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moving (movies and musicals)コミュのモーリタニアン 黒塗りの記録

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映画THE MAURITANIAN
いす ケヴィン・マクドナルド

ジョディ・フォスター/ナンシー・ホランダー
タハール・ラヒム/モハメドゥ・ウルド・スラヒ
ザカリー・リーヴァイ/ニール・バックランド
サーメル・ウスマニ
シェイリーン・ウッドリー/テリー・ダンカン
ベネディクト・カンバーバッチ/スチュアート・カウチ中佐

メモ2001年の9.11米国同時多発テロの後、首謀者の一人と疑われ、米国の法の支配が及ばないキューバのグアンタナモ米軍基地に収容され、正当な司法手続きのないままに長期間にわたって拘禁され続けたモーリタニア人、モハメドゥ・ウルド・スラヒの衝撃の手記を映画化した社会派サスペンス・ドラマ。
(by Allcinema)

ペンモーリタニアン 黒塗りの記録 
ダイヤ『これは事実』という断言で始まる作品。
どのような立場に陥ろうと自分の信念を裏切らなかった3人の話。
感情が曇らせる客観性と、言葉では表現しない信頼。
BBC製作なのか、なるほど。ベネさん、良かったv

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『事実を基にした』ではなく、
『これは事実』という言葉から始まる作品としての決意と重み。

大体の事実は事前に知っていても、
ナンシー・ホランダー氏とスチュアート・カウチ中佐の時系列で、
だんだん明らかになっていく事実の空恐ろしさ。

ポスターに載っていた文書の黒塗りっぷりを告発するものではなく、
無実なのに14年間拘束され、8年間の裁判で無実が証明されて、
それから7年間解放されなかった人の話。

あるいは、自分の揺るぎない芯を見失わなかった3人の話。

ホランダー氏の人権保護、法律重視のぶれなさとか、
カウチ中佐の軍の規律、キリスト教的精神の頑なさとか、
モハメドゥ・ウルド・スラヒ氏の、精神の強靭さとか。

それぞれ、見応えがありました。

拷問はかなり 非人道的なものでした。
70日間続いたとか、有罪になった方がマシなレベルだと思ったなぁ。

いやはや。

カウチ中佐を演じたのはベネディクト・カンバーバッチ
軍人役ということで、姿勢の良さも魅力でした。

もし、カウチ中佐が立ち止まらなければ、
スラヒ氏は無実で死刑だったかもしれないし、
少なくとも、永遠に釈放されなかっただろうし。

ナンシー・ホランダー氏を演じたのは、ジョディ・フォスター。
雑なルージュの引きかたは、本人を真似たものなのかな。

裏切り。
何が裏切りなのか。

『仲間を裏切る』と『正義を貫く』が同義でない場合、
どの立場を選ぶべきなのか。

感情の大切さと、 感情に流されてはいけないという冷静さと。

ホランダー氏の、『何も用はないけど、あなたをひとりにしたくない』とか。
『あなたを信じます』を言葉では表現しないところとか、くーって感じで。

米国の話だけどBBCという外部資本の作品であるということも重要。
スラヒ氏に誰も謝罪してないという指摘。

そして。

エンドロールで流れるご本人の明るさに感服ですよ。
本当に、強い人。

彼の手記、 日本語版もあるのかな。

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