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沼津市立第一中学コミュの今年も一中が東海大会

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今年も一中が東海大会
 吹奏楽コンク 難易度高いオリジナル曲で
 一中(森雅宏校長)吹奏楽部は、七日に静岡市民文化会館で開かれた県吹奏楽連盟主催の県吹奏楽コンクール・中学校B編成(三十人以内)に東部地区を代表して出場し、金賞を受賞。昨年に引き続き上位三団体が選ばれる県代表となり、二十一日に静岡市民文化会館で開かれる東海大会に出場する。
 顧問の芹澤淳教諭は、歴任校も含め、吹奏楽部顧問として十一回目の東海大会進出。一中吹奏楽部は、トランペットなどの金管楽器がない構成で少人数ながら難易度の高い曲で毎年、コンクールに挑戦している。
 昨年はラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」より第2楽章、第3楽章をアレンジした超絶技巧の曲で臨み、県大会で最高賞の県知事賞を受賞、東海大会で金賞に選ばれた。
 昨年の大会で主力だった三年生十三人が抜け、残った部員は一、二年生合わせて十三人。今年は大会への出場自体が危ぶまれたが、部員個々の技術の高まりと、新入部員十一人を迎えたことから今年も挑戦することに。芹澤教諭は「今年もオーケストラの曲ではないか、と見られていたようだが、昨年と同じ音楽はやりたくない。聴く人を驚かせてやろう」と、自身もアンサンブル以外では初の試みとなるオリジナルの現代曲に挑戦。
 昨年アレンジを依頼した音楽家の林圭一郎さんに、一中の編成に合わせたコンクール用の作曲を依頼。六月に入り、パートごとに出来上がった分から順に練習を開始。曲の全てが揃ったのは大会の二週間前だった。
 それから三日間、譜読みを行って練習し、通しで音合わせができたのは一週間前。そこに林さんが来て、その場で一人一人の楽譜を書き直してそれぞれが対応し、大会直前に曲を完成させた。
 芹澤教諭は「誰も聞いたことがなく、手本の演奏もない中で、生徒達は楽譜を頼りに対応していて、中学生の持つ可能性はすごいと思った。楽譜も現代曲なので難しく、吹きこなすまでも短時間だったが、頑張っていた」と振り返る。
 「蝕」と題した自然現象を音楽化した曲で、邦楽の和音を使い、打楽器を多用。不思議な音を響かせるボウル形の楽器シンギングボウルの静かな音色で始まり、ソロパートが続いて、中間部の踊りをイメージした速いテンポからクライマックスに向かい、最後は静かに終わる。音階があるアンティークシンバルのクロテイルや風鈴も使う。
 県大会では、「緊張感が全てだった」という芹澤教諭。「ステージ上の緊張感より客席の反応に緊張した」といい、「始まりから会場は静まり返り、客席から息をのむ音が聞こえてくるようだった。吹奏楽関係者なら、中学生がよくこれだけのことをやるな、と驚いたはず」と振り返る。
 曲のインパクトで観衆を釘付けにしたが、演奏自体は「もう少し良い演奏ができたのではないか」と後悔もある。東海大会では、「自分達が目指す曲を聞かせたい」と話す。
 原千咲季部長は「昨年とは曲の雰囲気も大きく変わり、半分は一年生。初演の曲なので、雰囲気を大事にした。ソロ部分もあり、一人一人の技術が求められて練習は大変だった。県大会は、まあまあの出来だったが、伝えたいことを出し切れていない。東海大会で出し切りたい」としている。なお、同コンクールの中学校県大会には、B編成に市内から一中以外に、門池中、市立高中等部、A編成(五十五人以内)に金岡中が出場し、いずれも銀賞。B編成の上位大会は東海大会まで。高校県大会には、A編成に市内から三校が出場し、沼商が銀賞、東高と市立高が銅賞。B編成にも市内から三校が出場して、西高が銀賞、加藤学園暁秀高と沼工が銅賞だった。
(沼朝平成23年8月18日号)

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