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MLM お断りコミュのmixiを悪用した「情報ねずみ講」

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http://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/09/mixi2.html
の文章をもとにしています。

mixiを悪用した「情報ねずみ講」のからくり

「在宅ビジネス」「アフィリ」の勧誘がマルチ商法(=MLM=ネットワークビジネス)とどうつながってるのか・・・・興味深いところです。



SNSの仕組みに目をつけた良からぬ考えの持ち主らが、妖しげなビジネスの対象としてmixiを悪用する動きも多々見られる。先にも何度かその手法をお伝えしたが、最近とみに見受けられるようになった新たな「やり口」をここにまとめてみる。今回は一言で表現すれば「情報ねずみ講」といったところか。

最近それらのコミュニティやアカウントに、ねずみ講まがいの勧誘が目立つようになった。いわく「儲かります」「違法じゃないです」「日給×万くらいいくんじゃないかな」「空いてる時間にちょっとだけ」「主婦でも簡単」「携帯でもお気軽にお金稼ぎ」という誘いのメッセージのトピックス(コミュニティ内の単独掲示板)をまずは立ち上げる。そしてそのトピックスで勧誘を行うのだ。

mixiのトピックスでの勧誘自身は最初、勧誘者が開設した外部のサイトに誘導するというパターンがほとんどだっった。しかしmixiの規程に抵触するので規制の対象となり、このパターンは無くなる。

次に短縮URLを使う方法に変更。短縮URLとは専用のサイトを経由して指定したサイトに飛ぶための、短いURLを指定するサービス。本来携帯向けのメルマガなどに使われるのだが、ジャンプ先のURLが一目では分からないので、妖しいサイトへ誘導したりURLでの規制をかわすためにも使われるようになった。

短縮URLも警戒感からクリックされなくなり効果が無いと判ると、今度は「興味のあるかたはメッセージか書き込みを。詳細(を記したURL)を送ります」と誘う方法へ。今現在、このやり方が主流となっている。しかし誘導の仕方は違うものの、やっていることは同じ。

誘いに乗ると送られてくるのは、勧誘者が提供する(あるいは代理店販売をしている)情報商材への購入口だったり、勧誘者に報酬がもらえる・勧誘者が親になる「情報ねずみ講」まがいのサイトへの登録場所(主に携帯にメディアを絞っているのは、「より多くのカモを集めるため」以外に、携帯端末の情報を入手する意味合いもあるのかもしれない)。後者は特に、一人でも早く「子会員」を増やした方が有利になるから勧誘側も必至だ。誘いの言葉「日給●万円」の世界に「自分が」到達するため、一人でも「カモ」を増やしたいのだから。

こうした勧誘トピックスが立ち上げられるのは「携帯」や「広告」「儲かる」などのキーワードが飛び交いやすい、彼らからすると「カモ」が集まる可能性が高いと思われるコミュニティ。案の定そういうコミュニティに複数入っていると、最新情報のタイトル一覧に、それらしい言い回しの新着書き込みがずらりと並ぶ。

困ったことに、mixi内でのこのような「ねずみ講まがい」の方法が、「mixiでこういうふうにやると儲かる、『カモ』を集められる」とアドバイスする形で、これまた情報商材として出回っている。しかも一つではなく、複数の方法論が流通しているようだ。実際ここ半年の間に、急激に「mixiを使って儲ける!」というキャッチコピーが情報商材販売の宣伝やスパムメールで見うけられるようになった。

このタイプの情報商材が広まり、使用者が増えると、質の低い使用者も出てくる。具体的には工夫もせずに勧誘用のテキストサンプルをそのままベタコピーで使ったり、「この部分には適切なキーワードを入れるように」と指示している部分を書き換えず、ダミーテキストのまま送り出してくる文面が見られたり、複数の人間に化けているのに、別々のアカウントで同じ文面を用いたり。このような勧誘文が出回りだしたら、相当この情報商材が出回っている証拠である(「1匹見かけたら家の中には20匹……」というアレと同じだ)。

mixiは登録時に勧誘・認証システムを用いているが、事実上はかなりザル。メールアドレスを複数持っている人なら、事実上一人で複数のアカウントを持つ事が可能。その「情報商材」ではこの仕組みも利用し、


・一人で複数のアカウントを取って互いにマイミク※状態にし「カモ」を信用させる
・サクラとして書き込みする
・別々のアカウントで別々のコミュニティで同一の勧誘をし、効果を高める

※マイミク……マイミクシィの略で、ある程度の情報を共有しあうmixi上の「お友達」状態のこと

と指導している。「サクラ」については情報商材の提供側などがクローズのコミュニティを用いて横のつながりを形成し、サクラとしてそれぞれのトピックスに「派遣」している様子もうかがえる。「割れ窓理論」ではないが、まったく応募者がいないと新たに書き込みはしにくいものだが、サクラでも何人か「教えてください」と応募があれば、まったくの第三者も応募したくなる可能性はぐんと上がる。

「儲かります」「違法じゃないです」「日給×万くらいいくんじゃないかな」「空いてる時間にちょっとだけ」「主婦でも簡単」「携帯でもお気軽にお金稼ぎ」という誘いのメッセージの日記がまずは立ち上がる。その日記で勧誘を行いターゲットを誘う。釣りで言うのなら「釣り糸を垂らす」。

釣り糸をたらしただけでは「魚(つまりカモ、「情報ねずみ講」の下部構成員)」はやってこない。妖しいかも、と思われるからだ。そこで、あらかじめ申し合わせていたかのようにサクラの会員が「興味あります、詳細を送ってください」と書き連ねる。釣りに例えると「撒き餌をまく」。

