ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

SONALIO (旧:メリログ)コミュのアルバム「ゼロの天秤」インタビュー!後半

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
アルバム「ゼロの天秤」インタビュー!前半からお読みください。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=57782601&comm_id=237049

アルバム「ゼロの天秤」インタビュー!後半
●3:アルバム全曲紹介!後半
◎7遺伝子の箱舟たち
4thアルバム「アクアリウム」を彷彿とさせるような、
メリログならではの世界観が見事に凝縮された、
アルバムならではの曲。

今回のアルバムは先行シングルや配信シングルが、
多く収録されているので、
こういうアルバムっぽい曲はアルバムの中でとっても貴重。
未発表の新曲の1つでもある。

「アルバムの中のマッシュポテトのような曲」(ボーカル涼さん)
「聴けば聴くほどハマっていく感じ」(ドラム海保さん)

「アルバム曲!ってかんじの曲。
こういうテンポの曲は好きだけど、なかなか発表する機会がない」
とボーカル涼さんも収録されたことに喜んでいる様子。

「歌詞としては、人間は所詮遺伝子を運ぶだけのもので、
いかにちっぽけなものなのか熱弁するような内容になっている
非ラブソングの極地のような曲」とボーカル涼さん。

「愛も憎悪も種の保存システムとしてのプログラムに過ぎない」
「遥か遠い原始の生命より受け継いできた根源的な本能に
理性を以って従うことを承諾していこう」(「遺伝子の箱舟たち」より)
といったような歌詞が描かれた、
まさにメリログならではの世界観が出た曲。

「こういうことを意識しているからこそ、
人に対して儚く大切なものとして接することができると僕は思う」
と独特な恋愛観・人間観を持つボーカル涼さん。

曲の随所にメリログならではのこだわりも多く見られる。
「サビのフレーズギターがとってもいいけど、これは長田の発案」
(ボーカル涼さん)
「サビではミュートを多用したフレーズで、
曲の雰囲気を崩さないようアレンジしてある」(ギター長田さん)

「ドラムはアフリカ系のリズムを取り入れたパターンにして、
曲の雰囲気と合うようにしてある」(ドラム海保さん)

まさにメリログ独自の世界観が出ている曲だ。

◎8Bottom of the sea
記念すべきギター長田さんのギターソロ初収録!
アルバムに収録されてファンの一人としてはとってもうれしい。

Youtubeで「長田秀人」と検索すれば、
7曲のギターインスト曲がアップされている。
「Air ship」「Bottom of the sea」「Contrail」
「Outside the atmosphere」「Telescope」
「Magma chamber」 「Birth of life」
どれも素晴らしい曲で歌がなくとも完結している、
世界観を持っている曲だけに、
アルバムにどの曲を収録するかというのは、
かなり難しかったに違いない。

「候補曲は数曲あったが、メンバーからの人気が高く、
アルバムの流れとしてほしい曲調のこの曲をいれることになった。
アルバムの世界観をスケールアップさせる効果に一役かっていると思う。
作曲、レコーディングはもちろん、ミックスの多くの部分も長田の手によるもの」
(ボーカル涼さん)

「もともと数年前からあった曲でライブでは1度披露している。
以前のデモ音源からドラム、ベースは生楽器に差し替え、
さらにリアレンジもしてある。
曲中にいろいろと展開があるのでじっくり聴いてほしい」(ギター長田さん)

私はインスト曲って、今まで聴きたいとはあまり思わなかったが、
長田さんのギターインストはとってもいいんです。
おすすめです。

◎9アンバランス
前回アルバム「アースボール」発売から、
約1年ぶりに発売されたシングル「アンバランス」。
一体どんな曲になるのかまったく想像はつかなかったが、
ライブで初披露された時、鳥肌が立った。
強烈なインパクトを持った、
小気味良いエッジの効いたリズミカルな曲。

ライブ向きのノリのいい曲で、
はじめて聴いてもすぐに馴染めるキャッチーな曲でありながらも、
メリログの真骨頂ともいうべき、
メッセージ性の強い独特な歌詞がちりばめられている。
1年ぶりの想いを放出するかのような、
エネルギーに満ちあふれた曲であった。

