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アール・ヌーヴォーコミュの【人物】エミール・ガレ Emile Galle

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このトピックはエミール・ガレの作品や人物像といったことの知をシェアする為のものです。
皆さんのエミール・ガレに関する知を書き込んでください。
多くの知が集まり、皆さんのガレとアール・ヌーヴォーへの造詣が深まることを期待しています。

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シャルル・マルタン・エミール・ガレ(Charles Martin Emile Galle、1846年5月4日〜1904年9月23日)は、アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家、陶器・家具のデザイナー、アート・ディレクター、企業経営者。



【生涯】

1846年5月4日、フランスロレーヌ地方ナンシーで誕生。父はシャルル・ガレ。母はファニー・レーヌメール。生家は鏡の販売業を営んでいたが、父が陶器・クリスタル製品の製造販売業を次々と手がけ、成功を収めていた。1858年にナンシー帝立高等中学校(リセ)に入学。文学、哲学、植物学、科学に優れた才能を発揮。特に詩には通じていた。デッサンや風景画の授業も受け、また当時名高いD・A・ゴドゥロン教授について専門的に植物学を学んだ。1862年の卒業後、ドイツのヴァイマールに留学し、文学、哲学、植物学に加え鉱山学を学ぶ。更に、建築と装飾の美術について勉学を修めた。1864年に再びナンシーへ戻り、父の工場で製品の絵付けデザインを行うようになった。1866年にはドイツのマイゼンタールにあるビュルグン・シュヴィーラー社のガラス工場で科学とガラス製造の技術を習った。

1867年、パリ万博が開催された。日本の工芸品や浮世絵などの美術品が出品され、ヨーロッパにジャポニズムの波が押し寄せた。

1870年、プロシアとフランスの間に普仏戦争が始まり、ガレは義勇軍に志願。1871年にプロシア軍はフランス軍を圧倒しパリに入城。敗戦国となったフランスはフランクフルト条約によりガレの故郷アルザス・ロレーヌ地方を割譲した。退役後、父についてイギリスを訪問し、サウス・ケンジントン美術館(現在のヴィクトリア・アンド・アルバード美術館)を見学し古代ガラスに魅せられる。この旅行の帰路の途中、パリ、イタリア、スイスを周り、美術館や植物園に訪れ、見聞を広めた。

1874年、分散されていた家業のガラス工場をナンシーに集めた。1874年に父の経営する陶器・ガラス工場の芸術部門の責任者となった。1875 年にはアンリエット・グリムと結婚。この頃から積極的にガラス作品の制作を始めた。1877年に工場管理責任者となった。また、ナンシー中央園芸会会報に植物学の論文を発表。この年、父が引退し、会社の経営を引き継いだ。

1878年、パリ万国博覧会に月光色ガラスの器と陶器を出品し、銅賞を受賞。また庭園装飾のための陶器で銀賞を受賞。月光色ガラスを特許出願した。

1884年、装飾美術中央連盟主催の「石木土そしてガラス」展に出品し、金賞を受賞。この頃より、フランス留学中の日本画家高島北海と交流をもち、草花、鳥、昆虫などをモチーフとした日本趣味の作品を制作するようになった。1886年、家具工房を設立し、家具の製造を開始。

1889年、フランス革命100 年を記念したパリ万博が開催された。この万博にガレは500点を超える大量の作品を出品、また自社製パヴィリオンを用意して展示作品の演出も試みた。その結果、ガラス部門で「ソロモン王の壺」がグランプリ、陶器部門で金メダル、家具部門で銀賞を受賞し、装飾工芸家として国際的な評価を得る。特に酸化第一鉄で発色させた黒ガラスを使用した一連の作品「悲しみの花瓶」シリーズは、それまでのヨーロッパにはない技法であり、大きな衝撃を与えた。 また、詩の一節や文言を作品上に刻み、象徴主義的な意味あいを強調した「もの言うガラス」と呼ばれる表現方法も、この頃から目立つようになった。1891年に母が死去。

