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moving (movies and musicals)コミュの最後の決闘裁判

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映画THE LAST DUEL
いすリドリー・スコット

マット・デイモン/ジャン・ド・カルージュ
アダム・ドライヴァー/ジャック・ル・グリ
ジョディ・カマー/マルグリット
ベン・アフレック
ハリエット・ウォルター
ナサニエル・パーカー
サム・ヘイゼルダイン
マイケル・マケルハットン
アレックス・ロウザー
マートン・ソーカス

メモ今なお真相は闇の中と言われる一つの強姦事件を巡り、中世フランスで実際に行われた決闘裁判を「エイリアン」「グラディエーター」のリドリー・スコット監督が映画化した歴史ミステリー。妻が強姦されたと訴える夫と、犯人とされた夫の旧友が、群衆が見守る中、互いの正義と命を懸けて繰り広げる決闘裁判の行方をミステリアスに描き出す。
(by Allcinema)

ペン最後の決闘裁判
ダイヤ当時(中世)なら、夫(M.デイモン)妻想い&旧友(A.ドライバー)眉目秀麗
という解釈なのかな。何しろ女の敵は女…。
妻(J.カマー)の視点が入ったことで、現代的に再解釈された史実。
決闘決着後の妻の表情が、もう…

**************************************
危険・警告ねたばれ。

3人の言い分による3章からなる作品。
視点が変わると、同じ場面が違う解釈になる不思議さ。

事実は1つでも個々の『真実』はそれぞれ。
そして、マルグリットは事実しか言ってない。
なのに、解釈は分かれて、歪んで、事実が霞んでいく。

エゴの塊のような夫に、
ナルシストの極みの夫の親友。
ついでに、思考能力ゼロの王様。

そして、芯の強いマルグリット。
彼女が人間的に一番強かったなぁ。

だから、夫が戦死しても30年も
女主人として幸せな人生を送った
こととされるのかな。

歴史は、勝者によって語られるから、
事実にもバイアスがかかる。

この裁判が『真相は闇の中』となっているのは、
神が下した審判が、当時の人々が望む結果では
なかったから…なのかな。

だってさー、
アダムが演じるジャック・ル・グリって、
マルグリット目線で分かるサイテーな男なのに、
見た目や表面的な振る舞いは、とても麗しく魅力的。

ついでに、マットが演じるジャン・ド・カルージュだって、
『妻想いの方なんですって♪』なんて噂を聞けば、
その通りだと思い込んでしまいそうな風情。

こういう、人を見る目がない自分がやるせないねぇ。
だから、女の敵は女になっちゃうんだよねぇ。

世間体とかなんとかだって、実は誰かの都合の良いように
仕組まれた圧力だったりもするし。

そんなこんなで。

『公正な○○』って人間の一番苦手とすることじゃないかな?
なんて思った作品でした。

様々な悪意や、途方もない絶望に気持ちはドロドロになりますが、
目の保養にもなりますよ。

なんてこったい。

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