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いのちの響宴コミュの「いのちの饗宴 in 沖縄 物語」 by YN

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「いのちの饗宴 in 沖縄 物語」 by YN

人生は筋書きのないドラマだ、とよく言われる。
だが、本当にそうなのだろうか?

最近、その言葉に対し、いささかの疑問を持っている。
もしかしたら、人生はあらかじめプログラムが
設定されているのではなかろうか・・・・・・。
そう思える出来事が幾度となく重なる。

西暦2005年を迎えて、1ヶ月半ほど経過した頃の出来事だった。2月12日、沖縄へ旅立った。目的は無論、「いのちの饗宴」開催のためである。同行したメンバーは、うさぶろう、スタッフのNちゃんの3名。僕以外の二人は、沖縄に足を踏み入れたのはそれがはじめてだった。

とにかく年が明けてからの、うさぶろうの動きはすさまじい。
エチオピアからタイに戻って、それから関空経由でロスへ直行。ロスからいったん関空に入って名古屋に向かい、それから北海道へ。

それで名古屋に戻って東京へ行き。
再び名古屋に戻って大阪から沖縄へ。
沖縄から京都のうさと本社へ行き、翌日、タイへ帰国。

わずか1ヶ月半の間に、こんなに行動している。
僕も人のことは言えないほど行動範囲は広い方だが、
うさぶろうの比ではない。3年後に還暦を迎える人で、こんなハードな人間もそうはいないだろう。

沖縄へは、前々から行く考えはあった。愛知県半田市在住のAさんから言われていたのだ。「沖縄に行って、ぜひSさんに会ってください!」Sさんは沖縄でも相当顔の広い人だととAさんは豪語する。

Aさんはユニークな人物だ。
数年前に放浪の旅をし、全国をかけまわったたことがある。
そのときに多くの心ある人たちとつながった。

僕が、うさとと関わって全国展開に乗り出そうとするときに、
Aさんを通じていろんな人を紹介してもらった。
名古屋や広島のネットワークが広がったのも
元はと言えばAさんが結び役になっている。

とにかくAさんの紹介してくれる人は素晴らしい方々ばかりだ。
Aさんのお陰でいろんな人とつながり、
結局、Sさんともつながったわけだ。

同じ頃、沖縄の日出克というミュージシャンともつながった。
大津でうさと展を開催してくれているHさんという女性がいて、彼女に「いのちの饗宴」を沖縄で計画している話をしたら、黒川修司という人物を紹介してくれた。
黒川氏は、日出克のプロデューサーである。

京都出身の感じの良い男性で、小室哲哉がメンバーだったTMネットワークの事務所に所属し、ミュージシャンの発掘と数々のプロデュースを手がけてきた。
黒川氏が日出克と出会ったのが今から10年ほど前。
日出克がデビューして間もない頃であった。

それからしばらく関係が途絶えていた。
しかし最近、黒川氏が沖縄に移住したことがきっかけで
二人の関係が復活した。
黒川氏を紹介されてから何度も連絡が入り、たびたび誘われた。
「ぜひ一度、沖縄に来てください!」と。

その後、うさぶろうに黒川さんから送られてきた
日出克のアルバムを何枚か聞かせた。
だが、どうもピントこない様子である。

「Nちゃん!これって、なんか違うんじゃないの?」
それが、うさぶろうの最初の感想だった。

物事を進める上で、あまり戦略的に考えないことにしている。
どちらかというと、ご縁を優先することが多い。
かつては戦略的に事を進めるのが当然だった。
だが、ご縁を元に自然の流れに任せたほうが
意外とうまく事が進むということを知った。
しかも、何よりもその方が断然面白く、ワクワクする。

日出克との出会いも音楽性というより、ご縁を感じたのだ。
うさぶろうがピントこないからといって、
その場でご縁を断つことはない。
とにかく、Sさんにお会いしてから判断することにした。
Sさんとは、沖縄到着後すぐに那覇空港でお会いすることになっていた。

Sさんは翌日、北海道に行くことになっており、
お忙しい中、2時間という時間を取ってもらった。
空港で一緒に昼食をしながら、うさぶろうを紹介した。
「みんなは、うさぶろうのことを、うーさんって呼んでいます」

僕の言葉にSさんはすぐさま反応された。
「へぇー!沖縄では、うーは神様のことで、
ウタキにお参りするときに、『ウートット』っていうのよ!」
トットは尊いで、神様よろしくお願いしますと、
ごあいさつを意味するの・・・・」

お互いの紹介が終わって次に
「いのちの饗宴」に話題を移す。
すると、すぐさま彼女は反応した。

「わたし、それやらせてもらいます」
なんと反応の早い女性なのだろう!
ほんの5分も経つか経たないうちに即決してしまった。

Sさんに日出克のことを話した。
沖縄で日出克の名を知らない人はいない。
しかし、うさぶろうと同じくSさんもピンとこない様子だった。

この時点で、「いのちの饗宴in沖縄」に
日出克出演の可能性はいったん薄れたように思えた。

       ☆  ☆  ☆

日出克が所属する事務所の名前は『響』。
メンバーは、アルバイト2名を含め5人と小規模。
その日、対面したのは、日出克と奥様の亀井利栄子さん。
それにプロデュサーの黒川氏の3人。