発売当時のインタビューでは、
「多くの人に受け入れられるよう“薄められた”曲ではなく、
少数の人だけでも強烈に気に入ってもらえる曲を作りたい。
そう思って作った曲が『アンバランス』です」(ボーカル涼さん)
と答えていた。

「『アンバランス』を作っていた今年前半から、
曲の書き方が変わってきたんです。
多くの人に受けるように書くのではなく、
少数でも強烈に好きといってもらえるような、
マニアックであったとしても、
自分たちが好きだと思えるものを作っていこうと」
(ボーカル涼さん)

メジャーデビューとデビューアルバム発売から1年が過ぎ、
新たな展開をどうしていくかという中、
メリログが出した答えがこの「アンバランス」だった。

「ゼロ」からのスタート地点の始めの曲である、
とても重要な曲はこのアルバムの中でも、強烈な存在感を放っている。

「メリログ初のテレビ番組のエンディングになった曲なので
(テレビ東京『音流〜OnRyu〜』エンディングテーマ)
そういう意味でも思い入れが強い。
最近のロック色の強い音楽性になるきっかけとなった曲。
作ったのは2009年はじめだけど、
もっと前からやっている気がするくらい大事な曲」(ボーカル涼さん)

「ライブではほぼ定番曲」(ギター長田さん)
「もはやライブ鉄板曲。気持ちよすぎる」(ドラム海保さん)
とメンバーもいうように、すっかりメリログの1つの顔となった、
代表的な曲になった。

「この曲の歌詞は今までのメリディアンローグの
特徴を色濃く受け継いでいる。
正義とはなんなのか、人殺しと英雄の違いはどこなのか
矛盾を抱えた、やり場のない怒りをそのまま歌詞にぶつけている」
(ボーカル涼さん)

「模範解答のような考えを
人は押し付けてくるけど
それが唯一の解でその他は全て違う
それほどの傲慢はない」(「アンバランス」より)

まさに「ゼロの天秤」という、
アルバムタイトルを示唆する重要な曲。
彼らがゼロからリスタートをした時に、
どう周囲とバランスを取っていくか。
その中で出した結論は、自分たちの好きな音楽をやる。
その答えが「アンバランス」にあった。

◎10一千年の時間旅行
「なんて素晴らしい曲をこの人たちは作れるんだろう」
アルバムを全曲はじめて聴いた時、
私が最も感動・感銘を受けたのがこの曲。
すごく壮大なテーマでドラマティックな曲にしびれまくった。

「ほんの小さくつまづいたことで
歩む道標を見失ってしまう時があるんだ
「自分自身の存在理由」なんて
忘れてた疑問を蒸し返してしまうけれど」(「一千年の時間旅行」より)
という出だしの歌詞もすごくいいし。

「この曲も相当古い時期(2006年末?)からある曲。
歌詞がついたのは最近で2009年頃。
ずっと発表したいと思っていた曲だったので、
今回選曲に残ってよかった。
人間はまわりの人間がいるから、
自分と時をともに重ねた仲間がいるからこそ、
生きる意味があるのではないか。
他者との関係のなかで、
自分が生かされているということを丁寧に歌詞に込めたつもり。
そして僕が自由に生きようと思っている、
その支えのようなものも入れている」
(ボーカル涼さん)

「歌のメロディを念頭に置きながら、
きれいで心地よい音の組み立てを考えた」(ギター長田さん)
「5年ぶりぐらいにスネアドラムのロールが入った曲かもしれない。
セッションでやっていてロールを入れたらよりいい感じになった」(ドラム海保さん)

ただ他のメンバーも知らなかったドラム海保さんの苦労が発覚。
「実はこの曲。左足がとっても疲れる。
かかと下ろしたまま、つま先を上げ下げするのが多い曲なので……」

未発表の新曲の1つで、メリログらしい世界観のある曲で、
とってもおすすめの曲の1つです。

◎11未完成の地上絵
最後の曲らしい壮大なバラード曲なんだけど、
何より驚いたのは歌詞!
「ひょっとしてこれはラブソング???」

メリログといえば恋愛の曲は歌わないと、
これまでインタビューなどでは答えてきた。

でも歌詞を見ると、
「当たり前の 人としての
愛を僕は歌うよ」
「一人だけじゃ点
二人繋げば線」(「未完成の地上絵」より)
といった恋愛をテーマにした曲であることがうかがえる。

