moving （movies and musicals）コミュのデスノート The Musical

DEATH NOTE THE Musical 2015/4/21 18:30- 日生劇場

栗山民也

アイヴァン・メンチェル

フランク・ワイルドホーン

夜神月：浦井健治
L(エル) ：小池徹平
弥海砂：唯月ふうか
夜神粧裕：前島亜美(SUPER☆GiRLS)
レム：濱田めぐみ
リューク：吉田鋼太郎
夜神総一郎：鹿賀丈史

松原剛志麻田キョウヤ上野聖太岡田誠木内健人坂元宏旬辰巳智秋俵和也
遠山裕介西野誠安福毅井上陽子今泉由香大月さゆ小此木まり河合篤子
樺島麻美栗山絵美森実友紀吉田玲菜

自らが犯罪者を裁き、理想の世界を創ろうとする天才・夜神月と、
難事件をことごとく解決する名探偵・Lとの対決を描いた大ヒットコミックを、
日本が誇る実力派俳優陣によりミュージカル化。（作品HP）

日生劇場のＧＣ階って、めっちゃ好きだわ。
舞台全体が良く見通せて、オペラグラスを使ったクローズアップも丁度良くて、
1回しか観れないなら、ここがベストだな。

で。

めっちゃ、気に入りましたよ。
やっぱ、自分は『舞台を観ること』が好きだわ。
諸事情で、極力控えてはいるけれども。

今回観たのは（って1回だけだけど）、浦井ライトの回。
ライト（あるいはキラ）とLの声質が結構似ていて、
パワーも同じくらいでバランスが取れてて、
2人のデュエットソング、てかバトルソング？は
鳥肌モノに格好良かった。
こういうの、好きー。

そして、あらゆるところに対立構造が仕掛けられてて、
対照的な構図にもワクワク。

メインは、キラとＬ、死神のリュークとレム、妹とアイドル。

あ、Lは自分で活動してたな、じーさん出てこなかったな。
テニスが上手いのには受けたな、
やっぱ、ミュージカルにはテニスの王子様は必需品なんだな。

雰囲気は人外なのに、めっちゃ人情にあふれてるレムと、
ただのおっちゃんぽい、派手なオッさんなのに、
気持ちの心の動きはめっちゃ人外でシビアな、
ただ敵は退屈、好物はリンゴな（って説明長過ぎ）リュークの対比が
一番面白かったな。

そして、ラストに舞台に流れる白い砂の滝の美しさ。

キラの変容って、ある意味権力者にありがちなパターンなんだよね。
最初は善の気持ちで動いていたのが、権力を使う事自体に魅せられていく。
彼の権力は、他人の生死を操る事。

ミサミサは頑張ってました。
妹もキャラピッタリでした。

パパは、ま、ベテランの味？
もはや口がよく回っていないのでさえ『味のある』って感じで。

正義と法律。それぞれの限界。

この作品の制作が発表になった時にはびっくりしたけど、
ちゃんとしたミュージカルになってて感心。

諸行無常な感じは、どこか日本ぽい。
でも、この作品の良さは観ないと分からないかもなー。

アンサンブルが、単なるアンサンブルだったのが、やっぱり初回。
知ってる方がたくさんいたはずなのに全然チェックできず。

てか、アンサンブルチェックをするには、前方席じゃないと
無理なんですよね。

何より、１回で何もかも見るには無理ですね^_^;