●HAROLD MELVIN & THE BLUENOTES / If Don't Know Me By Now , etc ラブ・バラードを歌わせれば最高のテディ・ペンターグラスがリードをとって大人気のボーカル・グループです。 テディはソロ活動後も女性のアイドルでした。
●THE STYLISTIC / Break Up To Make Up 、You Make Me Feel Brand New ,etc 官能的な黒人特有のファルセット・ボイスを、日本で一躍有名にしたボーカル・グループといえば彼らになるだろう。
現在も、定期的に来日する彼らのライブには多くのファンが集まる。
■MSFB(Mother, Father, Sister, Brother)/ TSOP(The Sound Of Philadelphia) アレンジャーのボビー・マーティンが率いる音楽集団がMSFBと呼ばれ、黒人をはじめ白人・プエルトリカン・チャイニーズなど多人種で幅広い年齢層で構成され、シグマ・スタジオで録音されるサウンドのバックであるオーケストラ演奏であった。
●THE DELFONICS / La-La Means I Love You, etc フィラデルフィアのスウィート・ソウルのパイオニアとして68年から活躍している。ファルセットの極甘世界の代表格として有名である。
●THE TRAMMPS / Love Epidemic、Where Do We Go From Here , etc MFSBの主要メンバーがボーカル・グループとしてアーティスト活動をおこなった。 軽快で良質なダンス・ナンバーが聴け、バラードも中々よく是非聴いて欲しい。
●THE THREE DEGREES / Dirty Ol'Man, TSOP 邦題:荒野のならず者、ソウル・トレインのテーマなど日本でも人気上昇、当時のオリコン・ヒットチャートにも登場。 東京音楽祭『天使のささやき』でソウルファン以外にも幅広い層のファンを掴んだ。
その影響力の強さは、フィリー→ディスコの流れを感じるグループと言えよう。
●THE FUTURES / Love Is Here, Party Time Man, etc フィラデルフィアで結成された5人ボーカル・グループ、テンプスのように3人のリードがいるフィリーの本格的な実力派だ。名盤『Castles In The Sky』は、ギャンブル&ハフとの決別後発表した、皮肉にも75年ブッタからのデビュー・アルバムだった。
●LOU RAWLS / You'll Never Find Another Love Like Mine ゴスペル歌手出身サム・クックの後継者として成功していた彼が、76年にPIRと契約しそれまでのポピュラー・スタイルから、ギャンブル&ハフの強力なバック・アップで復活した。 その後のギャンブル&ハフとの繋がりは深い。
The Modulations/It’s Rough Out Here
バンザーイ!誰かに貸してなくしたのかなぁと思って泣いていた'75のLPがCDになって登場!流麗なフィリーのバックにラフなバリトンが爆発するLove At Last、フィリー・サウンドに滑らかさを求めるファンには不評だったらしいですが僕にとってはもう完璧、完全無欠の頂点です。
メンバーが誰か?の謎も含めて、まだまだ興味がつきないModulations。例によって彼らのアルバムはこれ一枚きり。シングルもないんじゃないかな。
THE MODULATIONSのメンバーはボブ・カリントン、ロドニー・ブラウン、タイロンとウィリーのレスター兄弟の4人組です。
特にタイロン&ウィリーの兄弟はソングライター/プロデューサーとしても活躍していてケミストリーやトゥルー・リフレクション、ボビー・サーストンといった人達を手がけています。
ちなみにリードヴォーカルのタイロンは後にWALDOを結成。