利栄子さんは、とても明るく、陽気で、話し好きの人だった。
一方、日出克と黒川さんは口数は少ない方だ。
だが、これだけはいえる。とにかく3人とも人柄がいい。
彼らと一緒に食事をしているうちに、
お互いに親近感を持つようになっていく。

日出克の出生の秘密を利栄子さんが懸命に語る。
その内容には非常に興味をそそられた。

出身地は沖縄県竹富島。
そこに毎年、豊かな世を願う「種子取り祭」というお祭りがある。
600年の歴史をもつといわれる種子取り祭は、
竹富島のなかでも盛大な祭りで、
260人の島人全員がいっせいに踊るという。
実は日出克が生れた実家は、種子取り祭の胴元的存在である。

日出克が生まれる時のことである。
一人のお坊さんに名付け親になってもらった。
お坊さんの成り立ちがまた面白い。

元々、お坊さんは電気の配線工事の職人で、
竹富島に電気を通すときにやってきた。
ところが、工事の最中に突然倒れ、高熱が続く。
地元の人の看病の甲斐あって数日後に回復するが、
それ以来、不思議な能力が身につくことになる。

ときどき予言を口するのだ。
しかもその予言が、ことごとく当たるという。
同時に人々の病を治せる力を授かり、多くの村人を救った。

この現象に村人たちが思った。
「この人は大切に扱わないといけない・・・・・・」
以来、島に在住してもらい大事にもてなし、
やがて電気工事職人はお坊さんになったという話だ。

日出克の名前の由来がまた面白い。
お坊さんは、日出克の実家の真裏にある御嶽(ウタキ)の
拝所(ウガンジョ)前でお祈りをしていた。
すると日の出の太陽に「日出克」の文字が浮かんだのが見えたという。
そのとき、お坊さんはこう予言した。

「この世に”光”と”響”の二人の存在が現れる。
この子は、”響”となって祈りをささげるだろう・・・」

日出克は、出生の話を両親から聞かされて、
ずっと、光の存在が気がかりであった。
彼自身は、光はオカリナ奏者の宗次郎ではないかと思っている。
彼は、ずっと宗次郎のバックで演奏をしていた時期があり、
今も交流がある。竹富島にも時々来るという。

しかし、その話を聞いてもピントこなかった。
宗次郎なら日出克と同じく“響”ではないか?
光ならもっと別のもののはず。
そこで僕がすかさず口をはさむ。

「もしかして光は、”うさと”じゃない?」

うさぶろうは、うさとを表現するキャッチフレーズを考える。
現在は、「あいをよる おもいをつむぐ こころをむすぶ」
それまでは「光をまとう。心をまとう」

うさぶろうは常々言っている。
「僕はファッションを作っているのではない。
エネルギーの塊を提供している」と。

「エネルギーの塊」
それこそ”光”そのものではないだろうか

僕の突拍子もない発言にその場に居合わせた人は、みんな笑った。
日出克も、静かに微笑んでいた。
しかし、利栄子さんだけは僕の言葉に対抗意識をもったようである。

「あのー、中村さん!もう一つあるの・・・・・・。
『響』って、郷の音って書くでしょう!

郷って、わたしー、竹富島の事だと思うの?
竹富島の音、つまり日出克の音楽のことじゃないかしら・・・・」

利栄子さんは、しきりに日出克をアピールする。
でも、僕はそこでも突っ込みをやめない。

「沖縄では神様のことを、『うー』って、呼ぶそうですね。
竹富島は、神様の島。つまり、ウーの郷で、ウサトじゃない?
やっぱり、光は、ウサトに違いない・・・・・・・(一同爆笑)」

僕の突っ込みに利栄子さんは、一本やられた!
という様子だった。

そのときもしかして、
うさとの”イト”と日出克の”オト”が”響”き合う
『いのちの饗宴』が実現するのでは・・?
と、なんとなくそんな予感がした。


     ☆  ☆  ☆

食事が終わって日出克の事務所に誘われた。
事務所にはレコーディングスタジオがある。
だが、それは全て日出克が丹精込めて作った
手づくりのスタジオであった。

黒川氏から日出克のライブのビデオを見せてもらった。
内容は非常に派手なステージである。
照明も、まるで光GENJIを思わすようなイメージであった。
沖縄の人が日出克に対するイメージは、こういう感じなのだろう。
Sさんが躊躇するのもなんとなくわかる気がする。

実は、日出克はデビュー曲の「ミルクムナリ」で大ヒットを出している。
曲の面白さ以外に沖縄のエイサーがからんだのもヒットの原因の一つとなった。
全国のイベントや小・中の運動会でミルクムナリはもてはやされ、
今もそれが続いている。

