moving （movies and musicals）コミュの男と女（1966）

A MAN AND A WOMAN

クロード・ルルーシュ

アヌーク・エーメ/ アンヌ
ジャン＝ルイ・トランティニャン/ ジャン・ルイ
ピエール・バルー
ヴァレリー・ラグランジェ

妻に自殺されたレーサーと、スタントマンの夫を目の前で失った女。
寄宿学校にいる互いの子供を通じて知り合った男と女は、次第に惹かれ合い
恋に落ちていく。カンヌ映画祭グランプリに輝き、Ｃ・ルルーシュの名を
一躍世界に知らしめた傑作。モノクロームとセピアトーンの映像、
流れるようなカメラワーク、Ｆ・レイの甘美なメロディ、
渾然一体となった映像と音楽によって“過去を捨てきれぬ”二人の恋が
甘く切なく描かれる。（by allcinema ONLINE）

フランス映画で恋愛映画でカンヌ映画祭の
パルムドール受賞ときたら寝るのは確実だねと思ったけど、
意外なことに最後まで起きてました。

ストーリー展開が意外でしたね。
でもって、意外ときっちりした結末でしたね。

ずーっと昔の作品なのに、
映像処理がとっても新鮮でスタイリッシュ。

海岸をぐるぐるとドライブ。
海岸を散歩する老人と犬。
そんなのをおしゃれに撮っちゃう映像センス。

台詞は極端に少なかったな…。
登場人物が画面上で話していても、
音は音楽や車のエンジン音だったり。
あるいは、無音だったり。

そして、映像の色合いの多様さも印象的。
フルカラーだったり、セピア色１色だったり、青灰色だったり。
これって、その場面上で起こっていることに対する
登場人物のテンションを色で表してるってことなんだろうな。

鮮やかなカラーは鮮やかな強い想いが込められていて、
くすんだカラーは乗り気じゃないってことよね。
確かに、女心はよく分からんわ･･･。

そうそう。
エンドロールがないパターンでした。

ヒロインがすんごい美人。
ドミニク・モナハンに似てる感じ？

そして、男の人もなかなか素敵。
レーサーだし、自殺した奥さんも美人だし。

２人とも生活臭ってのが皆無。
ここら辺も作品的には良いんだろうなぁ。

そして２人の子供たちも、
子犬のように従順でかわいくて。

音楽は歌付きのが多かったな。
でも、画面の説明的役割も担っていたような。

そして、口に出す言葉は音にならないのに、
心のつぶやきは台詞になっている。

電報もらって舞い上がった男が取った行動の
独り言は何やら楽しい感じで。

そうそう、音楽！
メインテーマはよくどこかで耳にしたことのある曲で
この映画で使われていたのかーと発見でしたわ。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 05月30日 01:34

ジャン・ルイ・トランティニャンとアヌーク・エーメ‥
クロード・ルルーシュ監督で音楽がフランシス・レイ。
当時としてはモダンでスタイリッシュな映像と音楽が斬新でした。
ずいぶん昔に観たきりなので、実は詳細に不安がありますが、レース中の男の回想で物語の大半が語られていたような記憶が‥いかがでしょう

[2] mixiユーザー 05月30日 23:53

MBT☆TYPE-90さん
現在でも十分「モダンでスタイリッシュな映像と音楽」で通じると思います。

＞レース中の男の回想で物語の大半が語られていたような記憶が‥

私も既に記憶がおぼろになってきていますが（苦笑）、
男の回想だけでなく女の過去も会話の中でだんだんと明かされる感じ
だったように思います。
でも、男が心の中で思っていること（妄想とも言うｗ）が延々と台詞で
語られていく場面がとても印象的でしたー。

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