アルバムインタビューの際に、
真っ先に「この曲はメリログ初のラブソングといってもいい?」
と聞くと「そう」との答えが。

「歌詞のテーマが壮大すぎて、
なかなか歌詞の中で語りきれたかは自信がない。
僕はストレートなラブソングをかけないのだなと思うのと同時に、
これは僕なりのラブソングのつもり。
でもまわりみちして、一周してきて得るものもある。
そのスタート地点(ゼロ)に戻った時点で
はじめてどちらがなにが、
大切なものなのかはかりにかけることができるはず」
(ボーカル涼さん)

愛の曲という意味では実は「遺伝子の箱舟たち」も、
人間の愛を歌った曲でもある。
それはメリログがこれまで描いてきた、
「神様視点で人間を見る」という、
本能、人類という大きなテーマの中の「愛」だ。

それと対となるような「愛」の歌が、
この「未完成の地上絵」だ。

「今までのアルバムとは違って、僕自身の内面を歌った曲も多い。
『未完成の地上絵』はその1つ。
これまでの人生経験の中での、
大事な人の存在をイメージして歌詞を書いた」
(ボーカル涼さん)

初のラブソングということもあって、とっても美しい曲。
ドラムの海保さんは、
「歌詞がつく前のデモ音源を聴いただけで感動した」という。
「アルバムを締めくくる壮大なバラード曲として、
ソロではあえてソロっぽくない音色で、
全体の雰囲気を重視したアレンジにした」とギター長田さん。

「歌詞にひっぱられてメロディを変えたら、
メンバーからメロディは変えないでといわれた」
というほど、メロディ自体が美しい曲。

「歌の録音がすごく大変だったと記憶している。
音域もそうだけど、やさしいニュアンスを
どう声で表現するか、悩まされた」(ボーカル涼さん)

「この愛の感情がいのちをつなぐ
それがある限り続いていく未来となって
終わりない未完成の地上絵を描く」
(「未完成の地上絵」より)

2人の愛を歌いながら、
それが大きな愛、人類の歴史に連なっていく、
そんな「永遠の未完成」の人類、地球を歌った歌詞でもある。

スケール感を出すため、
レコーディング時点では存在しなかったイントロを、
締め切り間際にあった方がいいと思いついて入れた。
7分を超える超大作だ。

「アルバム最後を締めくくる最高のデザート」(ドラム海保さん)
まさにフルコースを締めくくるのにふさわしい曲だ。

●4:「ゼロ」に込められた想い
アルバムタイトルが「ゼロの天秤」。
アルバム発売を機に11月19日に行われる、
ワンマンライブのタイトルが「ゼロへの回帰」。
なぜ「ゼロ」なのか。
不思議に思うファンも多いのではないか。

私も不思議に思った。
その「ゼロ」に込められた想いこそ、
アルバムへの想いであり、
そしてこれからのメリログの活動の展開を示唆する、
キーワードとなっているのだ。

彼らの音楽活動の両輪となっているのは、
自分が死んだとしても社会に残る作品だからこそ、
恥ずかしくない、素晴らしい作品を世に残していきたいという、
作品に対する徹底したこだわりと、
自分たちの音楽を多くの人に届け、
自分たちの音楽活動が永続的にできるよう、
プロモーションなど、
世の中に知ってもらうための活動もしっかり行うこと、
の2つにあると私は考えている。

アーティストの側面とビジネスの側面。
その2つのバランス=天秤をうまく取りながら、
音楽を続けてきている。

私はビジネス面もしっかり考えている、
アーティストであることも、
彼らに強烈に惹かれた理由の1つではあるのだが、
そのバランスを取るのはなかなかに難しい。

メジャーデビューという1つの大きな目標のために、
売れるために何をすべきかを重視して、活動を行ってきて、
2008年に見事その目標を達成するわけだが、
それによって余計に彼らのなかで、
ビジネス面とアーティスト面のバランスをどう取るか、
その葛藤に悩まされ続けたに違いない。

