moving （movies and musicals）コミュのパッセンジャー

PASSENGERS

モルテン・ティルドゥム

ジェニファー・ローレンス /オーロラ・レーン
クリス・プラット /ジム・プレストン
マイケル・シーン /アーサー
ローレンス・フィッシュバーン
アンディ・ガルシア

5000人の乗客を乗せ、新たな居住地を目指して航行中の豪華宇宙船を舞台に、冬眠ポッドのトラブルで90年も早く目覚めてしまった２人の男女の運命を描くＳＦラブストーリー。
（by allcinema）

＜パッセンジャー＞
ティルドゥム監督、どうしてしまったの(>_<)　きっと製作から圧力がかかって自由に作れなかったのね(T_T)　主演２人が目当てであれば、ゆるゆる楽しめるけれども、Ａ・ガルシア目当てだと開いた口が塞がらなくなるはずｗ

＊

アンディ・ガルシアが５場面目にクレジットされていたのですが、
登場時間のあまりの短さにウケてしまいました。

例えるなら、「ハムレット」のフォーティンブラス。
最後に登場して、登場したという事実だけで話を締める役割。

で。

この作品、お金がかかってる（だろうと思われる）けど、
その投資に見合わない、しょーもない作品でした。
クリプラもジェイローも堪能出来たので文句はないけど！！
んー、色々と無駄遣い！

船が壊れたことで目覚めてしまったのが技術者（ジムのこと）というのは、
リスク回避対策ではなく、単なる偶然だよな。
リスク回避であれば、せめて、クルーも一緒に目覚めさせろって話で。

てか、あれだけ船があちこち壊れていても、ジム以外は影響なしってのも
不思議な現象。
オーロラの場合は、壊れたんじゃなくて、壊されたから目覚めたから対象外。

機械の融通のきかなさは笑うところかな？
システムとして、他の対応があるだろうに。
そう思うのは、人間の我儘？

エコノミークラスの朝食がオートミールを四角に固めた不味そうなもので、
ファーストクラス？の朝食は、おいしそうな料理が出てきたのにびっくり。

あと、マイケル・シーンが演じるロボットのバーテンダーさんは、面白かったな。
機械だけど、孤独を和らげてくれる存在で、
機械だけに、心の機微までは分からないトラブルメーカー。

それにしても。
それにしてもですよ？

モルテン・ティルドゥムは、「イミテーション・ゲーム」や「ヘッドハンター」の
監督さんですよ？
「ヘッドハンター」は、キリっと面白かったし、
「イミテーション・ゲーム」は、素晴らしかった。

それなのに、何故、こんな仕上がりに!?
脚本が悪かったのか（脚本は「ザ・マミー／呪われた砂漠の王女」のジョン・スペイツ）、
制作側から無理難題を突き付けられて動きが取れなくなったのか、
実は、やる気がなかったのか（おい^^;）、不思議でなりません。

うーん、次回作が楽しみだ。
（調べたところ、最近はテレビドラマシリーズに部分的に参加。
　”2作品参加するCounterpart”という作品では、J.K. Simmons、
　Harry Lloyd（The Riot Club）などが出演するようです。観たいなぁ。）