「ミルクムナリ」というのは、「弥勒菩薩」という意味だそうだ。
こういった類の曲が、世間でもてはやされるのも
何か意味があるのかもしれない。

しかし一方では、あまりにも日出克のイメージが、エイサーと重なるため、
いつか違う分野の音楽も表現してみたいという思いが、日出克自身にはあった。
そして芸能活動10周年を迎えたところで
自分の原点の音楽に帰ろうとし、
一度衣装も変えてみようと模索していた。

そんな矢先に”うさと”と出会った。
なんともうまくできている話だ。
これがご縁という物なのかもしれない。

彼は神人(かみんちゅ)として
、代々神に使える家に生まれている。
バックグラウンドとしては申し分ない。
出生の秘密にも深い意味があるように思える。

日出克の最新アルバムを聞かせてもらった。
内容は、これまでのイメージとずいぶん違っていた。
翌日、うさぶろうに日出克の印象を聞いてみた。

「非常にご縁を感じるますよ。
新しいアルバムの内容なら申し分ないね!」

うさぶろう自身、日出克と出会う前までの印象と180度変化していた。
Sさんにもメールでそのことを報告した。
すると以下の返事が戻ってきた。

----------------------------------

Nさん。こんばんわ!
興味深く丁寧なご報告をありがとうございます。

人は変化していきます。
日出克さんも時期を迎えられたのでしょう。
それが我々の魂のシナリオであれば、そうなるでしょう。

私も導かれる通りに進んでいくタイプです。
Nさんの物語には、充分に心を動かされましたよ。

私の曾祖母も、宮古島で未来を読んでいた神人(かみんちゅ)で、
日出克さんとは何らかのご縁を感じます。
教えていただきありがとうございました。

黒川さんのことは、お名前は耳にした事はありますが、
どんな方なのかはわかりません。
今度是非ご紹介下さいね。
それでは近々お会いしましょう。

-------------------------------------

こうして、「いのちの響宴in沖縄」に日出克の出演が決定した。
今では実行委員の一人として、琉球のこづかいさんの今津新之助が懸命に実現に向けて活動してくれている。

沖縄では、日出克以外に民族楽器奏者の丸山祐一郎さんと
パーカッションのオスマン・オランド・ビングルに
出演していただくことになっている。
(いのちの響宴in沖縄に関する内容はこちらから↓)
http://www.usaato.com/cele-one2005okinawa/index.html

京都では、日出克と加藤登紀子の次女Yaeの共演。
二人のソロはもちろん、共演、踊り、舞、子供たちのエーサーなど、内容はもりだくさん。
(いのちの響宴in京都に関する内容はこちらから↓)
http://www.usaato.com/cele-one2005kyoto/index.html

また、仙台では、横笛奏者の濃沼廣行氏と琵琶奏者の田中之雄氏。日本の重要無形文化財である能楽師の松井彬氏の共演。
(いのちの響宴in仙台に関する内容はこちらから↓)
http://www.usaato.com/cele-one2005sendai/index.html

6月26日のロサンゼルスの公演はすでに終わった。
9月には3つの「いのちの響宴」が予定されている。

9月9日の重陽の節句の日は、京都。
同時多発テロ事件が起こった9月11日には、仙台。
9月18日の満月の日には沖縄と、どれも見逃せない内容だ。

京都は、火精人キムとNちゃんが中心になってくれている。
骨折のお陰でまた輪が広がろうとしている。

ありがたい。

本当にありがたい。

あらためて骨折したことに感謝している。

僕は最近こう思っている。

「人生は筋書きのあるドラマに違いない」と。

コメント(3)

沖縄に住むひまわりです。。
この間、初めて、うーさんにお会いしました。。
すごく大きな愛で包み込むでくれるような温かい方でした。。

新之助さんとの縁を通し、ブーワさんとの縁があり、更に
愛知に住むAさんとの出逢い・・・うさとの服・・・うーさん・・

いつの間に自然な形で「いのちの饗宴」のお手伝いさせていただくことになりました。
しかし、そのいきさつや趣旨などに関しては、
あまり知らなかったので、このコミュ二ティーを通して
知ることができました。

さらにこの日記を読ませていただくことによって、日出克さん
のこと、これまでに至る過程などを楽しく拝見させていただきました。。。
ありがとうございました。

いのちの饗宴が、ますます楽しみです。。
その中で、また素敵な出逢いが待っているんだろうなとワクワクしています。。
京都、仙台、沖縄のいのちの饗宴が、
素晴らしい心温まる催しとなりますように、心から祈っています。。
ひまわりさん、ありがとうございます。

新之助から「いのちの響宴」沖縄も、本格的にPR活動が動き始めたと聞いています。

あと1ヶ月足らずですが、みんな力を合わせて、このイベントを成功に導きましょうね♪

ひまわりさん、そして「いのちの響宴」を応援してくださる皆さんとのご縁に、感謝、感謝、感謝です♪

ありがとうございます。
はじめまして。
ついこの間、友達の紹介で「いのちの饗宴」を知ったのですが。気付けば「新之助」…いつも久高島行くとでばったり会うよね。

来週の「いのちの饗宴」in Okinawa。
参加させていただきます。
楽しみにしてます。

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