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桜文鳥コミュのRSH

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RSH

毎度おなじみトリブレインBBSからのコピペで申し訳ありませんでございます↓

かなり久々の書き込みですが、ここ1ヶ月ほどは1/1ヘッドの改修にのめり込んでおりました。
11月に入るまではバイクの改造で頭がいっぱいになってフィギュア関係は全く手つかずでしたが、特注部品や加工待ち期間がけっこう長くなったおかげでこっちの方のやる気がモリモリ湧いてきたという、相変わらず職人とはほど遠い気まぐれ野郎っぷりを発揮しております。

さて、本題のヘッド改修ですが、久々に「やったゼ!」感のある出来になりました。
といってもまだ完成してないので喜ぶのはまだ早いのですが、原型の段階でこの実感があるのは久々のような気がします(造形自体が久々ってだけかも…)。
ちなみにタイトルの「RSH」は「リアルスケールヘッド」の略で、これを商品名とする予定です(ヘッドのみの発売の場合。もし全身だったらRSMとなるのか?)。
前回の試作ヘッド「TSM(テストスタディモデル)」の改修型なので、同じ感じのネーミングにしました。

現在の状態は原型が完成して型取り直前という感じなので、作ってる本人以外には完成状態がイマイチわかりづらいと思われます。
…なのでフォトショップでデジタル着色した完成予想写真を掲載(写真1)。

眼球は以前作った試作品なので、これも今後改修してもうちょっとリアルにする予定です。
デジタル着色したのは肌色のみで、眉毛とまつげはシャーペンで描いただけです。
ちなみに写真2が元の写真。

サーフェーサーを吹いて形を最終確認できるようにした状態です。
この後微細なボコつきや段差を消すために表面を研磨して再度サーフェーサー処理しました。
その状態が写真3。

肌の表面処理は程よく梨地仕上げにして、唇と鼻筋は細かく研磨した後にきめ細かいサーフェーサーで若干ツヤのある状態に仕上げております。
唇のしわは最初ポリパテ原型の段階でナイフやヤスリで彫刻しようとしたのですが、どうもこういうモールド造形は苦手でリアルにはならず、あれこれ考えた末に肌のサーフェーサーを吹いた後にシンナーと面相筆とスパチュラを使って塗膜にしわを造形してみました。
シンナーで塗膜を溶かしてスパチュラでしわの元になる傷をつけて、シンナーをつけた面相筆で傷のエッジを滑らかにしつつ、筆ムラも利用してそれっぽくなるようにするという苦肉の策です。
苦肉の策とはいえ、以前よりはかなりリアルになったかと思います。

以前のヘッド(TSM)を作っていた頃は全体的にどうもイマイチ納得がいかない出来で、あれこれいじくりまわしてもその原因がわからず悩んでたわけですが、完成後にポツポツと改善すべき点が少しずつわかってきたので今回はそれを実行してみました。
改修点を大まかに言うと

★目の周辺の3次元曲面と眼球位置
★鼻筋の太さと鼻の大きさと位置
★唇とその周辺の形
★ほお骨周辺とその下あたりの微妙な起伏
★根本的な顔のタイプ

といった感じ。

細かい改修工程は後日トリブレインサイト内に掲載しますが、各部かなり試行錯誤を繰り返しております。
目や唇はあれこれいじくってもどうにも納得がいかず、新たにスカルピーで根本から作り直してポリパテに置き換えて移植したものの、結局その後の整形で全然違う形になったり…とかやたら遠回りな作業をしましたが勉強になりました。
特に目はほとんど塗装&メイクを施さなくてもパッチリとした目にすることができました。
前回のヘッドはメイクを施してもいまいちパッチリとはならず、かなり濃いメイクをしないと
無理な感じでした(そういう目でも魅力的な顔を構成することはできると思いますが、前回の目は根本的に眼球の位置から間違っていたのが違和感の原因であると推察)。

ちなみに今回も歯パーツはありますが、前回よりさらに見えにくい状態になったので奥歯や下の歯を省略しました(上記写真にはもちろん写ってません)。
従って舌パーツもありません。
しかし省略してでも歯を残したのにはわけがあります。
前回から一貫して「素の表情」を基本コンセプトにしているのですが、ぼくが理想とする表情を表現するにはどうしても歯が必須だったのです。
ただ素の表情といっても人によってその形は様々なので、歯が見えない場合もあるとは思いますが、子どもっぽいあどけなさや造形的魅力を考えるとやはりわずかに歯が見える、幾分脱力した唇ではないかという判断でこうなりました。
…なんて屁理屈こねてますが、要は好きな口の形ってだけなのかもしれません。

前回もいろいろな実在の人物の写真をちょいちょい参考にして作ってましたが、今回は一人の人物に絞って参考にしているので、方向性としてはかなりブレずにキマったように思います。
今まで「実在の人物写真を参考にしすぎると魅力的なフィギュアにはならない」という自前の理論があって、前回も部分部分は実在の写真を参考にしたものの、いろいろな人物のパーツをまとめるためにかなりデフォルメを施して仕上げたためか、どうも現実感に乏しい出来になってしまったように思います(もちろん間違った造形や甘過ぎる造形等、腕の無さが悪さしてる面もありますが)。
そこで今回は思い切ってかなりリアル寄りに造形してみましたが、それほど違和感が出なかったように思えました。
「リアル寄り」とはいえ、一応所々はデフォルメや独自の判断を織り交ぜて作っていることに加え、実在の写真よりも年齢を若く変更してる部分もあるので、参考にした写真の人物と瓜二つというわけではありませんが前回と比べたらかなりリアル造形を増加させています。
でも仮に100%リアルに造形できたとしても、果たして生き生きとした魅力を表現できるのか、その辺は今もちょっとわかりません(ま、100%リアルになんて作れないけどさ…)。

厳密には全然リアルではないデフォルメのかかった人形や、作者の個性や味が出ている人形は、物によっては生きている人間と同等か、又は別次元の魅力を発揮していることがありますが、数千万円かけて作られた実物そっくりの精巧なロウ人形や、実物を型取りして作られたマスクにはその魅力がいまいち感じられなかったりします。
その辺の「リアル&デフォルメ」のバランスを上手〜くとって、見た人がときめいてしまうくらいのものを作ってみたいもんです。

この後は型取りをしてレジン化して塗装したりまつげつけたりすればヘッドは一応完成となると思います。
その後は首から下ですが…どこまでできるかな?乞うご期待。

※こちらに書き忘れてましたが、次回の冬ワンフェスは参加申し込みを忘れてしまって不参加となりましたわ〜ん(泣)。

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