1893年にシカゴ万博に出品。1896年にパリの「シャン・ド・マルス」展に家具を出品。1898年には:「マルケトリ技法」、「パチネ素材」で特許を取得した。1900年、パリ万博に大量のガラス器、家具を出品。ますます高い評価を受けた。

1901年、ナンシー在住の画家、彫刻家、デザイナーによって結成された「エコール・ド・ナンシー」(ナンシー派)の会長に就任した。(ちなみに副会長はドーム兄弟の弟アントナン・ドーム。)1902年、ドーム兄弟らとともにトリノで開かれた第1回現代装飾美術展に出品した。この年、父が逝去。1903年、パリ装飾美術館でナンシー派展を開催した。

1904年9月23日、白血病により死去、享年58。その後工房は、親友で画家のヴィクトール・プルーヴェと夫人のアンリエット・ガレが引き継ぐが、1913年の夫人没後、一時閉鎖。1918年には娘婿のポール・ペルドリーゼによって再開されたが、1931年再び閉鎖された。



【出典】

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/
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【関連コミュニティ】

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●Nancy, France
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●ガラスのランプ
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2006年09月09日:トピック作成

コメント(5)

少々細かいことで大変恐縮でございます。

まず、1874年、分散されていた家業のガラス工場をナンシーに集めたという話ですが、ガレがナンシーに本格的なガラス工場を建設したのは、1894年のことで、それまではマイゼンタールと秘密契約を結んで、ブランの製造をやらせていたとか。ナンシーには加飾工房しか置いていなかったようです。

また、1889年パリ万博でグランプリを受賞したという「ソロモン王の壺」とは、ナンシー派美術館所蔵の「ソロモンのアンフォラ」のことでしたら、年代は1900年まで下がります。 この万博出品作で最も有名な作品は「オルフェウスとエウリディケ」の壺(パリ装飾美術館所蔵)といわれております。

1901年に結成されたナンシー派の副会長に就任したヴァンドーム兄弟という名前は、何かのお間違いではございませんか?
宝飾品関係のお店が集まっているヴァンドーム広場という地名は
パリにございますが。
アナスタシアさん!!
ありがとうございます!!

>1901年に結成されたナンシー派の副会長に就任したヴァンドーム兄弟という名前は、何かのお間違いではございませんか?

これはドーム兄弟の間違いでしょう。訂正しました。

よりエミール・ガレに関する知を集めたいので、
他にご存じのことや気付かれた点があったら、宜しく御願いします!!
質問があります。
基本的なことをお聞きしているのかもしれません。
よろしくお願いします。

日本では工芸品などその他多く題材として
鶴や鯉など縁起のいいものをとりあげてあったりしますが、
ガレの作品に蛾が取り上げてあったりするのですが
何か意味があるのでしょうか・・・。

日本の感覚では 蛾のイメージがとても悪く感じるのですが
仏では何か良い対象としてのものなのでしょうか・・・。

よろしくお願いします。
>ガレの作品に蛾が取り上げてあったりするのですが
何か意味があるのでしょうか・・・。

あちらでは蛾と蝶は区別してないようですね。
ガレ作品に見られる蛾と蝶の区別も、微妙な場合が
かなりございます。
ヴァニタスの系譜では、羽虫ははかなきもののシンボルですが
ガレもそういう意味でこの種のモチーフを使う場合があります。

しかし、全てがそうとも言い切れず、トンボやカマキリ、
セミ、カゲロウなどと同様にガレ好みの装飾モチーフだったと
考えるのが無難でしょう。

吉祥文様としては、ガレはしばしば四葉のクローバーを
使っていますし、中国でおめでたいものと考えられている
蝙蝠も時々登場いたします。
アナスタシアさん、
早速のご回答ありがとうございます。
ずっと疑問に思っていたことだったのでとても嬉しく感じています。

羽虫ははかなきもののシンボルでもあり、
ガレの作品に関しては 好みのモチーフとして考えるのが無難との事・・。
よくわかりました。

またガレ作品には 四葉のクローバーなどがあるとのこと。
初めて知りました。
書籍等で探してみたいと思います。

これでまた楽しみが増えました。ありがとうございました。

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