一人、二人、三人とサクラによって書かれるにつれて、まったく無関係の第三者も「あれ? 大丈夫かな」と思い、ついつい気を許し、自分もと同じような言い回しで情報を求める。曰く「詳細をお送り下さい」。例えるなら「撒き餌につられてついつい釣り針のエサに食いつく」。

サクラによって多少低まったとはいえ、妖しいかもしれないというハードルを乗り越え、勧誘に乗った「カモ」は勧誘主にとって絶好の子猫ちゃん。あとは言葉巧みに誘いこみ、自分の下部構成員にするための誘導を行うのみ。先の記事の表現を使えば、「誘いに乗ると送られてくるのは、勧誘者が提供する(あるいは代理店販売をしている)情報商材への購入口だったり、勧誘者に報酬がもらえる・勧誘者が親になる「情報ねずみ講」まがいのサイトへの登録場所(主に携帯にメディアを絞っているのは、「より多くのカモを集めるため」以外に、携帯端末の情報を入手する意味合いもあるのかもしれない)。後者は特に、一人でも早く「子会員」を増やした方が有利になるから勧誘側も必至だ。誘いの言葉「日給●万円」の世界に「自分が」到達するため、一人でも「カモ」を増やしたいのだから」ということになる。群集・大衆・行列心理を巧みについている、ともいえる。

サクラが都合よく次々に書き込むのは、これもクローズドコミュニティにおいて、何らかの申し合わせをしているため。

本来のねずみ講の場合は、下部構成員から吸い上げた会費(あるいは代金)を上部構成員への上納金に充てられている場合が多い。「情報ねずみ講」では基本的に会員からの徴収金はない。ではなぜ「不当利益」を得られるのか。打ち出の小槌が無ければ、どこかから金をむしり取るしかない。そこで考えられるのは第三者から金を得ることである。人の多さが金に直結するビジネスといえば、そう、登録などの広告ビジネス。

携帯ビジネスが急速に進んでいるのはすでに報じている通り。端末でほぼ個人が特定できる(消費動向などのビジネスという面での個性のレベルの特定という意味)携帯で展開されるビジネスサイトへの登録は、どのようなジャンルのサイトオーナーでも喉から手が出るほど。当然、携帯端末向け広告の単価は高いし、「登録されたらいくら」という成功報酬制のものは鼻血が出るほどだ。

要はこのような「大枚払ってでも携帯経由での登録者がほしい」というスポンサーに、


1)「下部構成員A」を「上部構成員」がスポンサーサイトに誘導し
2)「下部構成員A」が登録した際の登録・成功報酬費を、「上部構成員」が受け取る。


という形が採られるわけだ。登録先がどのようなサイトなのか、知ったことではない、という具合(さすがに即有料制のサイトはないだろうが)。仮にこの組織が大きくなり、「下部構成員A」の下に「下部構成員B」と「下部構成員C」がついた場合、


1)「下部構成員B」を「下部構成員A」がスポンサーサイトに誘導し
2)「下部構成員B」が登録した際の登録・成功報酬費の一部を、「下部構成員A」が受け取る。
3)「上部構成員」が、「下部構成員B」が登録した際の登録・成功報酬費の残りを受け取る。


という形になる。階層の上に行けば行くほど楽して上前をはねられるという、マルチ商法・ねずみ講と仕組みが同じなのは言うまでも無い。また、似たように「階層式上前徴収システム」を用いて、登録成功報酬費以外に収益を挙げられるようなアクションを下部構成員に半ば強要する仕組みも想定される。

再確認しておくが、「構成員」らが直接現金を支払うことは基本的にない。労力と通信費くらいなもの。ここが通常の「ねずみ講」などとは違うところであり、実行者らが「違法ではない」とする論拠でもある。

「情報ねずみ講」と聞いて頭に思い浮かぶのは「無限連鎖講の防止に関する法律」や「特定商取引法に基づく連鎖販売取引」。前者は「ねずみ講」との絡みとして「ねずみ講防止法」という俗称で、後者は「マルチ商法」関係で名前を知られている。

詳しくは各自検索エンジンなどで調べてほしいが、今「情報ねずみ講」が、一般の合法でない「ねずみ講」にあらず、としているのは次の2点。


・下部構成をするのは有限の段階であり、「無限に増加する」ものではない。
・参加者が「金品(財産権を表彰する証券又は証書を含む。以下この条において同じ)を」消費、提出しているわけではない。


以上二点から、「無限連鎖講の防止に関する法律」第二条の定義に照らし合わせ、問題ないとしている。

一方「特定商取引法に基づく連鎖販売取引」絡みでは、禁止行為にある「故意の事実不告知」「不実告知」に抵触する可能性や、「広告規制」(特に電子情報処理組織関係)で問題がある。

何より問題なのは、資金の供給元となる「スポンサーサイト」側にしてみれば、期待に反するどころか悪用されているに他ならず、広告効果が上がらないのに広告費ばかり浪費する構造が加速化される状況が作り出されていることにある。正直これではたまらない。「気がついた」ところは広告費を下げたりスポンサーを降りたり、関係者を登録成功報酬支払い対象から除外するだろう。

だが携帯の自社サイトへの登録者を望むサイト運営者は山ほどいる。それらすべてがすぐに気がつくわけではない。「上部構成員」にすれば、次から次へと乗り換えれば良いだけの話。焼き畑農業よりたちが悪い。

また、他の大多数の真面目な広告掲載者もとんだとばっちりを食らうことになるのは言うまでも無い。ネット広告そのものの真偽性・効果性が疑われてしまのうことになる。前回の記事の繰り返しになるが、広告代理店のシステムを活用したネット上における広告・紹介システムを冒涜するような動きといわざるを得ない。

どのみちそのような経路で登録されたユーザーのロイヤリティなどたかがしれたもの。何の役にも立たないのは自明である。

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