゃん銀メダルおめでとう。