関西ニューハーフINFOコミュの■耐水機能を持たせた製品の功罪

寒さの心配がなくなり、るんるんで戸外や街を歩けるように
　なると、そろそろ紫外線対策を本気で考えなくては！という気
　になってきます。ところがこれから次第に汗の量が増えてきま
　す。すると化粧が崩れやすくなります。

　　化粧の崩れた肌はせっかくの紫外線対策も効果が半減してい
　ます。これを防ぐために、耐水機能を持たせた日焼け止め下地
　や、ファンデーションが案内されます。

　　これらの製品は汗を弾いて流してくれるので、化粧が崩れに
　くくなります。これは良いということで、夏に限らず、耐水機
　能を持たせたベースメイク製品の愛用者が増えました。化粧が
　崩れにくいだけでも大きなメリットですからね。

　　ところが耐水機能を持たせた製品には欠点があります。毎日
　使用していると、次第に乾燥肌の傾向が出てくるのです。肌か
　ら水分は出る一方になるからです。しかし紫外線対策は毎日の
　ことだし、化粧崩れだっていつもしない方が良いに決まってま
　すから、一度良さを知ると、いつも使いたくなって当然です。

　　次第に化粧乗りそのものが悪い肌になっていくのですが、日
　々つける時はこれが一番になってしまうのです。他のものはさ
　らに使えない肌に変わっていきます。少しずつ肌が変化してい
　るものだから原因に気づかないわけです。

　　でも誤解しないで下さい。サッポーが耐水機能を強化した製
　品を否定しているのではありません。汗をかく時や、スポーツ
　をする時、レジャーを楽しむ時は紫外線対策のために化粧直し
　なんて出来ません。耐水機能を持たせた製品が一番安心できま
　す。

　　普段は紫外線散乱剤を使用した、耐水機能が強化されていな
　いベースメイク製品を使用し、いざというときには耐水機能を
　強化した製品を使用すればいいわけですね。

　　手持ちの製品を見直してみましょう。

　　○○コンとか、○○シロキサンの成分名があれば、これが耐
　水性を高めるシリコン油の表示です。でも探すと大概の製品に
　表示されています。

　　問題があるのは肌に耐水性を持たせるために肌にピタリとつ
　く仕掛けのものです。全成分の上位にこれらの成分が表示され
　ているものがそうですね。上位でなければ、それは製品の素材
　に耐水性を持たせるための使用で、肌の乾燥が進むわけではあ
　りません。

　　ちょっとややこしいですが上の知識を、目安として参考にし
　て下さい。
　　紫外線対策も大切だし、肌が育つブレーキにならない方法も
　大切です。肌が育つケア、一つひとつ自分のものにしていきま
　しょう。