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イングリッド・ベタンクールコミュのコロンビアを知る2H:暴力の50年 PART.8最終章

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PART.8:終わりに

50年にわたり、FARCとその先行者たちは、コロンビアの農民層のために農地改革と社会正義を主張してきた。FARCは今や15000から2万の兵士を擁する強力な部隊となり、コロンビアの約40%を支配している。米国防衛情報局(DIA)が1997年に発表した報告は「コロンビアの政府が政治的権威を再獲得し、また、軍が大規模な再建をしないならば、コロンビア軍は5年で敗北する」と述べていた [43]。

米国の「麻薬皇帝」バリー・マッカフリー将軍もまた、コロンビアの民主主義がゲリラの軍事力の増大により深刻に脅かされていると述べたとき、DIA報告を繰り返していたに過ぎない [44]。マッカフリーのこうした言葉は、彼の言う「民主主義」が次のような要素を含んでいることを明らかにしている:軍事戒厳令下で社会秩序を「維持する」こと、一般市民を頻繁に虐殺する準軍組織への不処罰、保守党と自由党に対立する政治家候補者の恒常的暗殺、恐怖で麻痺した司法制度、そして、生存するための唯一の方法が不法コカ栽培である何千人もの農民。実際、もし政治・経済・軍事支配エリートたちが、準軍組織の協力を得て、真に民主的な改革を妨害し続けるならば、コロンビアの「民主主義」の崩壊は避けがたいかもしれない。

米国はといえば、対立を「エルサルバドル化」する意図を持っているように思われる。1980年代のエルサルバドルと同様、コロンビアは現在、米国の軍事援助の西半球第一の受け手である。そして、ワシントンは、ゲリラの勝利を阻止するために、再び、右翼死の部隊と密接な関係を持つ抑圧的な軍を支援しようとしている。このような政策は、コロンビアの人々の苦悩を長引かせるだけである。今も多くの人々は、日常的な虐殺、拷問、失踪、誘拐、強制移送の犠牲になっている。

対立を平和的に解決できるかどうかは、政府とゲリラの交渉が可能であるような状況をつくりだすために、政府が準軍組織を解散できるかどうかにかかっている。そのとき、そしてそのときにのみ、対立の政治的・社会的・経済的原因に取り組むことが可能になるだろう。

Garry Leech, 1999

最後まで読んで頂きありがとうございます。

注・参考文献
43. "Multilateral Invasion force for Colombia?" NACLA-Report on the Americas, May/June 1998, 46.
44. "U.S. Drugs Czar Says Colombian Democracy Under Threat," BBC News, March 1, 1999, Online.

翻訳:益岡賢
(翻訳お疲れさまです! )
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/

コメント(1)

このレポートから7年が過ぎた。
今のコロンビアは・・・?

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