「僕が本当にやりたい音ってなんだろう。
音楽をやっててほんとに楽しいのか」
とボーカル涼さんが言うように、
ややもすると音楽活動を行う源泉となっている、
音楽の楽しさ、バンドの楽しさを、
忘れてしまいそうになってしまう。

だからこそ「アンバランス」という曲が生まれ、
アルバム「アースボール」発売後のはじめのシングルとして、
公表されたのだろう。

「自称文明人が飛行機で乗り付けて
土着の民に服を着せることが是か?」(「アンバランス」より)

自分たちの音楽活動のバランスが、
崩れ始めているのではないかという、
強烈な危機感が「アンバランス」という、
これまでのメリログにはない強い曲を生んだ。

そこで今回のアルバム「ゼロの天秤」は、
「自分たちがやりたい音楽をやる。自分たちが楽しむ。
その音楽を気に入ってくれる人がいて、
それが結果セールスにつながればいい」
(ドラム海保さん)という原点に戻って作ったのだろう。
売れる作品かどうかという前に、自分たちのやりたい音楽をする。
それが音楽への最大のモチベーションであり、
そのモチベーションがあるからこそ、
いい作品が生まれ、セールスにもつながっていく。

音楽の原点という意味では、
「歌詞よりもまず音としての作品を聴いてほしい」
というボーカル涼さんが言うように、
音を聴いてほしいという強い想いが現れたアルバムでもある。

「歌詞を評価してくれることはとてもうれしいけれど、
僕は詩人ではなく音楽家。
他人から見られる『僕』というイメージに惑わされていた。
原点に戻って、詩よりもまず先に音を楽しんでもらえる曲を、
つくっていきアルバムに収録した」(ボーカル涼さん)

ゼロの天秤、ゼロへの回帰。
今回のアルバムはバンドとして、1音楽人として、
音楽を楽しむことに原点に立ち返った結果、
生まれたものだった。

「いろいろ考えてきた結果すべて一度リセットしたくなった。
ゼロからどちらに傾くのか、それを決めることができるから。
逆に言えばいつゼロに戻ったってそれは怖くない。
これまで経験したことは無駄にはなっていないから。

僕自身ゼロに立ち返って音楽に向き合った。
いままで違うテイストの歌詞も書いた。
僕の思考や志向の変化や葛藤もこのアルバムには如実に表れている。
そこからリセットし、本当に向かうべき道を
僕はゼロに立ち戻って考えて表現したつもり」(ボーカル涼さん)

アルバムタイトルとなった「ゼロの天秤」の名は、
ボーカル涼さんによってこのように決められた。
「『アンバランス』『翠星コンパス』『ジャンクション』などに
共通したテーマでもあるんだけど、
結局どちらに行くべきなのか、その問いかけをしている曲が多い。
そのこともあって、「〜の天秤」という部分は、
すでにずいぶん前から決まっていた。
ゼロというキーワードになったのは自分の上述した心境から。
原点に立ち戻りつつ、さらに先に進むキーワードは、
そこでつちかった判断力のはずだから」

ドラム海保さんにしてもギター長田さんにしても、
原点回帰、音楽を楽しむ、やりたいことをやるという意味では、
共通した想いがあり「ゼロ」は今のメリログのキーワードとなった。

前作アルバム「アースボール」で、
売れるとか売れないとかはまったく考えず、
自分たちのやりたいことをやった「ディストピア」という曲が、
今までのメリログっぽくない曲にもかかわらず、
多くのファンに受け入れられたことが、
今回のアルバムを作る上での大きな原動力になっているに違いない。

バンドとしてやりたいことをやれば結果はついてくる。
そんな自信を持ったメリログが自信を持って届けるのが、
今作「ゼロの天秤」だ。

アルバム「ゼロの天秤」は2010年11月10日発売!
今回も前作同様、アルバムジャケットにもこだわり、
今回はイラストレーター、オオタニヨシミ氏による、
書き下ろしジャケット。
すでにAmazonでも予約スタートしているので、
ぜひ購入して聴いてみてください!
また11月19日は六本木morph tokyoでワンマンライブもやります。
ぜひ興味のある方はチケット予約して見に行ってください。
私も行きます。

メリディアンローグ公式ページ
http://meridianrogue.com

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

SONALIO (旧:メリログ) 更新情報

SONALIO (旧:メリログ)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。